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久々にやってきた川連。ちょいと高くなってた。というかこの5年で7回くらいおじゃましてる間に、着実に価格が歩んでる(笑)
せいろ・かけそば。300→450。
名物のそば重。580→750。
利用する側からすれば、ちょっと寂しい気もする。
でも提供する側からすれば、きっと死活問題である。
値上げの話はその店をあーだこーだ言うコトに終始しがちだが、そうせざるを得ない世の中や社会の仕組みについても考えてみたい。
昨年末からこの年度末、立ち食いそば屋や大衆食堂の名店が相次いで閉店した。
おそらく近い先、その流れはますます加速する事になるだろう。
再開発。人手不足。高齢化と後継者の問題。
でも、きっとそれだけじゃない。利用する側のワンコイン呪縛の元凶とは一体なんなのか。
写真の冷し牛しゃぶそばは、500→650。
この店で自分が一番よく頼むメヌーなのだが、やはりうまい。そして正当な値段だよな、とも思う。
お店がボロ儲けしようとしてるワケでもないし、客がケチ臭いワケでもない。
その正当な値段を掲げづらい世の中。
その正当な値段を払いづらい世の中。
大衆から大衆食を奪う罪は重いぞ。
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