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は横目で三木を見る。

2023-11-30 17:14:12 | 日記
は横目で三木を見る。

「拙者の目から見ると、あれは相当悪いかと。休息所など、のいいお払い箱でしょう」

「やはりそうか?アイツら…おつむが良くないんだな。仲間割れなんざしている暇かって話しよ」


寝物語にしては品の良くないそれを伊東は黙って聞いていた。

──違う。yaz 避孕藥 彼らの関係性は仲が良いとか、悪いとかそう言った陳腐な言葉で表すことは出来ない。

伊東は先日の出来事を思い出した。


山南が休息所へ移動する前夜のことである。伊東は山南の部屋を訪れていた。

『やあ、山南君。明日から療養と聞きましたよ。寂しくなりますね…。貴方のお陰では隊に残ることを決めたというのに…』

『伊東君なら、心配することは有りませんよ。私も体調が良くなったらまた戻って参ります。その節は宜しくお願いしますね』


山南は微塵たりとも、屯所移転の件について味方にならなかったことを根には持っていないらしい。
お人好し過ぎるのだと伊東は目を細めた。

伊東が山南を尋ねた理由は一つ。新撰組に根差す鉄の掟、"局中法度"について山南の意見を聞くためだ。
些細な事でも直ぐに切腹を申し付けかねられないそれを、伊東は疎ましく恐ろしく思っていた。

土方と馬が合わないことは薄々感じているが、あの男が副長職に付いている限り、下手なことをすればの首は何回でも胴体と生き別れになるだろう。


心根が穏やかで未だ"総長"という立場かつ、土方と折り合いが悪い筈の山南であれば、対抗馬になるのでは無いかと考えたのだ。

療養とは言え、脱退する訳でない。総長という役職と共に療養するのだ。権力や元々の人徳は死なぬ限り有効だろう。
しかも聞いた所に寄ると、秋頃に法度を巡って土方とやり合ったそうだ。局長非難をした隊士が切腹させられたとか何とかで。

これは山南も局中法度を疎ましく思っているに違いない。
『勿論ですとも。…して、山南君。新撰組は素晴らしい隊だが、法度に背いた隊士が切腹させられているという話を聞きました。これは真ですか』

伊東の言葉に山南は頷いた。伊東は口元に手を当て、嘆く振りをする。


『隊を纏める為に、規律が必要なことは分かります。ですが、何と過激な…。山南君はそれで良いのですか?たった一つの過ちで志を共にと、やってきた仲間の腹を切らせるなど!』

『そうですね…、中々厳しい法度だとは私も思います』

伊東の言葉を肯定するような山南の返答に、伊東は笑みを浮かべた。

『なら、山南君──』

『ですが、我々は浪士組結成当時からこの法度でやって来ましたからね』


神妙な面持ちの山南を、伊東は首を傾げて見遣る。
この言い方であると、まさか賛成なのか。

『山南君は…、まさかとは思いますが。局中法度に賛成なのですか』

『まさかも何も、法度を考えたのは土方君と私ですよ』


穏やかにそう言った山南の瞳は真剣そのもので。法度に対する疑いを持たない目をしていた。

『そうだったのですか…。だけを見せしめに切腹させるのは良くない。という事だ。
幹部を許すのであれば葛山も許されるべきだったのだ。


『そ…そうしますよ。人の噂なぞ、ろくな物は有りませんね。それにしても、山南君も食えないお人だ。土方副長と折り合いが

「…そうかも知れません。

2023-11-30 17:02:13 | 日記
「…そうかも知れません。とは哀れな生き物ですよ。大切な物が何か分かっているのに、どうしても他が邪魔をしてしまう」

