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れすぃむり るーずなーめむ

一個研究現代東北回民史之人的日常記録。

くる ふぁすりいぇ。

2007-02-17 17:49:45 | Yemekler
こんにちは。
私が作る数少ないトルコの料理の1つに、
クル・ファスリイェというモノがあります。
Kuru fasulyeとはトルコ語で「干し豆」の意。
戻した白隠元豆をトマト味で煮込んだ料理で、
ベイクド・ビーンズみたいなモノでしょうか。

高橋由佳利氏の漫画でこれが紹介されているのを読んで、
「ふーん、作ってみっか」と試してみたのが2年ほど前。
爾来折りに触れてちょくちょく食べています。

この料理のイイ所は、作り方が単純の上、腹持ちがよいことですか。
牛挽肉と玉葱微塵切を炒め、トマトorトマトペーストを加えて更に炒め、
戻した豆を加えて馴染ませ、湯を加えて煮込む、
というのがその「レシピ」なのですが。
私がよく行く店に白隠元豆の水煮缶が安く売っているので(130円くらい)、
こいつを使うと水で戻す手間すら必要なく、えらい簡単に出来てしまいます。
(更に節約する場合はトマトも缶詰を使ってしまうと 笑)
で、豆料理ですから、結構食べでがあると。
(挽肉ナシでも十分美味しいです)

この「ファスリイェ」もそうですけれど、
考えてみれば、あちらにも豆料理結構多いのですね。
今度久し振りにホムス(ヒヨコ豆のペースト)なんかも作ってみるとしましょうか。

それでは。

「ウズベクの肉うどん」

2007-01-31 16:45:13 | Yemekler
こんにちは。
先週末、修士論文の手直しが一段落したところで、
「ちょっと一休みしますか」とテレビをつけますと、
キューピー3分間クッキングがやっておりまして。
何を作るのかと見ておりますと、

「ウズベクの肉うどん」

なんてキャプションが。
…これってラグマンですね(汁アリのウズベクver.)?
麺も手作りですか…。本格的ですね。
来月は若干余裕も出来るし、
一度作ってみますか。

しかし3分間クッキングでラグマン…。
変なところで料理番組も「国際化」しているようです(笑)

それでは。

An Indian Restaurant in Shizuoka。

2006-12-31 15:02:04 | Yemekler
こんにちは。

前々から帰省するたびに行こう行こうと思っていた店の1つに、
ここがあるのですが。
本日物要りで外出するついでに、昼食を取ってみることにしました。

所用を済ませて店の前に着いたのが午後1時過ぎ。
実際に入ってみますと、そこそこ大きな店内にいるのは、
週末のランチタイムにも関わらず、
ナン焼きをしているあちら出身の方、日本人の女性店員さん、
そして先客のやはり南アジア出身と思われる男性4人組だけ。
ま、大晦日に昼飯をインド料理屋で食べるヒトも、そういないのでしょうけれどね。

店内に流れるBGMが、
インディアン・ポップスなのは、お決まり通りなのですが。
聴いていると、歌のサビで「Dīwāna Dīwāna」言っているのですよ。
あちらの芸能のことは殆ど知らないので、何と言う歌なのかはわかりませんが、
偶然とはいえ、「え?」と少し吃驚しました(笑)

で、昼はバイキングのみだということですので、
早速どんなものがあるのか、見に行ったのですけれど。
用意してあったのは、
 ナーン
 ターメリックライス
 カレー3種(鶏肉、野菜とマッシュルーム、茹で卵)
 パコーラー(野菜の天麩羅)
 サラダ
 ミルクゼリー
というものでした。
食べ放題で1050円だということですから、
料理数もそれに見合ったもの、ということでしょうか。選びやすくていいですけれどね。

一先ず、カレーをそれぞれ少量づつ、ナーンとライスで頂きましたが、
味の方はそこそこ。
京都の下宿の近くにあれば、月一くらいで行くかもしれない、という感じです。
特に、茹で卵のカレーは初めて食べましたが、結構好きな味でした。

結局4回ほどお代わりして、店を出たのですが。
多分また何だかんだ言いながらも食べに行くのでしょうね。安いですし。

お近くにお住まいの方は、一度行かれてみては。
(一応記しておきますと、混んでいる日を狙って行かれることをお勧めします。
 料理の「減り」のペースが速いため、冷めたナーンを食べることもないので)

