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下っ端パロロワ書き手のドバーなブログを北の大地から

閃の軌跡Ⅲ 感想その3

2017年12月20日 | 軌跡シリーズ


2章の終わりまでやってしまった。


故に感想なんてもういいやろw感があったけど、書こう!


さてさて。


1章終盤はあのハーメル村へ行きます。
空の軌跡SCの最初と最後にイベントだけ映ったあの村ですよ。
主人公の一人であるヨシュアと、執行者Ⅱのレーヴェが育ったあの村に……さて、いつもどおりキャラごとに書くよ!


○エリオット・クレイグ(出会い)
前作で学院を卒業したあとは音楽学校へ進学し、なんと1年で卒業してしまう。プロとしてこの春デビュー。
リィン一行が任務を終え街に戻るとバイオリンの音色が聞こえ、彼とプレイヤーは分かるんですよね。エリオットだって。
聖堂で巡業コンサートを開き、演奏後は子ども達の先生として指導を行うその姿……うぅ、成長したなあ;;
甘いフェイスに母性本能を擽ってしまう可愛らしさ、そんな彼も19?になって、今ではプロになった。
巡業と言いながらも実はリィンを助けるために同級生同士で連絡を取り合って、この街に来てくれたんだって!
彼はプロの音楽家だから、戦いとは無関係でもいいんですよ。血や硝煙の匂いなんて必要ない。だけど、仲間を助けるために。


○ラウラ・S・アルゼイド(戦闘面も)
卒業後はパパ《光の剣匠》と一緒に修行の旅へ。そして今作では免許皆伝となって参上。
生徒を守るためにリィンが鬼の力(自分への負担がヤバい)を発動しようとした時、???「その必要は無い」いやあかっくいー!
いやあ強い。元から超近接キャラで相手の防御の上から殴るタイプだったんだけど、力が増してるね。
今作からのブレイクゲージとの相性がよくて、どんなに堅くても無理矢理ブレイクしてダメージを通せるようになってしまった。
固有のオーダーは与ダメージ+40%!説明する必要も無いよね、強い(確信)相変わらず自己バフもあるから使い勝手がいい。
ただ例によってアーツは苦手。それに技の消費が大きくなってるので息切れしやすい。
設定的な強さでは《神速》に成長したと言わせるほどになっていたぜ。前作じゃ歯が立たなかったからね。
でも、Sクラを盾で防ぎながらの台詞なので、まだまだデュバリィちゃんの方が強いようだ。


○フィー・クラウゼル(と夜襲)
猟兵だった彼女はフラグどおり遊撃士になっていました。なんでも最年少=ヨシュエスと一緒です(当時のね)

執行者である《紅の戦鬼》シャーリィとデュバリィ(執行者ではない)がなんと学院の演習地に夜襲を仕掛けるんですよね。
みんな列車の中で休んでいたんだけど、謎の爆発音にどうしたどうしたと。
ランディがパンツァーファウストだと気づき、外に出るとロケラン構えたシャーリィが機甲兵を行動不能にしていた。
挨拶に来たと言い放ちそのまま大量の人形兵器を投入してしまう……さて、学生VS結社の構図です。
戦闘経験のある子もいますが、半分以上は初陣だったんじゃないかなあ。人生ハードモード。
教官であるトワ、ランディ、ミハイルが指揮を執りつつ迎撃するも限界は当然のようにあって、それらをカバーするのがリィンと教え子達。
彼らはバリバリ戦っているからね。他の生徒達を助けているんだけども、シャーリィとデュバリィは参戦していない。

シャーリィは言う訳ですよ、「あたし達が戦闘に加わったら君たちは5分で壊滅」と。まあ~~~~そうかもな~~~~。
その発言の後にテスタロッサっていうチェーンソーライフルを機動させ(炎のエフェクトがかっこいい)列車へ跳ぶ。
拠点が壊される――此処で登場するのがフィーちゃんです。シャーリィに突っ込み、彼女の攻撃を阻止する。
元々、知り合いであることは前作で触れられていて、猟兵時代の記憶もあるから会話がスムーズなんですよ。
フィーが「成長したから昔は足下にも及ばなかったけど、今は……!」シャーリィ「へぇ、やるじゃん!」みたいな。
残念ながらシャーリィの方がまだまだ強いんだけど、一撃を防げるには成長しているんですよ。そもそもシャーリィは碧の時点で大ボスやってたからね。

フィーと共に駆け付けたエリオットがホーリーソングを奏で、負傷した生徒達が回復。
少しだけ花が咲く演出大好き。彼は魔導杖の練習を欠かすことは無かった。プロの音楽家なのに、大切な友達を守るため。
そしてラウラVSデュバリィ。フィーよりも勝負になっているけど、まだ相手の方が強いね。
戦闘が続く中、潮時だと結社は去る。我々の計画を邪魔するならば次は潰すと。脅しでも何でも無い。本当に壊滅させられちゃう。


○レクター・アランドール(オーダー)
朝を迎える。ここですごいと思ったのは学生がちゃんと自分達の役目を果たすんですよね。
機甲兵の修復をしたり、食材の調達だとか、哨戒だとか。偉いって思うけど、怖いとも思う。
肝が据わっているのか、恐怖を紛らわすために身体を動かしているのか。ただ、折れぬ心はいいよね。

さて。
列車には政府からの使者である《かかし男》のレクターが来ていた。
彼の役目はただ一つ。帝国の若き英雄である《灰の騎士》へ政府の要請を伝えること。
それは結社が蠢くこの地の問題を解決しろ。それは人間一人に押しつける問題では無い。それは断ることの出来ないクソッタレ。
リィンがこの問題を無視する訳ないでしょ。政府が強引に問題を押し付けているだけ。だけど、彼には仲間がいる。

協力する分には問題ないでしょう。

泣いちゃう。どれだけの壁があろうと彼らの絆が引き裂かれるなんて、無いんだ。

ということでここからは旧Ⅶ組での活動になる。戦闘的にはかなり楽になる。
ただ、生徒には危険だから着いてくるなとリィンくんが言うのですが、反発されてしまう。
結社相手は無理だ、お前らじゃ力不足だとオブラートに包んで言うリィン。しかしクルトは言う。
「僕の剣では力不足ですか」「……その通りだ」自分の無力を改めて突き付けられたクルトは唇を噛み締めその場を去る。
ユウナは「教官のバーカ!」(意訳)と言って彼の後を追ってしまう。
残ったフィーが「ツンデレは似合わない」ラウラが「厳しすぎる」エリオットが「僕らが学生だった頃は他人のこと言えないよね」
と滅多打ち。言うだけはタダなんだけど、リィンにはリィンの教官象があるからね。

ここでレクターとアッシュの会話が。
どうもアッシュを学院に推薦したのはレクターらしく、アッシュの過去を知っているらしい。
つまりはハーメル村の遺児であることを知っているのだ。ヨシュアやレーヴェすら語らなかったことを。
まあ、後付けなんだろうけどねw ちゃんと裏付けというか、何かはあるだろうからそこに期待。
それにしてもレクターはなんでハーメルのことを知っているのか。帝国軍情報局在籍だから知っていても不思議じゃ無くて、むしろ普通。
でもねー、レクターとハーメルでしょ?空の軌跡つったらクローゼだよなあって。