哀れ、と言った時の山南が酷く遠い存在に見えた。繋ぎ止めねば何処か手の届かない場所へ行ってしまう、そのような気がする。

明里は双眸から、事前避孕藥 ほろりと美しい雫を流した。泣きぼくろを伝い、山南の頬の上に落ちる。


山南はその姿を見て、どうしようも無いくらいの愛しさが胸を占めた。気丈に気高く振舞っていた彼女が自分の為に泣いている。

沢山の不義理を働く男の為に、だ。


「…泣かないで下さい。私に、この涙に報いることは出来るのでしょうか」

山南は手を伸ばすと涙を拭う。そして起き上がると、正面に移動した。

「…もっと、うちに逢いに来ておくれやす。昼間でもええから。お姿を見たいんや」

「おさとさん…」


駄目で元々と思いつつ、明里は初めて駄々をこねるような言い方をする。
出来ることなら、山南の姿だけを毎日見ていたかった。それ程に惚れ抜いていた。


山南は再び明里の両手をそっと掬う。笑い皺が薄らと刻まれた、明里の大好きなその瞳が真剣味を帯びた。


「……おさとさん、近いうちに貴女をしても宜しいでしょうか」

落籍。それはこの廓で遊女として働く妓であれば憧れる言葉である。

だが、妓は相手を選ぶことは出来ない。思いを寄せる相手と結ばれる確率は限りなく低かった。
加えて、仮に良い縁があったとしても側室の場合が殆どであり、肩身の狭い思いをして生きていくことになる。


「……ほ、んま?」

やっとの思いで紡ぎ出した言葉が震えた。ずっと夢見ていた申し出に胸がいっぱいになり、涙腺が崩壊したように止めどなく溢れる。


「ええ。こんな嘘なんて吐きません」

「うち…、うち…。山南せんせがええどす…ッ。ずっとお慕いしておりましたんえ」


明里が流す美しい涙に山南の心は酷く揺さぶられた。
人生の伴侶にするならば、明里だと決めていた。だが、今回の落籍の申し出はそれの為ではない。


万が一自身に何かあった時に備え、この愛しいを籠の中から出してあげたいと思ったのだ。


「……貴女を自由にしてあげたいんです。準備するのに時間がもう少し掛かりそうなのですが、年明けまで待って頂けますか」


"自由にしてあげたい"。本来なら引っ掛かる筈の言葉だが、あまりの嬉しさに明里は気付かなかった。
一方で、別室では桜司郎と沖田が妓を寄せ付けないため、松原が一人で相手をしていた。
綺麗な妓に次々と酒を勧められ、松原は上機嫌ですっかり酔っている。

「…山南さん、少しは気分転換出来ましたかね」

沖田は山南がいる部屋の方を向きながら、そう呟く。

「ええ、きっと。最近凄くお疲れのご様子でしたし」

「貴女も気付いてましたか」


沖田の声に桜司郎は頷いた。
江戸について話した時の羨望に近い表情と、"帰るところもない"と言った時の表情がどうにも忘れられない。

「あの、沖田先生」

「はい。何でしょう」

「そんなに、江戸は良かったのですか…?」

突然の脈絡の無い質問に、沖田は怪訝そうに首を傾げた。そして穏やかな笑みを浮かべる。


「ええ…。貧乏を極めていましたけどね、皆で助け合って何とか生きていました。勿論、今は今で楽しいですがね。何故ですか?」

「明確に言葉にされていた訳では無いのですが…。山南先生がそのような表情をなさったから…」

表情という曖昧なものだったが、表現豊かな桜司郎の目に止まったのだからと神妙な面持ちになった。


「そうですか…。私も気に掛けるようにします」

「有難うございます」

「いえ、山南さんは私にとって兄ですから。今まで沢山助けて貰ったから、私も少しくらい恩返しをせねば罰が当たります」

沖田はそう言うと目を細める。


──江戸、か。確かにあの頃は食う物に困ったとしても、皆笑っていた。だが今はどうだろう、名が売れるようになって生活も困らなくなったというのにギスギスしている。
山南さんも辛かろう。きっとあの左腕は戦闘には耐えられない。剣士として生きたかった人だからこそ、余計に苦しんだではないか。

