如意樹の木陰

古い記事ではサイババのことが多いです。
2024年に再開しました。

のろのろ台風10号

2024-08-29 21:13:41 | Weblog

 速度の遅い非常に強い台風10号が九州の南海上にあります。風も雨も怖いです。
わが家は風に弱いです。もともと強風が吹くことを想定しておりません。したがって10m以上の風が吹くと問題が発生します。たとえば、いまだに納屋の北側は障子です。紙を貼った障子ですからね、やばいです。今はプラスチック障子紙を両面テープで貼ってありますが、強い風で剥がれます。ほかにもいろいろ脆弱な箇所があります。しかしさいわい私の住む関東内陸の山間部は台風の直撃もないですし、あまり強い風は吹きません。

今年は、雷が少なかったです。周囲に雷雲は発達しているのですが、雷雨は局地的なものなので、微妙にわが家のあるあたりを逸れて通り過ぎるようです。雨雲レーダーを見ていると、栃木県や神奈川県・東京あたりに、頻繁に雷雲が発達して、南国のスコールのような雨を降らせているようです。

南海トラフ地震の注意情報が出ていました。これは「大きな地震が発生した直後は通常よりも地震の発生確率が数倍高いというデータがあるから、地震の備えの再確認をお願いします」という程度のものなのだと思います。しかし、気象庁が会見を行ってこういう情報を出せは、当該地域の自治体は反応するわけで、一部の海水浴場が閉鎖になったりしたようです。
この注意情報は「大きな地震が起きるとその後1週間くらいは、再び同程度かそれ以上の地震が起こる確率が普段より数倍高まる」というだけのことでして、これは以前から地震が起きるたびに必ず注意喚起されていたことです。今回の地震もその震源が南海トラフ地震で想定される震源域の範囲内という以外は、特別なことはないのですけどね。
特定の地域の地震に注意が向いていると、想定外の場所で大きな地震が起きるというパターンを、今まで何回も繰り返してきているので、この次日本のどこで地震が起きるかは、結局誰にも全然分かっていないということです。わが家も大きな活断層の上にあるようです。動く確率は非常に低いですが、大きな活断層なので、動くと直下型の大地震になるらしいです。

ウクライナとそれからガザの戦争については、もうあまり書きたくありません。
一度戦いが始まってしまうと、どの為政者も負ければ責任を問われ、ほぼすべてを失い、命の危険すらあるのですから、基本的に勝つまで戦争をやめようとはしません。さらにネタニヤフの場合は戦争が終わると自らの政治生命が危うくなるという個人的?な理由で戦争を継続しているという話もあります。人の命をなんだと思っているのかということです。
プーチンにしても、自国に攻め込まれた状態で停戦交渉に応じるとは思えません。ロシア国内が動揺してプーチンの立場が危うくなることを期待しているのかもしれませんが、今までの経緯を見るとプーチンは充分にしぶといです。
ハマスが停戦交渉に応じていません。これは、今回の停戦交渉にアメリカが大きくかかわっているらしいので、やむを得ないのかもしれません。アメリカは明らかにイスラエルを支援していますし、空母数隻を含む艦隊を中東周辺に送って圧力をかけています。停戦交渉の仲介を公平にできる立場の国ではありません。当然イスラエル寄りの条件を提示しているはずです。
そんなこんなで、現在西太平洋にはアメリカの空母が全くいないのだそうです。軍事的には中国にチャンスがあるということです。
通常であれば西太平洋にはアメリカの空母が2隻くらい配置されているようなのですが、もしその空母が存在していたとしても、東アジアの地域では現在は中国軍の力の方が上回るらしいです。艦艇の数でも航空機の数でも中国が上のようです。ここ30年くらいで中国の通常兵器での軍事力は非常に強力になりました。
今、日本の国会議員団が中国を訪問していますが、こういうことはとても重要なことです。いろいろな情報交換のパイプを用意して両国の関係を安定させておかないと、いつかアメリカにこの地域をかき回される危険性があります。アメリカは中国のこれ以上の台頭を望んでいないようです。ウクライナを使ってロシアを消耗させているように、中国の力も何らかの方法で削ぎたいと考えていても不思議ではありません。
中国は、宇宙開発でもアメリカに追いつきつつあります。アメリカは最近NASAの話題が少ないですし、アメリカが政府予算を投入しているボーイング社のロケットはトラブっています。それにひきかえ、中国は独自の宇宙ステーションをすでに完成させて、宇宙飛行士を常駐させているようです。また月の調査においても充分に欧米と肩を並べているようです。14億人を一党支配している国の力はものすごいものがあります。もし仮にアメリカ国内に大きな問題が発生して、国外の事案に関わる余裕がなくなれば、世界の勢力図は一気に中国色に塗り替わってしまうかもしれません。

話は変わりますが、小学3年生に聞いたら、今は3年生から英語の授業があるのだそうです。週に2時間で、外国人が指導しているらしいです。
語学の学習は早ければ早いほどよいのでして、もっと早く小学校1年から始めるべきですし、英語という科目のほかに、たとえば算数の教科書は最初からアメリカで使っているものをそのまま使うというようなことが必要なのではないかと思います。
日本で生活しているとどうしても日本語なんですね。それでも今はYouTubeもあるし、音質の良いAFNのストリーミングもあるので、学習環境はずいぶんよくなっています。
子供たちは普段どのようなコンテンツで英語に接しているのでしょうか。英語のアニメとかいいですよね。YouTubeを探すと日本のアニメの英語吹き替え版がたくさんあったと思います。それから、英語ほどではないですがこれからは中国語も必要なのかもしれません。しかし、世界の共通言語としては、絶対的に英語なのでして、間違っても中国語になることはないでしょう。
日本がここ30年以上停滞してしまって、世界から取り残されガラパゴス化してしまった最大の原因は英語教育の遅れだと思います。
日本人がどんどん世界に出ていき、世界から日本に優秀な外国人がどんどん入ってきて、世界に通用する商品を開発したり、研究をしたりする、そういう国づくりをしなければ、もうすぐ日本は4流国家になり、最終的には中国の辺境にある一属国になってしまいます。
今でもこの国の生産性はすでに世界で30位以下らしいです、と言いながら今確認したら、45位【2022年 1人当たり労働生産性(ILO統計)】でした。すっごいですね、45位です。最近は円安ですからもっと下がっていることでしょう。
なぜこうなってしまったかを考えると、英語教育の遅れのほかに、やはり政治システムの問題があるように思います。自民党が自分に都合のよいように作ってしまったシステムです。そして、そのシステムに適応できるのは、3代目4代目の小物の政治家ばかりになってしまいました。結局今は優秀な人材がまったく政治をめざしません。そんな立法府や内閣で国が良くなるはずがないのです。

そういう私も、もう新しいことをする気はなくて、とりあえず何とか生きていられればそれで良しとする、そういう生活をしています。いくらか地域のボランティアでもしながら、だんだん老いてボケてゆきます。

台風10号は九州に上陸したようで、私の住む関東内陸部もはっきりしない天気が続いております。今晩は少し強い雨が降っています。天気予報では明日明後日も雨みたいです。大丈夫かな。

ここまで書いたところで下書きにして寝てしまいましたが、今日も台風はまだ九州にあるようです。ただ勢力は994hPaに縮小しました。この台風が過ぎれば、来週の後半くらいから秋晴れがやってくるかもしれません。そうしたら、山へハイキングに出かけましょうかね。