○ハーメル村へ
情報を求めるためにまずは軍の要塞を訪ねることにしたリィン達。
ランディから「いや、対応してくれんのか?」と言われるも大丈夫。そこのトップはエリオットのパパだからね!
要塞に辿り着くと、同級生であるアランが准尉となってお出迎え。そのままナイトハルト中佐&クレイグ将軍と再会。
ここら辺がとてもスムーズで好き。ナイトハルト教官は中佐に、エリオットパパは大将にまで昇進していました。
さて、結社があんな不審な動きを見せているのにどうして軍は動かないのか。
理由は二つで軍人だから上の命令――つまり鉄血宰相の一声が無ければ動けないこと。
もう一つが領邦軍をこのまま失脚というか、つかえないようにすること。これもオズボーンが悪い。
クレイグ将軍は非道な人間じゃなくて、ゼクスと同じく帝国軍の良識人だから心を痛めている。
そこで動くのが灰の騎士とその仲間達って訳。息子達の成長に影響されたのか、それとも何か思うことをあったのか。
クレイグ将軍は怪しい場所と言われている立ち入り禁止場所への通行許可書をリィンへ。なんでもその土地のトップの許可が必要で。

もう一つの許可はこの街――セントアークを納めるハイアームズ候の許可が必要。
彼の口から語られるハーメルの言葉にリィン達は「知らない」と。そりゃあ、そうだよな。
ハーメル村はその昔、山津波によって消滅し、地図から名前を消された村だから若い者は知らない。
だけど、それは嘘。真実は当時の帝国軍(貴族派)が手柄ほしさに自作自演の戦争を引き起こした。
村は襲われ、ヨシュアとレーヴェ以外が死亡。それに余波は隣国のリベール王国にまで及び、あの百日戦役が始まった。
結果的にはリベール王国の《剣聖》カシウスの活躍により、帝国が公式謝罪をし、終結。
しかしその裏では今回の件を闇に葬ろうと国家間でのやりとりが――ってのが真実。空の軌跡プレイヤーなら知っていること。
ハイアームズ候は他言無用を約束するならば許可を出すと。これを漏らしたら普通に重たい刑になるとも。


○アガット・クロスナー(いざ、ハーメルへ)
ハイアームズ候の許可をもらい、街道の外れに到着し封鎖された入り口に立つ。
すると最後の欠片であるアガットが合流。リベールから派遣されたA級遊撃士は空の軌跡3rd以来の登場に。
帝国がヤバいってことでティータと共に帝国入りし、旧友であるオリビエ……帝国第一皇子オリヴァルト・ライノールの力になるために!
熱いよね。本当はエステル&ヨシュアが帝国入りする予定だったけど、入国許可が下りなかったらしい。
まああの《剣聖》の娘に元執行者にして現状では唯一のハーメル生き残りの息子だからね……。

久しぶりということで道中はずっとアガットを使っていました。強い、強くなった。
バリバリの前衛キャラは昔通りで、更に磨きがかかった感じ。堅い相手とかも関係なく上から潰す。
空時代ではSクラだったダイナスゲイルが通常クラフトに。これがくっそ強い。簡単に敵をブレイクしてしまう。
お馴染みのバッファローレイジがあるから消費が重たくても自分でカバー出来るんですよね。
イベントでは道中でハーメルの真実をリィン達へ話すんだけど、当然、百日戦役にも触れる。
アガットの妹が亡くなってしまった悲劇。ハーメルから繋がった負の連鎖。シナリオの構成が、好きなの(唐突)
やっぱ空が好きだなあと再認識しつつ、遂にハーメル村に辿り着いたのだ。


○ハーメル村(泣いた)
はい、神。
山津波で消滅ってのは嘘だから、自然が残っていても不思議ではない。綺麗な花がね、咲いているの。
BGMは空の軌跡の代名詞である銀の意思のアレンジ。同じ夢を確かに、感じていたんだ。
村の建物は崩壊していて、美しい自然と瓦礫がなんとも言えないような空気と景色を創っている。
探索すると、まずは小さな木剣を発見した。そう、空の軌跡プレイヤーなら一発で分かるんですよ。
これはレーヴェとヨシュアが遊んでいたあの木剣だって。近くに落ちていた髪飾りはカリンのだって。
泣くわ、泣いたわw! なんか、鳥肌に近い感覚で涙ポロリ;;
ただ、もう一つ落ちていたおもちゃは知らない。ここでアガットはおかしいと気付くんですよね。
ヨシュアより小さい子どもはいたのだろうか。まさか――と。まあ、アッシュのことでしょう。しかし、どうなってんだか。
入村時にリィンくんが突然のフラッシュバックに襲われ、その記憶映像がなんとヨシュアやレーヴェの幼い姿なんですよ。
おいおい、お前もハーメルの遺児か?分からない……。心臓を押さえていることから、力に関係があるのかなあ。

村を進んでいくと見慣れた景色に。そう、空の軌跡プレイヤーならね?
SCの最初にヨシュアとジョゼットが、ラストにヨシュエスが訪れていたお墓です。
遂に、遂に操作して行くことが出来た。そして先客としてデュバリィとシャーリィが黙祷を。
デュバリィは閃シリーズで数少ないレーヴェのことを話してくれたキャラなんですよね。
あの《剣帝》から一本取ったこともあるぞ!!(※100本中)と言っていたのが懐かしい。
黙祷を終えるとリィン達に「ほら、貴方たちも」みたいなことを言ってね。いい子だよねえ、ほんと。
実力はあるけど心に闇を抱えていないから執行者になれないと言われていて、休日は美味しそうにデザートを食べたりしてる。
可愛い、根はいい子で、なんでこの子が結社にいるんだろうね。マスターを愛しているのは分かるけど、他になにかあるのかな。
黙祷で驚いたのはシャーリィもしてたこと。お前、自己を満たすためだけに一般人を襲ったりしてたやんけ!
リィン「色々とあるだろうが、ここは止めないか」さすが。


○結社戦
当然のように戦闘へ。結社の実験とはなんだ→ふーん、教えない。みたいないつもの流れ。
さて、今作から戦闘システムにオーダーが加わってですね、ぶっちゃけヌルゲーでした(悲しい)
ラウラのオーダーを発動して、リィン&ラウラ&フィー&アガットで物理フルボッコ祭りでしたね……。
ちょっとミスちゃって敵のSクラが来たけど、エリオットのオーダーを発動して被ダメ0.2倍!!
なんだこれ……戦闘難易度を最大にまでしたけど、うーむ(ちょっと不満)オーダーは縛るべきかなあ。

