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れすぃむり るーずなーめむ

一個研究現代東北回民史之人的日常記録。

回民学校で学んだ日本人たち。

2011-12-19 18:20:21 | Gunlerimden

こんにちは。
折角大陸に居るのだし、とこちらに来てからというもの、
折にふれてネットで古書など漁ったりしているのですが。
先日、私の研究とも関係ある「奉天私立回教文化学院」の後身、
「瀋陽市回民中学」校史(董洪澤・韓晶主編『多彩的樂章‐瀋陽回中史話』2004年)が売られているのを見つけ、どんなものかと買ってみました。

同書の内容は「解放」以後の事象に関する記述が殆どで、
これまで專ら戦前戦中のことを調べて来た当方にとっては、勉強にはなるものの、
目下取り組んでいるあれこれに使えそうなモノがあるかというと、ちと微妙。
ただ、日本の敗戦以後も当地に残った日本人の子弟が、
回民中学に入学・在籍した、という記述は少し気になりました。

該当箇所によると、「満洲国」崩壊以後もその特殊技能(医療技術等)によって、
中国側から当地に留まることを請われた日本人の子弟たちの中には、
当時の伊光中学(54年回民中学と改称)に通う者も少なくなかったそうで。
そもそも同校校舎が日本人経営の女子校(鍋島女子高等学校)の校舎を使用していたこともあり、慣れ親しんでいた人が多かったというのもあるのでしょう。
最大時で在籍者は50余名だったとのこと。
党も日本人学生が不都合なく勉強出来るよう、中国人学生たちに色々「指導」したのだとか。

53年5月以降、同校所属日本人学生の多くが帰国の途に就きますが、
彼らはその後も同窓会や大陸の恩師との交流を通して、
母校で学んだ思い出を懐かしみ、温めてきたとのこと。
日本人卒業生による回民中学への訪問も、年号が昭和から平成に変わった後も続いたそうです。
(「在回中讀書的日本學生」pp.122-124.)

で。
私、正直なところ、「日中友好美談」的なモノは余り受け付けないタチなので、
彼らの「日中交流」等には左程興味ないのですが。
回民中学で学ばれた方々が在籍時に感じた「時代の空気」とか、
或は当時の回民子弟の印象とか、そんなのはちょっと興味あるのですよね。
文献だけからはわからないコトもありますし。

また予定が立てば、遼寧は2・3回行くつもりでしたので、
回中にも一度お邪魔する機会が持てないか、図ってみてもよいのかも。
であわよくば日本のOB・OGの方々の連絡先なども…というのは厚かましいか。
何にせよ「清真学校」の問題は今書いているモノには入ってくるので、
今後も出来るだけ調べてみることにしますか。

しかし、今回に限らず、当時の東北回民絡みで調べていくと、
戦後になっても、日本との繋がりが見つかることが多々あります。
よくも悪くも、縁浅からぬ地域だから、当然と言えば当然なのかもしれませんが。

それでは。

【気の向くままに】「哈埠清真小吃地図」【飯屋の紹介】 はじめに。

2011-12-18 05:16:30 | 哈埠清真小吃地図
こんにちは。
前回の投稿より早二ヶ月。
このまま永久に放置で終わるのではなかろうか、などと、
書き手の私自身が思っておりましたが。
先日以下の様な本を落手しまして、些か思う所あったので、少し。
新疆文子文化工作室制作『中國眞美食地圖』新疆人民出版社、2010年。

当該書は中国全省都(及び若干の著名都市)の清真食堂をピックアップし、
各省ごとに店名・住所・電話番号・写真を並べたもの。
制作側としては「新疆及び全国のムスリム、清真料理を愛する皆さん」を読者層として想定しているとのことで、
省ごとの項目末にアドバイス欄も有り。

で、こういうモノを手に入れた身としては、
本のセレクトに対する地元の人の評価もちと気になるところでして。
哈爾濱市の部分だけでも聞いてみようと、よく行く燻製食品屋のおばちゃんに聞いてみたのですが。
「あー、この店もう無いわね。この店も…」と、同書所載の店舗が4つ程営業停止していたことが判明。
「ガイドブック」にはよくあることですが、行ったことない店だったので、少しくがっかり。
「本書は所載の食堂が「半世紀も変わらない」ことを保証するわけではない。食事に行かれる際は、事前に電話にて御確認を」と、一応但し書きはありますがね…。

そんなわけで。
「折角大陸に居るのだし、店名・住所ばかりのムミカンソーなガイドが嫌なら、
自分が居るまちだけでも、「今ある」店の1つや2つ、紹介してもいいんじゃね?」
という気になりまして。
ちと大仰ではありますけれど、「哈埠清真小喫地図」と題して、
以後折に触れて哈市の飯屋の紹介などしようかと。
ただ、当方の懐はそれほど温かくない故、
紹介する店も本当に簡単な、高くても30元かそこらで十分なトコしか無理でしょうが。
(安く抑えたい人向け、なのかな…?)


それでは。