整った伊東の顔を見

2023-11-30 16:49:42 | 日記
整った伊東の顔を見、嫌悪感を抱いた。

──このキツネ野郎が、何を考えていやがる。分かってんだぞ、お前が挨拶の時に近藤さんの人柄だけを誉めて、志については一切何も触れなかったことを。


これ以上討論すれば近藤の顔を潰しかねない為に黙っていたが、土方とはまるで正反対の考え方だった。

土方は、優思明 隊内の思想は出来るだけ統一すべきだと考えている。皆の足が違う方へ向いてしまえば統率力も落ち、やがて離反へ繋がりかねない。
だが、実情としては思想の統一は中々に厳しかった。無理を強いれば、それこそ反逆心が芽生えるだろう。

その代替案として規律の強化が必須だと考えた。その始めが局長批判をした葛山の切腹である。


土方は山南の横顔を垣間見た。あの時は激昂していたが、あれ以来何も言ってこない。
気味が悪いほどに穏やかである。意外と根に持つ性格の山南が、あっさりと納得するものだろうか。


「では、伊東殿の入隊も確定したところだし、例の編成は確定で良いな!」

近藤はそう言うと、懐にしまっていた巻物を取り出した。
土方、山南は頷く。

「編成、ですか」


伊東だけが腑に落ちない表情をしていた。
その巻物に書かれているのは、隊の新編成である。翌日。新撰組の新編成について以下のように張り出された。


局長近藤勇
副長土方歳三
総長山南敬助

組頭
一番組頭沖田総司
二番組頭伊東甲子太郎
三番組頭井上源三郎
四番組頭斎藤一
五番組頭尾形俊太郎
六番組頭武田観柳斎
七番大砲組頭松原忠司
八番大砲組頭谷三十郎
小荷駄雑具方組頭 原田左之助


