エンドの言葉に惑わされ、自分はルパンにとってどのような存在なのか思い詰めてしまう五右衛門。
ヒトログが導き出した答えはコレクション。自分はルパンにとって道具だった。
我を見失い五右衛門はルパンに勝負を挑み、気が付けば斬鉄剣に斬られた一人の男が転がっていた――。
「ルパン三世は逮捕――英雄(ヒーロー)の時代は終わったんだよ」
そんなヒキから始まる23話。
このお話の凄いと個人的に思ったのは中盤なんですよね。
勿論前半もいいんですよ。特に銭形パートが、なにせルパンを追い続けた唯一の男なんだから。
ルパンと一緒に連行される五右衛門に「斬鉄剣は俺が預かる。罪を償ったら取りに来い」っていうのもね、必ず戻ってこいという裏返しじゃないですか。
ICPOの長官がルパン逮捕の功績を謳うも、銭形の後輩がキレるんですよね。それは銭形警部のお手柄だろうと。
「ヒトログの結果も元は銭形がルパンを追い掛けたデータがあるから。ルパン専任になったことで銭形のキャリアは止まった。
みんなでルパンを一人に押し付けたっていうのに、なにがルパン専任だ、ようやくルパンを逮捕したっていうのに……」
全うな指摘なんですよね。僕ら視聴者はルパンと銭形の関係を知っていて、それはもうお約束なんですよ。
ドラえもん映画が大冒険なのと同じように、地球を守るためにZ戦士が立ち上がるのと、コナンくんの年齢が止まったままと同じなんです。
だけどその世界観目線だと、相当に浮いている存在ですよね。ルパン逮捕ってことはお役御免どころか、それこそ奇跡の体現者。
手柄が取られるのはあんまりだという話も分かる。だけど銭形は「マスコミ対応は俺たちの仕事じゃない」の一言で後輩を宥める。大人だなあ。
続く車中の中で、「今の俺の願いはちゃんと出所したあいつと、綺麗な酒を飲むことなんだ」と言うんですよ。泣くわバーカ!
「俺はルパンの心を捕まえたい」カリオストロを思い出す。
ルパン護送車の前に現れるは見慣れた例のベンツと相棒、次元大介。
アルベールに手引きされた彼は大量の重火器を操り、ICPOを相手に無双。
爆音に気付いたルパンと五右衛門は自然と笑うんですよね。「次元が来た」って。今シリーズ、ファミリー感というか、仲が良くて好きです。
ルパンと再開して次元が言うんですよ「ここらが潮時じゃないか」と。やめてくれ、よりもよって次元が言うだなんて。
引退だ、時代が変わった、お前に引導を渡せるのは俺だけだ。
ルパンが芝居掛かった演技を始め、元の顔に戻るんですよ。「良い音楽が聞こえてこないか? 主人公が活躍する時に流れるかっこいい奴がな」
そうしたら「人生は物語じゃねえ」「なら物語にすればいい。俺っていう人生の視聴者は俺だけだ、だったら俺が続きを見たくなる物語じゃないと意味がない」
かっこいい。なんか最終回感が漂うんですよね。
ニコニコのコメントでクリカン上手くなった、と毎回見ますが、僕にとってのルパンはクリカンで。
俺だけの物語、人生。なんか深いですよね。声優が変わったことにもかかっているんじゃないだろうか。そんなネタな深読みばっかしてしまう。
なんなら次元の潮時だ、時代が変わったなんてのもメッセージ性があるようにも思ってしまう。長く続く作品だからこそ、着地せねばならぬ時がある。
逆転出来なかったら、俺という視聴者が居なくなる。終わりが来るその日まで、俺はルパン三世であり続けたい。
言い切ったことそのものに僕は感動して、流石だなあって。
ぶっちゃけ前パートとか、次元大介の墓標とかは全然刺さらなかった。だけど今回は違う。
俺がルパン三世である限り、ルパン三世という物語は、人生は終わらないんですよ。
