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れすぃむり るーずなーめむ

一個研究現代東北回民史之人的日常記録。

くぜいどう ちーんで むするまん いぇめくれり めしゅふーる おるむしゅむ?

2008-08-21 22:35:43 | Fikrimce…
こんにちは。
先日近所の本屋にて
『地球の歩き方:大連・瀋陽・ハルピン』今年度版が目に入り、
ぺらぺら捲ってみていましたところ。
「回族の食堂にいこう」なる題目のコラムにて、
瀋陽の「清真美食街」が紹介されておりました(pp.126-27)。
そもそも、前年度版にても、「東北三省の民族と料理」というコラムで、
見開き2頁の中、結構回民の料理を紹介してはいましたケド(pp.126-27)。
今回は「清真菜」メインでいくと決めた様子。

構成(とういうか本文殆ど)・写真は「使い回し」の様なので、
単にページ埋め合わせの為のモノなのかもしれませんが、
それにしても、さんざ「東北の清真美味しいよ~」と言っている私ですら、
「ハア、なんでまたこんなマイナー路線を」と訝らざるを得ず。
新・甘・寧・青(+西安?)行く連中なら兎も角、
東北に観光で行かれる方が(少なくとも「歩き方」だけ見ていく方は)、
余りこの手の料理を求めているとは思えんのですが…。

つか、こんなコラムやるなら、
「羊のしゃぶしゃぶ」出す清真の入り易い店の情報とか、
(大都市でも「老字号」のまっとうな店が色々あるだろうに)
もっとちゃんと載せてやれよと。多分その方が需要あるし。
「羊雑」「餡餅」ぐらいならもっと旨くて安価な店が幾らでもあるし…。


というワケで(?)。
次回渡満の際の「極私的みっしょん」の1つとして、
「食べた清真の味を一般の方々にも伝わる様ちゃんとルポる」を急遽設定(笑)
もっとも、次回の行動範囲は斉斉哈爾市内だけになりそうなのですが…。

それでは。

そんなものか…。

2008-03-17 21:13:07 | Fikrimce…
こんにちは。
ここ2・3日、大陸であった「あの事件」について色々報道されているようですが。
「事件」そのものの経過の詳細に関してはひとまずおくとしても、
(今更ここで云々しようとは思いませんし、そうする必要も感じないので)
偶然視聴した番組内での関連報道について、「え」と思うことが何度か。

例えば、昨日朝方の某ニュース(?)番組にて。
さるキャスター曰く、
「××××はもともと独立国だったのですが、
××が××年に進駐しまして…〔略〕××と××××の関係は非常に複雑で…
〔略〕丁度イスラエルとパレスチナみたいなものですね」と。
…聴いた瞬間、思わず爆笑してしまいましたよ。

或は、本日夕刻のさる番組にて。
当地の被害を被った人々の映像が映されると、
まあフツーなら、「×族商業者」とされるべきキャプションが、
どこそこの「××〔国名〕人商業者」となっておりまして。
思わず「確信犯?」と声に出してつっこみそうになってしまいましたが、
(「当事者」の片方は喜びそうですね 笑)
恐らく、左程考えた上での表示ではないのでしょうね…。

無論こんなのばかりだけではないのでしょうけれど。
この「事件」が「話題」として「飽きられない」うちは、
上記の様な報道も、またなされるのでしょうね。

それでは。

Universitelerde ashanelerinde。

2007-05-05 18:26:08 | Fikrimce…
こんにちは。
先日某所にて、こんな試みをされている大学食堂の存在を知りました。
何でも、特定の食事店と提携を結び、
同店仕込の料理を食堂内まで搬入して、
ムスリム留学生用に販売しているとのこと。

この試みについて知った当初は、
「なかなか味なマネを」などとも思ったのですが。
よく考えたら、私の現在所属する大学の姉妹校にも、
在学生の半分以上が留学生というのがあり、それなりの配慮はしているようで。
やはりこれからは、こうしたサーヴィスまでも考慮に入れていかなければ、
大学の「集客力」維持を図る点でも、色々と大変なこともあるのでしょう。