戦闘が終わると恒例の「勝ったけど息が切れているのはこっち」パターン。マシになったけどね。
シャーリィは流石の灰色の騎士に光の剣匠の娘、重剣や楽士のお兄さんも悪くないし、西風の妖精も成長したねえ!とハイテンション。
やっぱ怪物枠だよなあ。純粋に戦闘狂というか、幼い頃から戦場に立っていただけのことはある。
彼女を援護するように狙撃。アガットが剣で防ぐんだけど、お前かっこいいな……。赤の星座の部隊長である閃撃のガレス登場。
碧以来かな?固有グラフィックおめでとう。更にデュバリィの仲間である二人も登場しリィンくんピンチ――の時になんと。


○生徒一行
尾行していた(気付よ)
奇襲を仕掛けるけど、まあ一本も取れていない。ただ、タイミングは完璧だった。
アッシュは機甲兵すら持ち出していたため、結社の実験であるアイオーンを吹き飛ばす――無理です、返り討ちです。
神機アイオーンもお馴染みだよなあ。至宝が無いから動かない筈なんだけどもバリバリ動いている。これが実験なのかな。
そしてロボ戦、初のヴァリマールですよ。「来い、灰の機神! ヴァリマール!!」「応ッ!!」懐かしいわ。


○機神戦
うそだろ……難しい(呆然)
というよりも、敵のHPが高いし、相変わらずじゃんけんゲーなので長く感じる。
あんだけ前の執行者戦は楽だったのに嘘でしょ……。ちょっと個人的にはうーんポイント。
さてさて。
物語的には前作で創った剣の一撃が通りにくいと。流石は神機アイオーンか。
パテマテが自爆してやっと倒せた相手だからなあ。しかし、どうして動いているんだか。
途中でクルトがアッシュから機体を貰い受け参戦。正直、助かった。相手を遅延させる技のコスパがよくてな……。


○猟兵王
アイオーンを破壊すると、結社は「まあ実験は成功」と。つまり機動することが条件かな?
するとランディ達も駆け付け、状況はこちら側が有利……ではないけど、少しはマシに。
結社は去ろうとするんだけども、シャーリィが「ねえ、出て来なよ」するとね~~~~~~~~~。
死んだ筈の猟兵王ルトガーが立っていた。隣には罠使いのゼノ、破壊獣レオニダス。そう、西風の旅団がね。
フィーが動揺し、団長は死んだ、絶対に。どうして生きているんだって。それはシャーリィも同じで、自分のパパと相打ちしたのは知っているからね。
結局のところ、猟兵王達は挨拶に来たと言ってとくに行動はしていません。ただ、アイオーンを完全に破壊した。
それも紫の機神(なぜか透明)で。おいおいお前も起動者かよーーーーーーー!!



○終わりに
結社&猟兵が去った後、学生達が黙祷を捧げる。
特別実習としてセントアークを訪れたけど、帝国の闇を知るには充分過ぎる体験だったね。
彼らには頑張ってもらいたい。そして腐った帝国を変えるために「若者よ、世の礎たれ」ってね!

ティータがやっとハーメル村に来れたって。お兄ちゃんの大切な場所だもんね。
そしてアッシュは右目が疼いているようだった。厨二かな??? まあ、ハーメルの遺児確定でしょう。



と!



まあ、雑に振り返ったけど、1章よかった!
今回は空の軌跡プレイヤーにとって最高だね。実は街にいたモブも空の軌跡のキャラクターでした。
適当に話しかけたら、知っている名前で懐かしくて……ファンサービス最高。
ただ、まーだ伏線を広げっぱなしですね!!まあ、これからこれから。

明日はファルコムの株主総会

2017年12月20日 | 軌跡シリーズ





明日の15時にカウントダウン終了の謎サイト。

まあ閃の軌跡Ⅳでしょうね。

ちなみに僕はまだ3章に入ったばっかりです。40時間越えてます。

なんとかネタバレだけは踏みたくないね!





しっかしあのシルエットはこれだよなあ。懐かしい。

こいつ、Ⅲのストーリーにも絡んでくるのかなあ。

楽しみだ。

《鉄血宰相》ギリアス・オズボーンという男

2017年12月09日 | 軌跡シリーズ
《鉄血宰相》

ギリアス・オズボーン



エレボニア帝国の宰相を務め、シリーズの多岐に渡る諸々の事件に関わっている声が中田讓治な50過ぎの男。
空の軌跡に一端の区切りが付き、新たな物語である零の軌跡が始まったんだけど、こいつはずっっっっと黒幕やってる。


《名前だけでやべえ奴》
元々、名前は空の軌跡から出ていて、彼の存在にスポットライトが照らされたのは空の軌跡SC。
ラストダンジョンが出現し、コレのせいで導力が使えない。生活基盤の停止と考えてください。
リベール王国周辺のみの現象かと思われたが、実は国境沿いの帝国南部にも被害が及んでいた。

一方その頃、リベール王国の王宮に結社・身喰らう蛇の執行者4人が攻め込む。
街に火が放たれ、兵士は歯が立たず、王女達は囚われて絶体絶命。王宮へ向かう主人公達だが人形兵器の相手に手間取ってしまう。
そんな時だった。空の軌跡FCにてクーデターを企てたリシャール大佐が特例で解放され、4人の執行者相手に立ち向かう。
大佐、実はFCのラスボスを一人で対等かそれ以上にまで戦えるんですよ。《剣聖》を継ぐ者と呼ばれているだけのことはある。
執行者4人の陣形を崩し、主人公達もやっと到着し、さぁ勝負はここからだ!というところで撤退されてしまいましてですね。

そんな中、兵士が緊急連絡ですと慌ててやって来て、内容は「ハーケン門に帝国の師団が大量の戦車を連れてやって来た」と。

一難去ってまた一難。どうして導力が停止している中で戦車を使えるのか。
これは蒸気戦車だと判明するのですが、旧文明なんですよ。軌跡シリーズにとって蒸気は過去の遺産。
そもそも、ラストダンジョン浮上から帝国軍がやって来るまで短すぎる……裏がありそうだ。
この一悶着は帝国皇帝が第一子であるオリビエと、リベールが誇る准将にして元S級遊撃士《剣聖》のカシウス・ブライトの機転によって回避。
そしてオリビエは言うわけですよ、師団を引き連れてきた師である《隻眼》のゼクスに。

「先生だって分かっているでしょう。この緊急事態に旧文明の戦車を製造していたなんて都合が良すぎる。かの《鉄血宰相》は結社と手を組んでいる」と。

どうし旧文明の蒸気戦車があるの!?→製造していたおー^^
これが帝国の強みなんですよ。どこの国もそんな使えもしない戦車に予算を回せない。
結果として導力停止現象は主人公達によって解決するけど、もしもそのままだったら。
軌跡シリーズ世界に於いて帝国だけが兵器を使用出来るってことですよ。怖い怖い。
《鉄血宰相》からすれば別に失敗も成功もないんですよ。帝国軍の強さを他国に見せられた訳ですからね。
ちなみに結社&帝国の狙いの一つにリシャール大佐の存在があります。先に書いたとおり、王国の危機に登場するのですが、これすらも、ね。
実力・カリスマ共に無視出来ぬ存在である彼というカードを早々に切らせるための策だったと。どんだけだよ。
見抜いていたのはオリビエ&カシウスの二人。描写的にゼクスとミュラーも知っていたかもしれない。

