れすぃむり るーずなーめむ

一個研究現代東北回民史之人的日常記録。

“inkilab” a gorus。

2007-06-30 22:50:33 | Gunlerimden
こんにちは。

本日学内の学会にて、
学部時代の後輩筋にあたる方の発表を伺う機会があったのですが。
以前より議題が「「トルコ革命」の再評価」だと伺っていたので、
一度事前に直接お話を伺った際、
少しく提言じみたモノを差し上げておりましたが、
今回お話を再度伺って思えらく、
「この手の問題はムツカシイわ、色々と」
理由は種種有りますが。

そういえば、
以前発表者のお話を伺った際に、
コメントめいたモノとして、
「同時代極東におけるトルコ革命に対する言説研究をしたらどうか」
と申し上げたこともございまして。

テクストとしての各種言説のコンテクストに対する考察も含め、
極東、殊に日本・中華民国における「トルコ革命」像の変遷を子細に検証出来れば、
面白い研究になるとは思うのですがね。
どうでしょう?

ちなみに、史料を出せと言われれば、5・6のブツはすぐ出せる気はあるのですが...。

それでは。

“tavsanin suyunun suyunun suyu”。

2007-06-30 11:37:39 | Gunlerimden
こんにちは。
昨晩バイト先の後輩の家にお邪魔しておりますと、
偶々テレビで放映していた「探偵!ナイトスクープ」なる番組で、
「子供のころ読んだ絵本に出てきた料理を食べてみたいので探して欲しい」
なる投稿者の要望が調査されていたのですが。

同絵本が「ターバンを巻いた男が主人公」との依頼者の話に、
「…あれ、これって…?」と思って見ておりますと、
案の定、子供向けのホジャ話集でして。
依頼者が食べたいというのは、
それに収録されている「ウサギのスープ」話のスープなのだそうで。

「ウサギのスープ」話とはどんなものなのか、と申しますと、
猟師にウサギを貰ったホジャがお礼に料理して持成すと、
猟師の隣人、そのまた隣人と、調子にのって馳走になろうとするものが増えたので、
最後には業をにやして水を出し、
「こりゃわしが貰ったウサギのスープのスープじゃ!」と言う、というもので。
比較的よく知られた話ではあると思いますが、
依頼主には「ウサギのスープ」というのが余程印象に残ったのでしょうね。

で、
実際にその「ウサギスープ」を食べるというコトまでされたのですが、
場所として選ばれたのが、
以前私が行ったことがある店だったのには、ちょっと驚きましたね。

しかし、
夜中もいい時間に、
「ホジャだ!ホジャだ!」と一人浮かれ騒いでいる私を見た後輩たちは
心中如何ばかりのものだったのでしょうかね(笑)

それでは。

HAZIRGI ZAMAN TARIXENE UKU。

2007-06-27 23:27:20 | Gunlerimden
こんにちは。

本日所属先の同回生で、モンゴル国出身の方が発表される講義がありましたのでお話を伺って来たのですが。

発表のテーマが「ノモンハン事件」に対する蒙日双方の理解認識の差異とのことで、
当事「国」の片割れを研究地域にしている身としては、
色々興味深い情報を伺えると期待していたのですが。

一通りお話を伺って、質疑応答を経ての感想。
「近現代史ってやっぱ一丁ムツカシイ」。

情報の発進側も受け取り側も、
SIYASIな問題に対しては、
史料/解釈の妥当性等々の面で注意深くならんと不味いと思うのですよね。
というか、そんな問題が主題そのものだったりするのが、
近現代史研究であるわけですし。

とはいえ、NATIONALな視点からの近現代史の構築・叙述というのも、
国によっては必要なのだろうし、現にされている国は多々有りますし。

ホントムツカシイですね。

あ、近現代史といえば、
近々某所にて自分の「専門」に少なからず関わる文献の紹介を始めさせて頂く予定です。
某案件進行期間中に、
今まで蓄めた文献を整理する必要性が生じた為なわけですが(笑)
御関心を持たれた方は御笑覧頂ければ幸いです。

それでは。

おるる む?

2007-06-23 00:56:32 | Gunlerimden
こんにちは。

本日某件に関する案件が一段落しまして。
少しばかり気楽に出来ると思いきや、
昨日某研究会の中心となっている研究者のから、
「発表しない?」というメールを頂きまして。

そういう機会を頂けるのは有り難いことですし、
諸々の事情により同所にて発表させて頂かざるを得ないというのは十分認識しているのですけれど。

...九月に発表て、間に合うのだろうか...。
同月には大連調査の予定があるのだけれどね...。
最悪現在密かに進行中の某文献翻訳の紹介でお茶を濁すか...?
悩む悩む...。

一応一緒に発表するようオファーが出されているのは新疆専門の方みたいですけれどね。
うまいとこそちらへんと繋がるように、話題を考えなければ...。

何か良案あります?(笑)
それでは。

「関西中亜勉強会」参加記。

2007-06-19 15:47:42 | Gunlerimden
こんにちは。
先日書かせて頂いたように、
先の日曜日に奈良女子大にて「関西中亜勉強会」なる勉強会があるとの情報を頂き、
参加させて頂きました。

会場が会場だけに当然とは思うものの、
当日当地へ着いてみますと、
参加者が甲南大の堀直先生と私以外皆女性の方でして、少し物怖じ。
発表報告に移る前に、簡単な自己紹介がありましたが、
それぞれお話を聞いてみますと、新疆を研究対象としていないのは私だけのようで。
一瞬「ホントに参加させて貰っていいものだろうか?」と悩みましたが、
こんな機会もそうはあるまいと思い直し、そのまま座に居座らせて頂くことに。

発表の中身に関しては、
熊谷瑞恵(京都大学AA研PD)
「食事にはぐくまれるウイグル族のつながり-カシュガル地域における日常と宴席料理の観察から-」
ライラ・ママティ(奈良女D1)
「中国・新疆ウイグル自治区における女性のリプロダクティブ・ヘルス状況とその要因」
塚田麻美(名古屋学院大)
「Rachel Harris:Wang Luobin:Folk Song King of the Northwest or Song Thief?
 Copyright, Representation, and Chinese Folk Songs」(論文要約)
と三名の方による報告があったのですが。
「ウイグル人の食事に対する認識、及びそれを媒介とする対人関係」、
「新疆での妊娠・出産・避妊を中心とする女性に対する医療的援助」、
「漢族によるウイグル歌謡の商業的利用をめぐる問題」と、
いづれも普段は全く聞く機会もないような話題でしたので、
色々と勉強させて頂くことも多かったです。
殊に、最後の発表に関しては今まで全く関心を払うことがなかった分野の話で、
大変興味深く拝聴させて頂きました。
(発表者の方はまだ学部生とのよし。頭が下がります)
当日参加された方々、
گوزل و فيدالق صحبتنكز اوچون بك بك رحمت سزگا
です!


この手の研究会・勉強会等の催しとなると、どうしても関東中心になりがちな現在、
同研究会の様な試みというのは貴重であり、また意義深いことであると思います。
今後も同様の活動を継続させていかれるならば、是非とも参加させて頂きたいですね。
お邪魔でなければ。

それでは。