たまにはドイツの本も読みますか、と手にしたのはヘッセのメルヒェン。
9編の短編からなる一冊です。
子どもからお年寄りまで広く楽しめるメルヘンです。
特に最初の、「アウグスツス」は、愛されること、愛すことの価値について考えされられる話で、「別な星の奇妙な便り」、「ファルドウム」は、物の存在、物の価値について考えさせられる話です。
「夢から夢へ」、「アヤメ」は、シュールリアリズムの中に美意識を感じる作品。
エニワンズドーターがインスパイアされた、「ピクトルの変身」も収録されています。
長編小説ばかり読んでて、なんだかちょっと疲れたかなー、軽いの読みたい、という時の読み物にぴったりかと思います。
作者プロファイル。ノーベル文学賞受賞者で、評価された作品は「ガラス玉演戯」とのことですが、いつか読んでみよう。有名なのは「車輪の下」ですかね。
翻訳者プロファイル。
書誌情報。
原書が発行されたのは1919年、日本で出版されたのが1952年、新潮文庫化は1973年。
それぞれの作品の発表年は、Wikipediaに詳しいです。
p.s. カロリーとカリウム摂り杉、明日は節制しよう。
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