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如意樹の木陰

古い記事ではサイババのことが多いです。
2024年に再開しました。

ノストラダムス

2006-04-10 23:27:40 | Weblog
なぜか急にノストラダムスの話をしたくなった。
1999年になんにもなかったものだから、「ノストラダムスの大予言」のブームはきれいさっぱり去ってしまったらしい。

彼は1503年から1566年を生きたフランス人。
年表を見ると、コペルニクス、エリザベス1世、アンリ2世、日本では武田信玄といった名前が出てくる。
ずいぶん昔の人である。ノストラダムスはノートルダムと同じだと思うがつづりが違う??
有名な予言書の「諸世紀」を書いた人。本職は医者。晩年は占い師(占星術師)のような事もしていたらしい。

正直なところ、「諸世紀」の内容はよくわかりません。
たとえば、日本の古文書があったとしても、500年も前のものを理解する事は大変な事です。
したがって「諸世紀」を理解するにはフランスの古い言葉やラテン語や当時の文化を十分に知っている必要があるわけですが、残念ながら私には何もありません。
それで、翻訳を頼みにするわけですが、翻訳者によってずいぶん意味が違ってきます。
親切な翻訳者であればたくさん注釈を付けるのでしょうが、人によっては都合のよいように訳してしまう。
それで、「大予言」してしまう。本を面白くするためにそうするんでしょうね。

しかし、「諸世紀」の詩がかもし出す独特のイメージは、予知夢のイメージにとてもよく似ているので、私としてはこの本はかなり本物だと思っています。

未来を予知する仕組みを考えてみるとき、基本的には二通りの方法が考えられます。
(1) 自分が未来を直接見る方法
(2) 心の通信機で、自分や他人が未来で経験したイメージを受け取る方法。
前にも似たような話をしましたが、私は後者だと思っています。
「見る」ではなく、「経験したイメージ」を受け取るわけです。
しかし、受け取ったイメージというのは、自分の経験していないイメージですから、通常、それを理解するために自分の既存の経験のイメージと照らし合わせながら再構成してしまいます。再構成すると。登場人物が自分の知っている人に置き換えられますし、地理的な情報も、自分の知っている土地に置き換えられます。その置き換えが少なければ少ないほど、優れた予知ができるわけです。

予知で一番難しいのは、それがいつ起こるかという事です。
カレンダーは国によって違いますし、送られてきたイメージに日付が入っている事はまれでしょう。
星の運行に詳しい人なら、星の位置関係から未来の時期を割り出すかもしれませんが、イメージを送る人が夜空を見てくれるかどうか・・・