などという、実は裏でやべえことをやっていたオズボーン。
続編の空の軌跡3rdで部下の《スケアクロウ》と共に初登場し、リベール王国を電撃訪問してしまう。
そして根回しによってオリビエが行おうとしていた帝国帰還凱旋セレモニーにすら手を打っていたと。
更に後続の碧の軌跡にも出演し、クロスベルという街が猟兵団に襲われるのですが、実は《鉄血宰相》が雇っていたと……。
それで帝国軍に撃退させ「自分の街も守れないの???帝国軍置かない???」と。やることがせこいんだけども、上手い。
まあこの後はクロスベル市長が「独立するよお!?」などととち狂ってしまったのでお流れに。

そして……


《閃の軌跡》
満を持して帝国を舞台に新シリーズが始動。これまで帝国は悪みたいなイメージだったんですよ。こいつのせいでな。
リィン君はじめ学生達で帝国の各地を周り、それぞれの文化や地域の特色、あったけえ人々に触れながら物語が進む。
街間の移動は鉄道なんですが、これを進めたのが《鉄血宰相》であり、その功績はデカい。
人の流通はもちろん、資材の運搬などでもかなりの数字を叩き出していて、そりゃあ市民からの評価は高いよねって。
住みやすい街になるわ、貴族の不要(法律的にアウト)土地とか財産を庶民に開放したりね。
逆に貴族からは憎まれています。平民出身ってこともあるんだけど、ぶっちゃけ「自分たちの居場所がないから」っていう理由。
こんな怪物に台頭されちゃあね。同情はするけど、貴族は貴族でクソなので……(機会があれば書きます)
ただ、市民の評価も100%でもなく、鉄道網を敷くにあたって、潰された土地もあるんですよ。または悪影響を受けてしまった街もある。
その住民達からは恨まれており、それが重なって……。

「閃の軌跡の終盤、テロリスト集団《帝国解放戦線》の首謀者《C》によって狙撃され――死亡」


《閃の軌跡Ⅱ》
オズボーンの死亡により帝国は二つに分かれてしまう。
テロリスト&貴族連合のアンチオズボーンVS帝国軍。なんと悲しい物語。
実力は五分五分で、《黄金の羅刹》や《黒旋風》が機動兵器暴れる中、《紅毛》や《隻眼》が戦車で粘る。

各地で内戦が続く中、主人公達は結社や猟兵団と闘いながら遂にラスボスを撃破。
これによりテロ首謀者《C》――またの名をクロウ・アームブラスト(次の記事の人の予定)が死亡。
敵でありながら共に学院生活を過ごした先輩の死に悲しむ中、《鉄血の子ども達》が駆けつける。


《鉄血の子ども達》
アイアンブリード。オズボーンの子ども……ではなく、腹心的な存在。
《白兎》ミリアム・オライオン
《スケアクロウ》(かかし男)レクター・アランドール
《氷の乙女》クレア・リーヴェルト
《そして――》


《Ⅱの終盤も終盤》
実は生きてたよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?

はい。

終盤に現れた《鉄血宰相》。
そして貴族連合の参謀でもあるルーファス・アルバレアも登場していたのだが、全てが茶番と化す。
ルーファスこそが筆頭にして最後の《鉄血の子ども達》である《翡翠の城将》ルーク・オブ・ジェイドであると。
つまり彼はオズボーンの部下であり、今回の内戦は全てオズボーンによって操られていた。五分五分の戦局も命令どおりであったと。

遊戯盤を支配していた彼は更に告げる「結社の計画を乗っ取るぞ」と。
この発言により結社・身喰らう蛇が使徒、第二柱《蒼の深淵》ヴィータ・クロチルダは焦る。
しかし使い魔は《翡翠の城将》によって殺され、運命共同体だったクロウも死んでいる。彼女は撤退せざるを得ない。
混沌に混沌が渦巻く中で、リィンはオズボーンの胸ぐらを掴む。どうしてお前が生きているんだ、これじゃあ死んだクロウが――。

そんで、まあ。前の記事とかでもずっと書いているんですけども、リィンの本当の父親がオズボーンであることが発覚。

そしてED。はあ??????????こっからが大切なんだが??????????????????


《Ⅲに期待すること》

・どうして生きていたのか
→ルーファス「教えて」オズボーン「それは宿題としよう」僕「教えろよもうEDだぞ殺すぞ」

・どうしてリィンくんを捨てたのか
→ノータッチはだめでしょ……

・結社の計画を乗っ取ると言っていたけど、そもそもお前の目的はなんなんだ
→ハガレンでいう「約束の日」かなあと予想。実際どうなんだろ。黒の史書の再現なんだろうけども

・悪い奴のままでいてくれ
→実はいい人路線やめてね。ゼロ・レクイエムの真似事なんて許さねえからな。


ギリアス・オズボーン。
シリーズの黒幕にして、最も謎が多き男。
こいつの動き一つで世界情勢が大きく変わってしまう。
かの《光の剣匠》をして「時代が生んだ怪物」?(ちょっと曖昧)と呼ばれる存在。

さてさて。

貴族嫌いの理由も明かしてくれればいいんだけどね。
たとえば昔、貴族によって襲撃され、妻を失い、息子であるリィンを手放すことになった。とか。
どうせ《ハーメルの悲劇》や《百日戦役》にも絡んでいるのでしょう。結社とは手を組んでいたが、《白面》と組んでいたって不思議じゃない。
オズボーンの謎が明かされる=シリーズとしての時が進むと同じ意味なので、これは楽しみだ!マジで、何年も待ったからね。

帝国の宰相として自国は勿論、表から他国をも制圧。
結社と組むことにより世界を裏から浸食。誰がこの男を止めるのか。
それは歴代主人公なのか、我らがオリビエなのか、まだ見ぬ新キャラかは不明である。だけど、期待しちゃう。

そういや、帝国皇帝のお気に入りなんだけど、そこら辺も掘り下げられないかなあ。
皇帝は全てを知っているのか、オズボーンに操られているのか、傀儡同然なのか、ただの無能なのか。
せっかく帝国が舞台なんだからね。政治の方も物語に絡めてほしいわ。



うん、閃の軌跡Ⅲが楽しみだ。


《灰色の騎士》リィン・シュバルツァーという男

2017年12月09日 | 軌跡シリーズ
《灰色の騎士》

リィン・シュバルツァー



初登場は閃の軌跡であり、その後同シリーズの主人公を務める。
初代は学生として登場し、最新作では教官へと就任。お酒を飲める年齢にもなった。
シュバルツァー男爵家の養子なので一応貴族。だが決して平民を見下すこともなければ、貴族として威張ることもない。
まあ、養子なのでそこら辺を気にしている節もあるんだけどね。いい子なんですよ。クラスの中心で、誰からも頼られる。
なお色恋沙汰には鈍感。定番なんだけど、この要素が閃シリーズそのものの評価を(一部では)下げた要因とも言われてしまうのだ。


