2018年4月のブログ記事一覧-京都デモ情報《ブログ版》

【音声公開】下村元文科相がセクハラ被害のテレ朝女性社員を批判「ある意味で犯罪」（AERA dot.）

2018年04月24日 | デモ

【音声公開】下村元文科相がセクハラ被害のテレ朝女性社員を批判「ある意味で犯罪」（AERA dot.）
「週刊誌に売るっていうこと自体が、はめられてますよね。ある意味で犯罪」
「日本のメディアは日本国家を潰すために存在してるんじゃないか」
「そんなつまんないことで」

《書評》「ＡＩ時代の新・ベーシックインカム論」(井上智洋)

2018年04月24日 | 書評

貨幣発行益と税を財源としたベーシックインカムにより、ＡＩ失業とデフレが克服出来ることを経済学を通して分かりやく説明する。特に重要なのが、経済学の範疇を超えて、ＡＩ時代のベーシックインカムを政治的に位置づけた第５章である。これまでのベーシックインカムを巡る政治的議論は、公平な分配というベーシックインカムのリベラルな側面と、福祉合理化というベーシックインカムの新自由主義的側面が対立し停滞していた。著者は、この閉塞した中にリベラルリバタリアニズムという新しい方向性を示す。それはベーシックインカムにより、併存が難しいとされてきた経済的自由と経済的平等を両立させようという立場である。また、ＡＩによる爆発的経済成長の可能性と人間の行う労働が減少する「脱労働社会」時代の社会的反映でもある。

ベーシックインカム実現を阻むのは過労死にまで行きつく、日本社会に蔓延する「儒教的エートス」という内面化させられた労働崇拝であり、過剰で病的な労働意欲である。リベラルリバタリアニズムに基づくベーシックインカム導入の道のりは、儒教的エートスからの解放戦略として描かれなければならないことを本書は教える。なぜベーシックインカムにより、怠け者にまでただでお金を配るのか、という心理的抵抗を拭えない人にも一読を勧めたい。

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