書籍「マッキンゼーをつくった男 マービン・バウワー」

初めて知りました。今のマッキンゼーは、本家、マッキンゼーさんではなく、マービンが買い戻して今の形にしたことを。。。。あと、「外資系コンサルの真実」にマッキンゼーは、顧客の意図に反しても正しいことは言及するスタンスが、マービンの倫理規定に基づいていたことを理解できました。

この素晴らしい人の生きざまは、非常に心を打つものがあります。

①ジョーンズ・デイ（法律事務所）でのマービンからの学び
・破錠企業の要因はCEOが情報から遮断されていたこと
・階層構造が情報の遮断をもたらす
・階層構造が権限委譲をなくす

②マッキンゼーがマービンたちのファームとなったあとのマービンからの学び
・職業倫理、職業定義を重んじ、利益を目指さず、他の仕事は断ち切る
・売り込むのではなく、ファームの評判を上げるためのOutreach・価値提供で顧客を呼び込む。マッキンゼー財団の設立によるOutreach
・アイデンティティを確立する。プロフェッショナルとしてのリーダーシップ、共通の問題解決アプローチ、提案におわらず実行を後押しすることがマッキンゼーのアイデンティティ。
・リーダーを育てる。人材を育て、一人一人がファームの評判に貢献。次世代のリーダを育てる教育は学校教育から。
・問題解決は事実に立脚する。解決策は必ず行動に結び付ける。
③リーダーのリーダー
・リーダーの条件は、以下の３つ
　　－部下が自信をつけ自分に誇りを持てるようにする
　　－部下に倫理規範を示しモラル向上を図る
　　－部下が使命を自覚し、人間として成長できるように後押しする
・リーダーの資質
　　－誠実さ、現実的、高い規範、他人の尊重、コミュニケーション能力、配慮と献身
・経営上の決定のプロセス
　　－決定すべきかを決定する
　　－状況を把握する
　　－問題を考え抜く
　　－実行方法を決める
　　－役割分担を決める
　　－見守る