《学生として》
トールズ士官学院の特務クラスⅦ組に所属。軌跡シリーズ初の学園モノです。
これまた定番なんだけど、4月1日から物語りが始まるので、基本的にみんなが初対面です。
いざこざとか対立がある訳ですよ。「貴族絶対許さねえ!!」とかいうわかりやすいキャラもいたのでね。
それらを解決というか、いい方向へ進めるのが主人公の務めであり、リィンくんはちゃんとみんなの架け橋になってくれるんですよ。
贔屓とか特別扱いはしないで、自分に損得があるとかないとかの計算だってしない。ただ、仲良くなってほしいから。いい奴なんですよ。
サラ教官からは「Ⅶ組の重心」と呼ばれています。まさにそのとおりで、リィンくんがいなきゃ始まらないんですよ(これが問題になったりもするんだけど……)

学生ということで、部活動は……無所属です。ただ、生徒会のお手伝いをします。
そうです、シリーズ恒例のお使いイベントです。パシリもパシリなんだけど、困っている人を助けるのがリィンくんなんですよね。
そもそも生徒会長が忙しくて大変だから協力する。っていう始まりの理由ですらお人好しで、これは空のエステル零碧のロイドから受け継がれる精神だ!

特別実習(社会科見学みたいなの。いろんな地域で頑張る系)でもそれは同じ。
近隣に現れた魔獣を倒したり、お店のために食材を集めたり、《怪盗紳士》の挑戦を受けたり……。
これらに共通することはリィンくんが困っている人を助けて、感謝されていること。ちゃんと、馴染めているんですよ世界に。



《八葉一刀流の使い手》
シリーズお馴染みの流派である八葉一刀流の使い手なのです。
経験者からすれば「なるほど」の一言で納得するんですよ。これなら学生でも魔獣を倒せると。
老師ユン・カーフェィ(未だに登場なし)から力を教わったようで、実力も一般学生を遙かに超えています。
まあ、歴代の《剣聖》《風の剣聖》やリシャール大佐の方が強いんだけど、それでも同年代からすれば強いでしょう。
エステルやロイドよりも(年齢換算)強いんじゃないかなあ。ヨシュアよりは……って感じ。
リィンくんは色々な型を使うんですよね。特に疾風が強すぎる。お前、アリオスさんに謝れよ……。


《人外要素》
髪が白くなって、瞳が赤くなる覚醒モードみたいな力があります。
ドラマCDで《怪盗紳士》が「鬼の力」と呼び始め、以降はそう言われる。
なんなんだこれ……と誰もが思っているんですが、閃Ⅱ終了段階で別に謎が解き明かされる訳でもありません。
なんなんだこれ……。

リィンがこの力を初めて使ったのは幼い頃。
雪山で妹と一緒に遊んでいたら魔獣が現れて、彼女を守るために覚醒したらしい。
なおその時の記憶はない。彼はこの力を恐れ、本気を出さないようになってしまう。誰も傷つけないために。自惚れるな!!

色々な壁を乗り越え、この力をちゃんと使えるようになるんだけど、まあ強い!
前述の疾風が裏疾風に進化して、いやあ止まらねえ!!

それで謎は明かされない。この力を知っている連中はいるんだけど、揃も揃って教えてくれない(定期)
《火焰魔神》の力と似ているらしく彼は「混じっているな」とリィンくんへ。じゃあお前はどうなんだと聞けば「全部だ」と答える。
答えになってないよなあ!?また、「外の理」と呼ばれる一種らしく、これは《剣帝》や《火焰魔神》、《鋼の聖女》の武器と同じ。
これも明かされてないんだけど、各武器は「イース」っていう同会社の別ゲームに存在している名前なんですよ。ファンサービスかどうかは知らない。


《灰色の騎士》
過去――本当に教科書に載っている何百年単位前に伝わる機神の起動者の資格を持つ。
雑に言えば自我を持つロボットのパイロット。なおその理由は不明。解説してくれ!!!!!!
このロボ、ヴァリマールっていうんですけどもGガンに近いような、あの、ほら「パイロットの特性を活かせる」みたいなあれこれ。
リィンくんはロボの操縦なんてこれまでしてないけど、出来るんですよ。本人のスタイルである刀で。
「来い、灰の機神!ヴァリマール!!」っていうお約束の台詞を叫べば、ヴァリマールが駆けつける。
閃Ⅱで幾度無くみた光景です。


《悲しい物語》
「シュバルツァー男爵家の養子」と書きましたが、元の親は誰なんだと。
雪山に捨てられていたんですよね。悲しい物語。それが閃Ⅱ終盤で明かされる。

《鉄血宰相》ギリアス・オズボーンの実子であることが。

シリーズを知らない人向けに言うと「悪い奴」の一言で、シリーズ全体の黒幕というか、大ボスというか。
そもそも閃Ⅰはオズボーンが狙撃により死亡することで物語りが終わり、帝国は内戦に突入。
閃Ⅱの終盤で生存していることが判明し、リィンに実子であることを告げる……っていう、そうなんですよ。全部こいつの掌の上で踊り狂っていたんですよ。
帝国政府と対立していた貴族連合の参謀は《鉄血の子ども達》と呼ばれるオズボーンの腹心で、内戦そのものが彼に仕組まれていた。
失った生命もなにもかも、全ては《鉄血宰相》の思惑通りで。



《鉄血宰相》

存在自体は空の軌跡から触れられており、実質的に帝国を支配……というか実権を握る男。
明確に存在がストーリーに触れたのは空SCの終盤。結社(悪の組織)によりリベルアーク(ラピュタみたいなの)が浮上。
リベール王国を中心に導力機関(スチパンでいう蒸気)が停止してしまう現象が発生。それは国境沿いにある帝国南部も同じである。
エステルたちが「やべえよやべえよ」としている間に「ハーケン門に大量の帝国軍が!!」という知らせが。
この時、主人公達は王室にいたため緊張が走る。いや、いなくても走るんだけど。
なんとギリアス・オズボーン、一世代前の蒸気戦車を投入したんですよね。この世界は導力で成り立っていて、それなのに戦車を扱える。
これだけで他の国に対する牽制になるんですよ。帝国は導力がなくても戦えるってね。だから、主人公たちが悪に負けても、準備は出来ていたんですよ。
しかも質が悪いことにオズボーンは結社と組んでいるんですよ。オリビエが見抜いたんだけど、やることが汚い。
結果的に主人公達が悪を成敗したからよかったものの、仮に負けていたら帝国が大陸を支配待ったなし!

