DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

おおしまや@群馬総社

2016年11月14日 | そばうどん
前橋から北へと伸びる三国街道。
この街を走る一番大きな幹線道路なワケだが、御多分に洩れずココも大手資本ストリートと化していた。
どこまでも続く、どこにでもある見慣れた大きな看板たちを掻い潜って進んでいると



その中にそろりと並ぶ、うどんの小さな看板。



早い安い旨い with 右肩上がりの躍動感。

ふむ。こっちへおいで、と言われてるねこれは(笑)



店に入るとすぐに打ち場。威勢の良いご主人から通りの良い声で、いらっしゃい!と声がかかる。




メニューを眺めていると、次々と客が入店してくる。
皆さも当然といった具合に、もり!とか、ざるの大盛りねー。とかカウンターのお姉さんに注文をしている。どうやら勝手がわからないのは自分だけの様だ。
自分も慌てて、もりで!とオーダー。



釜場は外人のお姉さん。実に機敏な動きに感心。見込みでどんどん茹でている。

すぐにもり汁が届き、その後1分ほどで茹でたてのうどんが届いた。



天ぷらはカウンターにでんと置いてある。
カウンターの客は各々がセルフで取る。小上がりの客はホールのお姉さんに天種を伝えて持ってきて貰う。

そう。オーダーといい、天ぷらといい、まさに大衆食なのである。

ルールや作法とはなにか。
表に掲げた、早く安く旨い。の元に、客も店もお互いを思いやる気持ちがあれば、当然こうなるという事だ。

なにも難しく考えることはない。家庭の食卓を思えば良いのだ。大衆食とは家庭の食卓の延長である。



だからセルフで取った春菊天はうどん皿の上に置くべきでしたw 洗い物増やしてごめんなさいー

この水切りザルなどなく平皿にもはっと盛られたうどんがこの辺りのデフォルトらしい。



うめえええええー
瑞々しさともちっとした弾力と。



どれも巨大すぎて(特に芋天は1/2本丸々天ぷらとかやばうぎサイズw)躊躇した天ぷらだがやはりなんかひとつ。。と取った春菊天がやはり大きすぎるの図(笑)



大衆そばうどんを大別すると、路麺と弁当に分けられる。とは自分の見解だが、この地は弁当なのか、とか勝手に思ってました。2年前に行っためん茶屋も元々は弁当屋だったというし。

この群馬総社にも、立ち食いそばのスタイルが存在していた事。そして次々と現れては黙々とこのうどんを食べている人々を見て、源流との確信を更に深めたのである。











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