ただ。
少なくともムスリム学生(留学生である如何に関わらず)に対する、
食事面での環境改善に関しては、
現行の(大概の)学生食堂のやり方にちょっと手を加えるだけでも、
随分とよくなる部分もあるとは思うのですがね。
例えば、所謂「ハラールマーク」乃至それに準じうるものをメニュー表に付すとか。
(しかるべき機関に問い合わせる手間はかかるわけですが)
獣肉を使わず、アルコールが添加されていないモノであれば、
殆どは彼らの食物禁忌には抵触しない筈であるので、
(無論、「調味料」も十分に注意する必要はあるわけですが)
余程「故郷のモノが食べたい」「魚キライ」「野菜だけはイヤ」というのでなければ、
従来供されて来たメニューの中にも、
結構食べられるモノが増えると思うのですけれど。
(ヴェジタリアンのヒトについても、同様のコトが言えると思います)
取り敢えず、コストがかからないところから、地道にやっていけば、
こうしたサーヴィスを提供可能な所も増えていくのでは。

などといっても、私自身は大学関係者でも何でもないのですが…。

それでは。

書店にて。

2007-02-15 17:38:01 | Fikrimce…
こんにちは。
先日、専攻の同回生の慰労会のため、
市の中心部の方まで出る機会がありまして。
会が始まるよりも随分早く当地に着いてしまったので、
久方振りに、前によく行っていた書店(古い方)へ寄ってみたのですが。

イスラームがらみで何か面白い本でもでていないかしらと、
人文学関係の階で、宗教関係の書籍が置かれているスペースへ行ってみましたら、
ないんです。それ関係の書籍が。一冊も。
仏教関係はまあ当たり前として、キリスト教やユダヤ教関連、
更には諸々の新宗教・新新宗教についての本も並ぶ中、
何故かイスラーム関係の書籍だけが「はぶ」にされていたわけで。

「これは一体どういう了見から…」と文句の一つでもいってやろうかと思いましたが、
続いて「世界史」の棚に移動してみると、「イスラーム史」なるコーナーが。
一応それなりに置き場は作ってあるようですね。

ただ、こんな本とかこんな本とかも「歴史書」の範疇に入るのでしょうかね?
そこに並んでいたのですが。
個人的にはやはり「神学」「哲学」にカテゴライズすべきモノだと思うのですけれど。
他にも、「~入門」とか、明らかに「宗教」の方に置いた方がいいモノが有りましたが。
「イスラーム」と関わりがあれば全部当該コーナーに入れてしまっているのでしょうか。
もしそうならば、ちょっと問題がある気がするのですが…。

「宗教」という分野としては、
日本ではまだまだイスラームに関心を持つ人は相対的に少ないのでしょうけれど。
それでも、大手の書店でもこうした風景を見てしまうと、
一応関連したモノを勉強している身としては、少し悲しいものがありますね。

それでは。

断章主義は嫌い。

2006-09-19 20:57:49 | Fikrimce…
こんにちは。
今回は、ローマ法王のあの発言を巡る一連の騒動について、少しばかり。

その内容が国外に伝えられるや、
各国のムスリム(個人にしろ、団体にしろ、政府関係者にしろ)から、
様々な批判が投げつけられたあの発言ですが。
様々な媒体を通して入ってくる情報を耳にし、目にしながらも、
私にはどうしても疑問に思う点がありまして。

何故、彼が行った演説「全て」が紹介されないのでしょうか?
何故、どの様な聴衆を相手に、
どの様な空間で演説されたかが細かく伝えられないのでしょうか?

管見の限りでは、少なくとも日本のメディアにおいては、
関係情報の報道に際して、
それらを全て紹介してくれた例を知りません。

法王が自ら「陳謝」してコトが収まるかと思いきや、
それでもなお怒りの矛先を納めがたい人々の中から、
第3者へと暴力を振るう者が多数出ている、という現実。
そうした発言の影響を見ていく際には、
そもそも法王は如何なる「場」であのような文言を「引用」したのか、
ということをあらためて考えてみる必要があると思います。
彼の演説「全て」を1つの「テクスト」と見なすならば、
その「理解」のためには、
「コンテクスト」をも考察の対象とすべきなのは、
至極当然なことではないでしょうか。
そのような行為を経て初めて、
「テクスト」の「読まれ方」云々について言うことができると思うのですが。

不幸にして、私ドイツ語もイタリア語もラテン語も出来ませんので、
「現地」で演説当日の様子に関する記事が発表されていても、
読むことが出来ないのですが。
若し何かご存知の方がこちらを御覧になられたならば、
何か教えて下さると幸甚です。


それでは。