根回しがすごいんですよ。
碧の軌跡時、クロスベルっていう街に滞在して、猟兵団に襲われて、帝国の兵士でなんとかしちゃう。
おいおい、クロスベルは自分の街を自分で守れないのか???うちの軍を駐在させないか???
これ、猟兵団を裏で雇っているんですよねえ……なんて悪い奴なんだ……。まあ、この時は市長が「クロスベルは!独立します!!」とかいうアレで流されたんだけど。

碧の軌跡はクロスベルっていう自治州を舞台にしていまして、時系列的には閃の軌跡ⅠⅡと重なるんですよね。
「オズボーンが狙撃された!?」→「生きてたおー^^」っていうのがとっくに明かされていて、閃の盛り上がりに水を差しているんですよね。
閃ⅠⅡは本当に全てが《鉄血宰相》の掌の上で踊り狂っていた。に尽きるので、これを数年前(リアルね)に明かしていたのは、もったいない。

じゃあ帝国を舞台にした閃シリーズではどうなのかと。
各地を回るんですけども、評判は半々です。政治的な豪腕がすごくて(不自由な日本語)怖がられている一面も。
帝国全体に鉄道網を引いたの、なんかハガレンを意識しちゃうんだよなあ。特に貴族からの評判は最悪です。

おいおい、これじゃあオズボーンの記事じゃねえか。また今度ね

「国の安寧は鉄と血によるべし」


《悲しい物語その2》
さてさて。そんなオズボーンがパパだよー^^といったところでED。はあ!?馬鹿かな??となったのが当時。
まあ後日談が用意されていて、「内戦を終わらせた英雄――象徴として働いてもらう」
クロスベルへ侵攻する共和国との戦争に駆り出されてしまう。《灰の機神》と共に戦車なんて相手になりませんよ。
ただでさえ帝国は機動兵器とかで技術力すげえのに、ワンオフまで来たら近隣諸国は勝てないよ……;;
その後はジオフロントに侵入し機密事項を奪取しようとするも、特務支援課に阻まれ争うことになる。しかも敵です。
なんとリィンくんを操作できずに、敵として戦います。おいおい、これはかわいそうだよ。

リィンくん、帝国軍の情報局の狗となっていて、でもこれは彼が選んだ道なんですよ。
《灰色の騎士》として自分に何が出来るのかって悩んで悩んで……その結果なんです。
軍に駆り出されるだろう。でも黙っているよりも自分が頑張れば悲しむ人は減るはずだ。自分が傷付けばいい。
国民から英雄扱いされる若き獅子、されどその心中は傷だらけで、それでも彼は平和のために戦うことを選んだ。


《悲しい物語3》
上記後、更なるEDに突入するのですが、改めて彼は学生です。
しかし、仲間達は今回の内戦の影響もあり、学院を離れることになるんですよ。
特にユーシスは悪事を働き牢屋にぶち込まれた父や《鉄血の子ども達》であることが判明した兄の代わりに領主を務めなければならない。
学生なのに、踊り狂ったこの時代で父は手柄ほしさに街を焼き払い、兄は兄で自分勝手に行動。学生なんてやれるかよ。
まあ他は音楽の道を目指したり、親が社長の企業に就職したりだとかで温度差がヤバくてお前そのまま学院にいろよ笑感もある。
それでも、学院に残るのはリィンくんだけで、教官である《紫電》も世界のために遊撃士へ戻ることを決意。
悲しいよなあ。全ては《鉄血宰相》のせいで、まともな学院生活すら送れないなんて。そして物語は終わる、彼らは一足早く卒業し、それぞれが激動の時代と向き合うことになる。


《悲しい物語おまけ》
閃Ⅰのラストはテロリストに学院を占領され、仲間はリィンくんを逃がすために生身で機動兵器に挑む。
ヴァリマールに乗っているリィンくんはそんなのだめだ!ってなるけどヴァリマールが勝手に逃走を始める。
「やめろ、やめてくれえええええええええええええええええええええええ」ED。

閃Ⅱのラストは前述のとおりです。
大切な仲間が死んで、彼が狙撃したオズボーンが生き返って、パパだよー^^つって。
「お前にはこれから働いてもらおう」ED

もう少し優しくしろよって思う。


《弊害?》
まあ、リィンくんは好感度システムなんです。
そのせいで「ギャルゲー」とか言われるんです。また、そのシステムの都合上、物語の適合性が必要になって。
ようはどのキャラを選んでも大丈夫なように、テキストに踏み込みがないんですよね……。
また、リィンくんはクラスの重心として頑張って、架け橋となっているのですが、頑張りすぎた。
同じクラスなのにリィンくんがいないとこいつら会話しねえだろ……っていう組み合わせがそこそこある。
頑張れ、ライター……となる。プロは大変だ。


《最後に》
まだまだⅢが序盤で、今後どうなるかなまら楽しみです。
リィンくんは存在自体が謎というか、出生も、謎の力も全てが謎なんです。
なんでそんな力を?どうしてロボを操れるの?どうしてパパに捨てられたの?

楽しみだ。

この激動の時代、鉄血宰相の掌の上でまたも踊り狂うのか。

閃の軌跡の閃は「帝国の闇を切り裂く一閃」みたいなことを社長が言っていました。

そうなることを祈って、やるぜ閃の軌跡Ⅲ!


リィンくんのことは、ED見たらもう一度書こう、そうしよう。



※最後に暗い話題なの、やっちまったなあ!?





閃の軌跡Ⅲ 感想その2

2017年12月04日 | 軌跡シリーズ

やあやあ。

まだ1章の序盤も序盤なんだけどプレイ時間10いっちゃったよ。
いやあ、面白い。待たされた甲斐があったもんですよっていう話。



○オープニング
正直に言うね。歴代で一番ダメ!!
曲は恒例の人から変わって(自社のバンドから逃げられたんだから、そりゃあ歌手も変わるよね)雰囲気が違う。
でもめっちゃいい曲ですよ。イントロのピアノから定番のださかっこいいギター!いやあ、懐かしい!
これはねえ、バトルBGMアレンジに期待しちゃいますよ!ピアノ、ギター、バイオリンらで奏でられるスパロボでよく見かける主題歌アレンジね。
だけどねー、映像がね。キャラデザ崩れすぎというか、原型がないというか。なんやねんその顔っていう。
今回は新規タイトル(リメイク除く)で初のフルアニメーションOPだけど、よくこれでGOサイン出したよなあ!?っていうのが本音。


○戦闘関係
まずブレイクゲージっていうのが追加。体力とは別に設定されていて、これを削れば敵はダウンし一定ターン行動不能になる。

今作から「オーダー」という発動中に色々なバフが発生するギミックが追加されました。
「発動中は与ダメージ1.2倍」とか「発動中は被ダメージ0.2倍(は?)」とか。いやあ、ぶっ壊れ(真顔)
戦闘が楽になるとかじゃなくて、どいつもこいつ雑魚だおー^^まあ、まだ序盤なので……。
さて、あまりにもぶっ壊れなのでオーダーを縛ったらですね、序盤から難しいンゴwwwwwwwwww
ボスの攻撃力が高すぎて、ぶっちゃけオーダー使用前提でバランス調整されてんじゃないかなって疑うぐらい。でも縛ったらむずい。なんだこれ。
このオーダーはどうやら各キャラに設定されているらしく、まだ見ぬキチガイ効果オーダーが待っているのかもしれないな……。