それと。
同店で見たもので1つ印象深かったモノは、
『ギーター』関連話と思われる絵柄の布の横に、
Āyat al-kursīを掘り込んだ飾りがかけられていたこと。
この店、もともとインド・パキスタン・バングラデシュ3国のシェフが、
それぞれ1人ずついたとのことですが。
ヒンドゥー神話の絵の横にクルアーンの章句とは、
その時の名残なのでしょうか。
関西じゃ余り見ませんよね。こういう風景。面白いです。

それでは。

日日是羊肉。

2006-12-14 21:59:48 | Yemekler
こんにちは。
こちらを何度か御覧になっている方ならば御存知だとは思うのですが、
私は羊肉が好きです。大変に。
というか愛しています。毎日食べてもいいです。

そんな私なものですから、
どこへ行っても羊肉料理が食べられる場所があるこの国に来る時には、
かなり期待を抱いていたのですが。
既に書きましたけれど、初日から「火鍋」を夕食に頂いたのを皮切りに、
今日まで毎日一食は(「おやつ」も含めて)必ず羊肉を喫して参りました。
以前京都の羊肉が食べられる店で先輩と食事したおり、
「食べ過ぎると後で羊の匂いが気になって仕方がない」
とのお話を伺いましたが、
ならば今日の夕食まで連続五回も羊肉を食べている今の私などは、
(同行者と別行動後は毎食羊)
一体どうなるのかと。

こちらで羊の肉を頂く場合は、
まず清真菜とよばれるムスリムが料理する店が中々よろしいのですが、
私も以前広州に行った際に、この清真菜を食べて羊肉にハマったクチでして。
今日も見学したモスクの横の店で遅めの昼食を取った時には、
抜かりなく羊湯(羊のモツが入ったスープ)を頂きました。
(小)を頼んだのですが、中くらいの椀にモツたっぷりのブツが出てきまして。
これで一杯3元(4・50円)ですから、安いものです。

夕食の方は前から目をつけていた新疆料理店で食べましたが、
(ポロ、カワプ/ケバブが面に載ったモノ)
こちらは一皿の量がえらく多い上に油が随分濃いので(美味しいのですけれどね)、
結構残ってしまった為、包んで持ち帰ることに。
明日もまた、朝から羊肉を頂くことになりそうです。

しかし、これだけ食べていると、
日本に帰った後で禁断症状がでないか心配なのですが…(笑)

それでは。

A Recipe of Uyghurian “Zih Kawap”。

2006-12-02 20:43:53 | Yemekler
こんにちは。
前回書かせて頂いたように、
大連へ行ったら「羊肉串」を食べてやろう、と思っているのですが。
どうやら彼の地でソレを商っている人は、ウイグル人が多いらしく、
「ふーんそれなら」と、下の本を久方振りに開いてみたのですが。
再娜甫・王『維吾爾語口語読本』中央民族大学出版社、2001年。

「ああ、こんなの読んだっけな」などと思いながら頁を捲っていくと、
「維吾爾族的飲食習慣」なんて講が(171~197頁)。
ふんふんと目で字を追っていきますと、
ウイグル族の「羊肉串」の調理法が載っている箇所に行き当たりまして。
それに拠れば、作り方は以下の通りとのことです。

〔材料〕
 羊のあばら肉  2キロ
 羊の尾の脂  100グラム
 卵   4個
 塩   50グラム
 クミンシード  10グラム
 ネギ  150グラム
 唐辛子 15グラム
〔作り方〕
①脂と肉を親指半分、0・5グラムほどの大きさに切り、
卵と刻んだネギの中に入れよく混ぜて、
30分ほどなじませ、4切れで1串になるよう串に刺す。
②串焼き器に炭火を起こし、十分に温まったら串を載せ、
粉々にした辛子、塩、クミンを振り掛け、
二分ほど焼いてからひっくり返し、更に調味料を振って火が通るまで焼く。

文で見ると、調法自体は如何にも簡単そうですけれど、
日本で作るには材料・器具の面で色々無理がありますね。やっぱ。
しかし、回族の作るモノとは違い、
ウイグル人の作る「羊肉串」はそこそこ肉片が大きいと聞いていたのですが。
親指半分となると、ちょっと小さいですね。
ものによりけりってことでしょうか。

何にせよ、向こうでŠincañliqの方の店で美味しいkawapを頂ければ、
それでよいのですけれど。
ついでに清真料理の割烹書の1つでも買ってこられれば、
またこちらの記事にでもさせて頂きましょうか。

ちなみに。
日本国内でも「ウイグル料理」を食べられる店があるようです。
…私が住んでいる場所からはほど遠いようですが。

それでは。