そしてそれぞれの組頭の横に平隊士の所属が表記されている。
副長助勤だった永倉は局長批判のため降格処分、藤堂はまだ江戸にいるため編成には参加していない。


「ええと…私の名前は…」

「俺の名前は何処だ!?」


桜司郎は人の垣根の隙間から何とか探そうとするが、中々見付からなかった。
背丈のある山野が目を凝らして、桜司郎と馬越の分も探す。

「あった!桜司郎、馬越ッ!俺ら同じだぜッ。沖田先生の一番組だ!」

山野の声に、桜司郎と馬越は手を取り合って喜んだ。
そこへ沖田がやってくる。


「三人とも、私の組ですね。よろしくお願いします。…どうやら、一番組はいざと言う時は先陣を切る役目になりそうです。常に覚悟を持って励むように」


沖田の言葉に、三人は力強く返事をした。
そこへ松原が笑みを浮かべながらやってくる。

「ええなァ、沖田はん。ワシの組にも鈴さん達寄越してえや〜」

松原はそう言うと、桜司郎の頭と肩にそれぞれ自身の顎と肘を乗せた。

「ふふ、駄目ですよ」


沖田は笑顔できっぱりと断りを入れる。

「忠さんも一緒なら嬉しかったのに…。残念です」

「本当にそうですね。寂しいです」

桜司郎と馬越の言葉に松原はみるみる表情を明るくすると、大きく腕を広げるなりガバッと二人を抱き締めた。

沖田の脳裏には隊の策士であ

2023-11-30 16:35:15 | 日記
沖田の脳裏には隊の策士である土方が浮かんだ。彼であれば悪いようにはしないだろう。

「はい」

「…次からは自分を犠牲にしないで下さい。貴女は、貴女がしたいことをすれば良い。少し私は離れますが、此処に居てくださいね」

桜司郎は小さく頷いた。子宮內膜異位症 沖田はその頭を撫でると、土方にそれを渡すべく部屋を出ていく。

元の大部屋に戻ると、沖田は土方を手招きした。

「どうした、総司」

「土方さん、これを。貴方なら上手く使えるでしょう。桜司郎君と馬越君の戦果です」


沖田はそう言うと証文をそっと手渡す。土方はそれを読むと、口角を上げた。

「それで、桜司郎君を今夜一日休ませたいのですが。宜しいでしょうか」

「ああ、アレだけの大技を魅せられちゃあな。良いだろう、ちゃんと"連れて帰って来いよ"」


沖田は頷くと桜司郎の待つ部屋へ戻ろうとする。そこへ土方が声を掛けた。

「おい、総司」

「はい。何ですか?」

沖田は首だけ振り向く。土方は声を顰めると、こう言った。

「…まさかとは思うが。お前ら…念友、じゃないだろうな」

その言葉に沖田は頬を赤らめて狼狽する。土方はギョッとして沖田を凝視した。

「ち、違いますッ!全く、土方さんはいつも頭の中が色事で詰まってんですか!?」

念友とは、男色関係にあることを指す。全否定を聞いた土方はホッと胸を撫で下ろした。

女が嫌いな沖田が男へ走っても可笑しくはないと思っていたのである。沖田はついでに、部屋から飲みやすそうな酒とつまみをいくつか見繕うと持ち出した。

そして桜司郎の待つ部屋へ戻る。
両手が塞がっているため、襖が開けられないことに気付いた。

「あの、沖田です。済みませんが、襖を開けて頂いても宜しいでしょうか」


そう声を掛けると、すぐに襖の前に気配を感じる。そしてスッと襖が小さく開けられた。


桜司郎は襖の縁に手を当て、沖田を見上げるように顔を半分だけ出す。

目元を少しだけ腫らし、未だ目を潤ませているためか上目遣いのそれはいじらしく見えた。
思わず手にしていた物を落としそうになりながら、沖田は上擦った声を上げる。


「あ、あのッ、入っても、良いですかッ」

「どうぞ。済みません、開けますね」


桜司郎はそう言うと襖を開き、沖田を招き入れた。
沖田は手に持っていた物を畳の上に置くと、改めて桜司郎の格好を見る。

鮮やかな着物と妖艶な化粧は、幼く見えていた桜司郎の顔を一気に大人の女性へと変化させていた。

あの日以来、女という女とまともに会話をしたことが無い沖田は、桜司郎をそれと意識するなり瞳を伏せる。


「…やはり、似合わないですよね」

桜司郎の呟きに沖田は顔を上げた。すると、桜司郎は悲しげに顔を少し歪めている。


「そんなことは無いです…。とても、き、き…綺麗、ですよ」

緊張しながらも沖田は何とか本音を口にした。だが、桜司郎は首を横に振った。


「だって、沖田先生…先程も今も目を逸らしましたよ。見ていられないと思われたんですよね。大丈夫ですよ、本当の事を言って頂いても」

「それは……違うんです。私の事情があって…」