ということで、オーダーが強いので、従来の戦闘とはまた違った楽しみがある。
他に従来のシステムから大きく変わったといえば、クラフト(固有)技の消費Pが高くなったこと。
前作で猛威を振るった《風の剣聖》でおなじみの八葉一刀流二の型《疾風》がめっちゃコスパ悪くなった。
消費は80で、100を使えば超必殺技が使える軌跡シリーズからすれば破格の消費ですよ。初めて見たかも。
それでもね~~~~強い!なんか雑魚敵相手だと前述のブレイクゲージを一発で壊すんだもん。
範囲も相変わらず広くて、ノブナガの円ぐらい。それで高火力、敵ごとに切り抜く技なんだけど、判定も一回ごとだから追加効果もヤバいしね。

軌跡シリーズの華であるアーツ(魔法)はまだ序盤なのでなんとも。
現状はクラフト技が消費は重くなったとはいえ強い。空の軌跡以降はクラフト技上位修正アーツ下方修正の動きもあるので、ちょっと心配。
空の軌跡リメイクはアーツが強かった。零碧もまだアーツが強い。閃の軌跡からはクラフトが強くなったイメージかな。
弱い訳ではないんだけど、オーダーの発動も関係があって、詠唱を挟む分ターンが嵩むアーツは出番が少なくなるかもという予想。

バトル総評→オーダーぶっ壊れ。それと画面が見辛い、数字が小さくてかなわん。



○キャラ(兼ストーリーかな)


・リィンくん
教官になったということでメガネ属性に。いい男じゃねえか……ただ、クルトから似合ってないと言われる。まあ、ない方がイケメンかなあ。
元々、他人の話を聞けて、ちゃんとその人の立場になって協力し、物事の解決に導ける大人っぽさもあったので教官はぴったりだね。
担当は帝国の歴史学。前々作ではプレイヤーによって学力が大きく変わるけど、歴史学に選択肢があったのは伏線だったのかなあ。
ただ、生徒には舐められている;;まあ、壁がある感じなので、これはお約束のイベントがあると信じている。中を育む系の奴ね。

すっごい好きなのはね、旧友と会うと声のトーンが和らぐこと!おまえ、やっぱ友達はいいよな!
前作をプレイしていたら分かるけど、みんなはそれぞれの理由で学園を離れる中、リィンくんだけ残ったんですよ。
内戦を終結させた英雄《灰色の騎士》でも、実際は《鉄血宰相》にとっての駒であり、政治的な舞台装置でしかない。
一人で学園に残っている間も数々の戦線に投入され、操られてはいるけど、それは結果的に平和へ繋がることだから断る訳にもいかない。
激動の時代で、まだ20にもなっていないリィンくんが背負うモノは大きすぎる。英雄として扱われようと、彼の心には闇が残ってしまう。
そんな中、旧友であるエリオットから連絡があると、声が明るくなるんだよな。泣いちゃう。
「聞いてくれよ、エリオット。こんなことがあってさ――」で、暗転して場面が終わるんだけど、いやあこれがいい!
リィンくんが自分から話題をふっかけることなんて初めてだよ。それほどまでに仲間を大切にしていて、それほどまでに追い込まれているんだろうなあ。


・ユウナ・クロフォード
よくわからない。今作新規キャラでリィンくんの生徒。ピンク髪でクロスベル出身の武器はトンファー。
クロスベルにトンファーってことで連想するのは零碧主人公のロイドなんだけど、やっぱり特務支援課とは知り合いだったみたい。
すげえ敬愛していて、口を開けばクロスベルの自慢ばっか。それに「帝国人のくせに」っていう言葉をたびたび使うから、学院でヘイト溜めてそう。
まあ、クロスベルを帝国が武力で制圧してしまったので、そりゃあ嫌いだよなあ。
ただ、いまんところのキャラが弱い。よくある元気な活発キャラで東山ボイスなんだけど、帝国アンチの印象が強い。
でもこっからクロスベルがどうなるかというと……はぁ、大丈夫かな。ちょっと心配だね。


・クルト・ヴァンダール
美男子系イケメン。同じく新規で生徒。武器は双剣。
シリーズお馴染みのヴァンダール姓であのミュラーの弟。でも似てない。細い美男子だよ。
ヴァンダールは代々、皇族の護衛を務める家系であるが《鉄血宰相》によってその任を解かれ、クルトは自分の進むべき道を見失ってしまう。
これはオズボーン(宰相の名前ね)がオリビエに対する一手を打ったことであり、自分の邪魔をする彼の懐刀であるミュラーを遠ざけるための処置。
でもクルトからすれば未来を閉ざされたんだよな。物語が始まる前からこんな経緯があるので、シリーズ経験者からすれば注目しちゃうんだよな。
教官であるリィンに対し力を認めつつも「思ったほどじゃない」と言っちゃう。おっメンのヘラによる生意気系か?今後に期待、壁を乗り越えてくれ。


・アルティナ・オライオン
《黒の工房》出身であり《黒兎》のコードネームを持つ少女。
前作では敵だったんだけど、こいつについての言及は今度で。
だってさ?前作が敵で今回は味方、それも生徒。ホムンクルス故に感情が乏しい。学院での友達との交流があって、それでも《黒の工房》は黒幕の傘下のため、敵になる可能性もある。
こんなん、絶対面白い奴じゃん……。


・トワ・ハーシェル
前作では生徒会長を務めた先輩は、なんと教官でも先輩に。かわいい野中藍ボイス。でも相変わらずの舌っ足らずだから演技指導ちゃんとして!でもかわいい。
NGO関係の進路だったけど、かわって教官に。なにがあったんだろう。
今作ではクロウが復活したこともあるので、そっち関係に出番があるのかな?悲しい物語。

※クロウ・アームブラスト
前作のキャラ。主人公たちの一個上でトワとはクラスメイト。お調子者で面倒見がよくて、賭け事が好きだった櫻井ボイス。
その正体はテロリストの首謀者で、彼が《鉄血宰相》を狙撃し殺害したことが帝国に於ける激動の時代の始まりだった。
《蒼の起動者》でもあり、内戦では貴族連合と協力しつつ、最終局面でついに主人公たちと激突。
色々あったけど命を落とす。その後に《鉄血宰相》が生きていたことが判明し、全ては彼の掌の上で踊り狂っていた――なんだけど、今作で仮面キャラになってる。本人でしょ(辛辣)


・ランドルフ・オルランド
零碧で仲間だったランディ兄貴。なんとクロスベルから帝国入りしていてそれも教官で、発売前から驚いてた。
大陸最強と名高い猟兵団《赤い星座》の首領《闘神》の息子にして《赤い死神》の異名を持つ男。
さてさて、前述のとおりというか、プレイヤーは当然知っていますが、クロスベルは帝国に武力制圧され、彼らはレジスタンスとして活動していたはず。
なのて帝国入りとはいったい……と、思っていたところで、どうやら《翡翠の城将》による手引きらしい。それも半強制だとか。
ルーファス(翡翠の人)はクロスベルのトップになっている。彼からすればランディは反逆してきそうなヤバい奴だもんな。そら遠ざけるわ。
帝国入りさせることで監視できるしね。とか思ってたらガチで監視されている発言が。うーむ、前途多難。
《風の剣聖》が指名手配中であることを考えると、零碧の味方陣営は総じて身動きが取れなさそうだ。


