5番の刺繍糸

趣味の針仕事・庭仕事・料理を中心に、日々のあれこれを綴ります。

みすや針

2009年03月03日 | 針仕事のあれこれ


キルティングをしている内に、針について調べてみようと思いました。
みすや針について、コメントを頂いたのもきっかけです。

そもそも“みすや”とは、平安時代からの京都の伝統工芸の総称で、
特定の会社名やブランド名ではないのですね。( 調べてみて初めて知りました。)
ですから、京都で針を扱うお店には、“みすや”という屋号がよく見られるのですね。

この有名な針については、存在は知っていたのですが、
恥ずかしながら、私にはキルティング=洋モノという先入観があって、
和裁や、いわゆるお裁縫に特化されたような、みすや針の包みといい歴史といい、
どこか、キルティングとは距離のあるもの...と思っていた節があります。
と言いますか、餅は餅屋、キルトの歴史が長いあちらのものが良かろう、
という気が、漠然としていました。

しかし今回、針で通りの悪さを経験し、
( もちろん、布の具合、私の技量不足などもありますが )
キルティングとはいえ、「布に針を通す」という動作には変わりなく、
優れた針が優れたキルト針でいいんじゃないかと、やっと気が付きました。
( なんてお馬鹿さん... (-"-;) )
まだ使ったことがないので、“~じゃないか”という風で、
断定こそ出来ませんが、きっといいに決まってる、
調べてみた今では、そんな気になっています。

以下、調べてみたサイトです。


三條本家 みすや針
ここの、保存用の桐小箱も心くすぐられます。

みすや忠兵衛
みすや針の説明が丁寧にされています。

鳩枠印(金亀糸業)
なにやら、ここのが評判良さそうな。
和裁の先生のブログで、他とは違うという評価を見てしまいました。
また、キルト作家の黒羽志寿子さんのおすすめです。
金亀糸業では通販をしていませんので、黒羽志寿子さんのオフィシャルHPか、
手芸の山久ユザワヤでも若干取り扱いがあるようです。
ちょっとお値段しますけど、私はここのを使ってみたいですね。

しかし金亀さんて、カリスマシャープペンシルといい、メトラーといい、
憎い商品展開の会社なんですね。
いいなぁと思って調べていくと、最近は全部このメーカーに辿り着きます。
ひとつ前の記事に書いた、トータスシンブルもここのもの。
手芸店でもよく見掛ける、リトルハウスシリーズの会社なんですけどね。











最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ヨッコらしょ)
2009-03-03 07:36:55
みすや針のキルティング針、いいですよ。
私は以前からキルティング用として売られている針は太すぎて、
他の短く細いものを使ってみたりしていましたが、
これは綿をはさんでいるものには弱くて折れやすかったり…。

みすや針のキルト用は針先のとがり具合がよく、
短く、針孔もすっとしていて布通りがいいです。

デューさんが使っているのは長いようですね。
私は短いものが使いよいのです。
3目くらいずつ、針をすすめています。
ヨッコらしょさんへ (デュー)
2009-03-03 13:00:19
みすや針は、針穴も正円に近く大きいんですね。
また、針穴の内側まで磨きをかけているので、
更に糸が通しやすいと。

これまでは、時間に迫られて早く仕上げたい、というキルトばかりで、
材料にはこだわっても、道具にはあまり頓着してきませんでした。
でも、こうしてブログで教えてもらえる影響もあって、
見直してみる、いいきっかけになっています。

コメントを投稿