京都デモ情報《ブログ版》

京都周辺で開催されるデモ行進・街宣・イベント・裁判・選挙等の情報を共有するためのページです。

「全共闘以後」(外山恒一)

2019年01月06日 | 書評



「全共闘以後」をざっくりまとめると、ノンセクト活動家の法則的かつ平均的な一生はこんな感じだろう。

中二で親や学校と揉め出す→クラスメイトが馬鹿に思える→選民意識を持った色々拗らせたもの同士で吊るんでノンセクト活動家デビューする→微罪で済む程度に跳ねまわる→逮捕者の救援で揉める→痴話げんかで揉める→集団のルール作りで揉める→空中分解→議会政党職員になるか、一匹狼活動家になる→一匹狼活動家は微罪程度で収まるオチョクリ活動を始める→30歳過ぎる辺りから活動で興奮が得られなくなる→40歳過ぎると腹も出てきて体の無理が効かなくなる→50歳前後で自由で縛りの無い党を作ろうなどと、今さらなことを言いだす→ノンセクト活動家予備軍相手のサークルを作る→大学出身のノンセクト活動家は、左翼版の校友会(戦友会?)を作り共産党や中核派の悪口をさかなにして思い出話しにふける

ノンセクト活動家崩れが、小説家を目指すというのもありがちなパターン。しかし、自意識を拗らせたマスターベーションみたいな作文がまとまる訳もなく、やがて行き詰まり酒びたりになる。このサイクルから、何かしら後代に受け継がれ発展する蓄積や経験があるかどうかの判断は読者に委ねられる。


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ファシズムの大衆心理下巻 (ヴィルヘルム・ライヒ)

2018年12月07日 | 書評



「ファシズムの大衆心理」下巻では、最初になぜ人類解放を目指したソ連が失敗したのか、がライヒの見地から分析される。当然それは、ソ連がプロレタリア独裁をもって性抑圧と家父長制を乗り越えることが出来ず、それどころかスターリンによる一党独裁に変質し性抑圧と家父長制を復活強化させたからだ、ということになる。ここからライヒは、政治そのものが人間を歪曲させる性抑圧と家父長制を内包しているとして、政治活動に見切りをつける。本書の最終章においてライヒは、政党や政治に頼らないで実現する労働者自身が責任をもって運営する自治、とでもいうべき労働民主制を唱えるに至る。労働民主制は、人間が本来持つ自由の欲求に根差した自然過程として基礎づけられる。ナチスや共産党と闘い、最後にたどりついたアメリカにすら否定され監獄の中で死んだライヒ。形式的自由から全体主義が生まれることを見抜き、真実の自由を追い求めた闘士らしい人生であった。

ライヒの限界は、階級社会において中産階級が受け持つ保守的精神性や機能については詳細に解明したのに、中産階級が社会変革の中で果たす積極的役割を位置づけられなかったことにある。その欠点を覆い隠すように、本書下巻においてライヒは、労働民主制の担い手に管理職やインテリ層といった中産階級も含めている。しかし、それは中産階級をなだめすかしたりご機嫌をとったりして革命の味方にしよう、という程度のことでしかなかった。これもファシズムを招いた原因であり、戦後、商品の大量生産を旨とするアメリカニズムの中で、ライヒがフリーセックス肯定本として流行消費された原因でもある。


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【告知】12・16脱原発デモ

2018年12月03日 | デモ



【12・16脱原発デモ@京都】
なし崩しの原発再稼働を許すな!
日時:2018年12月16日(日)
午後1時30分集合 午後2時出発
集合:京都市役所広場
デモコース:京都市役所~四条河原町~円山公園
主催:e未来の会
詳細:http://u0u0.net/NBIk

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ファシズムの大衆心理(ヴィルヘルム・ライヒ)

2018年11月29日 | 書評



「ファシズムの大衆心理」の功績は、可視化されにくく言語化されにくい中産階級・宗教・家族の核心部を暴露したことにある。詰まるところ、それは家父長制であり性抑圧の場であるということだ。中産階級・宗教・家族は家父長制と性抑圧を個人に順応させる役割を果たすことで、階級社会の支柱となってきた。この構造が危機に陥る大不況や戦争前夜という社会情勢を迎えると、中産階級・宗教・家族は温情を投げ捨て家父長制と性抑圧を由来とする神秘的人種主義に硬化し、ファシズム独裁制への道を開く。

中産階級を経済的条件や職業による分類に狭め、宗教や家族は私的なことと、簡単に片づけてはいけない。それでは、なぜ大衆は自己の不利益に際して立ち上がらないのか、むしろ喜んで独裁者に身をゆだねるのか、理解できなくなる。とくに、中産階級は平時において凡庸で主体性に欠けた烏合の衆と軽視されがちなために、中産階級が家族と宗教を介して深層に保持するイデオロギー的一体性と生存戦略、集団戦闘力を見誤ってしまう。その結果がナチスの勃興でありドイツ共産党の瓦解であったことを本書は、生々しい当時の記憶とともに伝える。

また読者自身の階級的精神性が何によって規定されているのか自覚できるという、精神分析の手段としても一読の価値がある。個人的には、心理学と呼ばれるものの種明かしを見せられたような気分になった。


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【12・16脱原発デモ@京都】開催のお知らせ

2018年11月17日 | デモ


【12・16脱原発デモ@京都】
なし崩しの原発再稼働を許すな!
日時:2018年12月16日(日)
   午後1時30分集合 午後2時出発
集合:京都市役所広場
デモコース:京都市役所~四条河原町~円山公園
主催:e未来の会
詳細:http://u0u0.net/NBIk

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