・オーレリア・ルグィン
前作初登場の武人キャラ。めっちゃ強いと思わせておいて戦闘はなんと0。描写は新型の機動兵器で旧式戦車に無双のみ。
なのでネタキャラの印象しかなかった。学院の校長として登場し、なんと新任教官であるリィンくんには自分のことはおろか担当生徒すら事前に教えていない。
ネタキャラか。入学式では生徒たちに「お前らは帝国の捨て石だ」とか言っちゃって、やはりネタキャラか。
だけどもちゃんとした大人なので、生徒たちを激励し「若者よ、世の礎たれ」というお決まりできっちと〆る。

オーレリアおばさんの株が爆上がりなんですよ。ちゃんと隠さずに生徒たちへ学院のことを伝えたのもそうなんだけど。
実は学院の浴場とか各部活に使う道具とかってオーレリアの私費なんですって。うぅ……なんていい人なんだ……;;。
前作で爵位持ちと判明していたので、それに加え帝国切っての武人とありゃあ、説明もなく納得するんですよね。財力も人柄も。
美人だし、スタイルもいいしね。さすがは《黄金の羅刹》だ。

おばさんで一番気になるのはCMやPVでプレイアブルキャラ昇格が確定しているんですよ。
そして相手は《鋼の聖女》と取り巻きの《鉄騎隊》。シリーズの頂点に君臨するアリアンロードに挑む訳ですよ。
こちらは《黄金の羅刹》に加え、一人でロボを破壊し並の執行者よりも強い《紫電》の実力に申し分ない二人の女傑。
他には旧Ⅶ組の実力派であるリィン、ユーシス、ガイウス、ミリアム。設定的にもゲーム的にも熱い闘いが見れそうだ。


・ミュゼ
別クラスの生徒で、リィンくんを誘惑してくる女。謎多き乙女で、まさか《盟主》かな???それとエロい。

・アッシュ
パツキン・チャライ・フリョウ


・その他生徒
モブ!……と、思いきやちゃんと描写があって、サブイベント等で物語りのリアルティを演出する。
軌跡シリーズは丁寧なモブが売りの一つで、シナリオが進めばモブもちゃんと変化する。今回の生徒はそれらの集大成かもしれない。
たとえば部活動でキャラ付けしたり、《鉄血宰相》によって武力制圧された州の子はリィンを敵対視してるとか。楽しみだぜ。


・ティータ・ラッセル
初代作である空の軌跡シリーズのパーティキャラ。当時は12歳で、今回は16歳。
導力開発に大きく貢献したラッセル一家の娘で、ちゃんと受け継いでいるのかメカが好きで知識・技術共に高レベル。
空の頃は少女ながらも世界のために、大切な友達のために頑張る姿が健気でね。いやあ、大きくなったもんだ。
まだバトルメンバーにはなっていないんだけど、今回もオーパルギアに乗るのかなあ。
帝国入りしたのはオリビエを助けるため。泣ける。家族にも反対されたと言っていたけど、内戦でボロボロの帝国だもんなあ。
それにラッセル一家は空の軌跡の一件で、結社の存在や鉄血宰相のヤバさを知っているんですよ。そんな奴らが蠢いている場所に愛する娘を送るわけがない。
それらを説得したんですよ。かつての仲間を助けるためになんとかしたいって。泣けるじゃねえか……;;


・アガット・クロスナー
同じく空の軌跡のパーティキャラ。遊撃士であり異名は《重剣》なんかださいというか、インパクトに欠けるよね。
C級、B級ときて今作ではついにA級に。頑張ったんだろう。そして彼もオリビエを助けるために帝国入り。熱い。
めっちゃイケメンになったんですよね。いや、元からイケメンなんだけどバンダナ外したらすっげえかっこいい。誰だお前。

※オリビエ→空から登場している帝国の皇子でお調子者、声は子安。これでだいたいどんなキャラかわかるでしょ(暴論)


・旧友たち
なんと前作でモブ同然だった同じ学院だけど別クラスの奴らも社会人になって登場。それだけで泣いちゃったよね。
彼らにも彼らのストーリーがあって、Ⅶ組はリィンだけが学院に残ったんだから、そりゃあ交流の幅も増えるよね。
ラジオのはがき職人だったムンクは天職だったのかラジオ局に就職し、シスター見習いのロジーヌはちゃんとしたシスターに。
ロジーヌは教会の聖杯騎士団に所属していて、それも、守護騎士・第二位《筺使い》の従騎士ですよ。こっちでの出番が多そう。


・その他
学院がある街の名前はリーヴス。のどかな田舎町……でも、都会っぽさもあるようないい街です。
なんでも前に領主をしていた貴族はなんか落ちぶれて逃げたらしい。これ、カプア一家じゃない?


・最後に
学院に訪れた帝国軍情報局所属のレクターとミリアムから特別実習の内容を聞かされる。

「帝国西部にて発生している問題を解決せよ。なお結社や猟兵団の影があるよー^^危険だおー^^」

無理だよ(即答)学院の生徒はクルトやアルティナみたいに戦闘経験のある子はたしかにいるよ。でも例外だよ。
4月半ばの高校1年生に死ねと言うのかと。教官たちは反対するんだけど、もう確定事項だと。
オーレリアが言っていた「捨て石」がぴったりで。レクターから「これはぶっちゃけ《鉄血宰相》の意向」とね。まあ、そうだとは思うけど。
結局はなんとかするしかない!ってなるんだけど、生徒から死人が早々に出そうで怖い。やだなあ、10代には死んでほしくないなあ。
リィンくんとオーレリア、それにベルゼルガは無いだろうけどランディがいる。並大抵の相手には負けないだろう。
しかし西部に蠢く結社と猟兵団の影。執行者相手になんとかなるかというと、それは厳しい。単純な戦闘力なら《道化師》はなんとかなるかもしれない。
だけど、裏をかかれるだろう。《痩せ狼》相手にリィンとランディは勝てるのか。《黄金の羅刹》一人で《鋼の聖女》や《火焰魔神》を押さえれるのか。
《血染め》《閃光》《赤の戦鬼》《罠使い》《破壊獣》そして復活した《猟兵王》もいる。猟兵団だって強者揃い。これは大変だ。

そんで、気になる行き先は帝国南部サザーランド州セントアーク。
南部ですよ。帝国の南部といったらリベール王国の国境近くで、そうなんですよ。



ハーメル村。



いやあ、楽しみだ!




※余談
閃の軌跡シリーズ定番というか、閃のライターの特徴があってですね。
「あ」「あ……」「あっ……」「……ぁ」「……ぁ……」がめちゃくちゃ多いのです。
それで閃の軌跡Ⅲでもやはり連発で、まだ序章なのに心配です。
驚きのバリエーションというか、たくさんキャラがいて、大変だとは思うのですが……大丈夫かな。