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総務省と社団法人デジタル放送推進協会が地上デジタル放送「簡易チューナー」仕様ガイドライン公開

2007年12月27日 19時18分12秒 | デジタル家電
皆さんこんばんは。

 以前このブログにて総務省が各メーカーに
地上デジタル放送用簡易チューナーを5000円
以下で商品化し、販売することを求めている

事をお伝えしましたが、AVWatchによると総務
省と社団法人デジタル放送推進協会が簡易チュ
ーナーを作成するために必要な最低限の仕様が
書かれた仕様ガイドラインを作成し、PDFファ
イル形式で公開した模様です。



公表されたガイドラインに記載された仕様は
下記の通りです。

  1 映像デコード機能(NTSC変換)
  
  2 音声受信機能:ステレオ/二カ国語
  
  3 出力端子:コンポジット/アナログステレオ音声
  
  4 字幕・文字スーパー対応
  
  5 エラーメッセージ表示対応
  
  6 画面表示モード選択機能
  
  7 CASモジュールインターフェイスの
    搭載とコピー制御対応
    (デスクランブル機能は必要。
    コンポジット出力にもコピー制御必要)
  
  8 周波数変換パススルー(VHF/SHB)対応
  
  9 放送波ダウンロードサービス対応



 個人的には、今回の仕様が決定する前から
各家電メーカーの声として1万円を切る価格
にするのも難しいとの話が出ている
ことを
考えると、上記の仕様を全て満たした上で
5000円以下の価格を実現するのは極めて難し
い上、(コンポジット出力にもコピー制御必要
)と書かれていることから、簡易チューナーを
ビデオに接続して録画出来ない可能性が高い
点が残念です。新たなコピー制限方式として
登場予定となっているダビング10ではハード
ディスクが搭載された録画機器はアナログ接続
でのコピーは無制限で可能
なことや、地上
波アナログ放送用の4:3の大きさのブラウン管
を使って16:9のワイド画面を写さなければ
ならないため、画面の上下に黒い帯がついて
しまい、動画が表示される部分が小さくなり
比較的小さい大きさのテレビでは見づらくな
ってしまう可能性が高いことを考えると、簡易
チューナーにVHSビデオデッキを接続する形で
のアナログ接続経由のコピーまで禁止すること
はないと思うのですが・・・


関連リンク
Dpa、地デジ完全移行に向け「簡易チューナ」の仕様ガイド作成(AVWatch)

総務省とDpaが地デジ完全移行に向けた「簡易チューナー」の仕様ガイドラインを公表(社団法人 デジタル放送推進協会)

5000円以下の地上波デジタルチューナーが2年以内に登場?(でじたるな部屋)

5000円以下の地上波デジタルチューナーの実現は難しい模様(でじたるな部屋)

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