沖田はそう言うと、腿の上に置いた拳を握る。そして意を決したように桜司郎の目を見た。


「あの、もし不快で無ければ…。手に触れて良いですか」

その申し出に桜司郎は驚きの表情になる。そしてコクンと頷いた。

先程までは背も頭も触っていたというのに、改めて桜司郎を女と意識すると、手が震えそうになる。

今までは男の格好をしていたから触れられたのかもしれない。もし、これで身体が桜司郎を拒否したらどうしようと不安にもなった。


「し、失礼します…」

沖田はそう言うと握った拳を開き、そっと桜司郎の白い手に触れようとそれを伸ばす。

ちょん、と沖田の冷たい指が桜司郎の手の甲に触れた。

それが擽ったかったのか、冷たかったのか。ひゃあと

「…全く、山南君は本当に素

2023-11-29 23:24:29 | 日記
「…全く、山南君は本当に素晴らしい人です。心から信頼に足る人物だと、は改めて実感致しましたよ」

「突然どうしましたか。私は何も素晴らしい事など申していませんよ」

「いえ、經痛 近藤局長がの入隊を心から望んでおられる事を存じているでしょう。それでも、山南君はの話のみをしてくれている」


伊東はそっと山南の手を取る。すると、着物の袖がするりと肘まで落ちた。
山南の左腕には痛々しい傷が浮かんでいる。
伊東は視界の端にそれを捉えると、更に目を細めた。


「山南君は誠義の人ですね。その様な貴方が居るというだけでも、新撰組に箔が付くでしょう」


明らかに褒めすぎだと思ったが、それでもそこまで言われて不快に感じる人間は居ないだろう。
山南は照れ笑いを浮かべた。


「そこまで言われると、むず痒いですね…。実質、隊を切り盛りしているのは土方君ですから。凄いのは私では無く、土方君ですよ」

「土方副長ですか…。どうやらは彼には良く思われてなさそうです。おいおい仲良くなるとしますよ」


伊東はそう言うと肩を竦める。
やはり、馬が合わないのかと山南は予想を的中させたことに苦笑いをした。


「伊東君が役者のような男前ですから、妬いているのでは無いですか。大丈夫ですよ、土方君も良い男だから何時かは分かり合えます」


山南は軽く笑いながらそう言う。この男は冗談も言えるのか、と伊東は涼し気な目元を伏せた。

「ハハ…。山南君がそう言うならそうなのでしょう。有難う、貴方のお陰で心が軽くなりましたよ」


それは本心だった。この柔和な山南が居る隊ならば、噂で聞き及んでいた残虐で酷い集団では少なからず無いだろう。


「そうですか、それなら良かったです」


山南は安堵の笑みを浮かべ、小窓へ視線を向けた。秋が終わりを告げるように、葉の落ちた枝が見える。その奥には星がその存在を主張するように煌めいていた。


幾らか失望している箇所があったとはいえ、山南は新撰組が好きだった。
若く新しい力を持つ子達が、良い方向にきっと変えていってくれる。

また、知識も志もある伊東が加盟してくれれば、その子達の力になってくれるはずだ。


──そう信じている。後日、新撰組一行は島原に繰り出していた。

絢爛豪華な見世、その前を癒しを求めて行き交う男たちでひしめきあっている。
男と女の欲望が渦巻くここにまた来てしまった、と桜司郎は肩を竦める。

決して遊女達を卑下しているのではなく、むしろその逆で彼女達の美しく堂々としたそれに、女として引け目を感じてしまったのだ。

まるで気高く咲く花のような彼女達が眩しかった。


もはや新撰組御用達と云っても過言では無い、に躊躇なく近藤らは入っていく。


「し、島原…。私、この雰囲気苦手なんですよ…」

「まごっちゃん、何を言ってんだ。男に生まれたからにゃ、避けては通れぬ道だぜッ」


桜司郎の横では馬越と山野の燥ぐ声が聞こえた。桜司郎は入り口で立ち止まると建物を見上げる。


『…泣くのは何時の時代も女子どす。待つのも、置いていかれるのも、女子どっしゃろ…!』


その脳裏には、前に廊下で盗み聞いたは大丈夫だったのだろうか。


暫く立ち止まっていると、それに気付いた山野が戻って来て、桜司郎の腕を取った。

「何してんだよ、置いていかれるぞッ」

「わ、ちょっとぼんやりしていただけだよ」


前のめりになりながらも、山野に手を引かれて隊士達の後を着いていく。
入り口で刀を預けると、二階の前回と同じ部屋へ通された。何処からか三味線の音が聞こえる。


やがて、豪華な膳が目の前へ運ばれた。前は訳も分からずに一人で居たが、今回は友がいる。そして仲間として堂々と此処に居られる。
それだけで食事の味が全く違った。


「八十八君、この煮物美味しい!」