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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

メルヒェン - ヘルマン・ヘッセ 訳:高橋健二 (新潮文庫)

2022-11-09 05:39:33 | 読書メモ

たまにはドイツの本も読みますか、と手にしたのはヘッセのメルヒェン。

9編の短編からなる一冊です。

子どもからお年寄りまで広く楽しめるメルヘンです。
特に最初の、「アウグスツス」は、愛されること、愛すことの価値について考えされられる話で、「別な星の奇妙な便り」、「ファルドウム」は、物の存在、物の価値について考えさせられる話です。
「夢から夢へ」、「アヤメ」は、シュールリアリズムの中に美意識を感じる作品。
エニワンズドーターがインスパイアされた、「ピクトルの変身」も収録されています。

長編小説ばかり読んでて、なんだかちょっと疲れたかなー、軽いの読みたい、という時の読み物にぴったりかと思います。

作者プロファイル。ノーベル文学賞受賞者で、評価された作品は「ガラス玉演戯」とのことですが、いつか読んでみよう。有名なのは「車輪の下」ですかね。

翻訳者プロファイル。

書誌情報。
原書が発行されたのは1919年、日本で出版されたのが1952年、新潮文庫化は1973年。
それぞれの作品の発表年は、Wikipediaに詳しいです。

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p.s. カロリーとカリウム摂り杉、明日は節制しよう。


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