次元の返しもまた秀逸で。
「俺にも聞こえてきたぜ、俺だけの音楽がよ」って。
最高なのはこの一連、BGMが無いんですよ。頭の中に流れる音楽は人によって違うかもしれない。
だけど、それはメインテーマであったり、記憶に残る音楽だったり多彩で。シリーズの重みがあるから。
次元の中の人、今作で引退なのかなあ。そもそも、ルパン三世という作品が……なんて思っちゃうほど、熱くて、何かを感じてしまう。
ちなみに不二子もルパンの復活を信じて「お宝がいないとルパンがね」つって敵のアジトに残る。信頼だねえ。
ファンサと言えばルパンの潜伏先がカリオストロの城の地下なんですよ。
此処を知っているのは王位継承(してるかどうかは不明だけど)クラリスと一部の関係者、そしてルパン達だけ。
敵に反撃するために、アルベールシリーズの時に盗んだ黒い手帳を使い情報爆撃。
そして次元の「レベッカからの返事だ」って。いやあ、繋がるなあ!? ※パート4のヒロインです。
でもね。
EDでしんみりとしたら、予告でまた熱くなっちゃって。
「俺の名はルパン三世。自分で言うのもなんだけど、狙った獲物は必ず奪う神出鬼没の大泥棒だ。
俺のことがもっと知りたい? じゃあラストまで見逃すなよ? 次回『ルパン三世は永遠に』チャンネルは決まったぜ」
此処でその言い回しを持ってくるかあ~~~~~~~!!
ヒトログが導き出した答えはコレクション。自分はルパンにとって道具だった。
我を見失い五右衛門はルパンに勝負を挑み、気が付けば斬鉄剣に斬られた一人の男が転がっていた――。
「ルパン三世は逮捕――英雄(ヒーロー)の時代は終わったんだよ」
そんなヒキから始まる23話。
このお話の凄いと個人的に思ったのは中盤なんですよね。
勿論前半もいいんですよ。特に銭形パートが、なにせルパンを追い続けた唯一の男なんだから。
ルパンと一緒に連行される五右衛門に「斬鉄剣は俺が預かる。罪を償ったら取りに来い」っていうのもね、必ず戻ってこいという裏返しじゃないですか。
ICPOの長官がルパン逮捕の功績を謳うも、銭形の後輩がキレるんですよね。それは銭形警部のお手柄だろうと。
「ヒトログの結果も元は銭形がルパンを追い掛けたデータがあるから。ルパン専任になったことで銭形のキャリアは止まった。
みんなでルパンを一人に押し付けたっていうのに、なにがルパン専任だ、ようやくルパンを逮捕したっていうのに……」
全うな指摘なんですよね。僕ら視聴者はルパンと銭形の関係を知っていて、それはもうお約束なんですよ。
ドラえもん映画が大冒険なのと同じように、地球を守るためにZ戦士が立ち上がるのと、コナンくんの年齢が止まったままと同じなんです。
だけどその世界観目線だと、相当に浮いている存在ですよね。ルパン逮捕ってことはお役御免どころか、それこそ奇跡の体現者。
手柄が取られるのはあんまりだという話も分かる。だけど銭形は「マスコミ対応は俺たちの仕事じゃない」の一言で後輩を宥める。大人だなあ。
続く車中の中で、「今の俺の願いはちゃんと出所したあいつと、綺麗な酒を飲むことなんだ」と言うんですよ。泣くわバーカ!
「俺はルパンの心を捕まえたい」カリオストロを思い出す。
ルパン護送車の前に現れるは見慣れた例のベンツと相棒、次元大介。
アルベールに手引きされた彼は大量の重火器を操り、ICPOを相手に無双。
爆音に気付いたルパンと五右衛門は自然と笑うんですよね。「次元が来た」って。今シリーズ、ファミリー感というか、仲が良くて好きです。
ルパンと再開して次元が言うんですよ「ここらが潮時じゃないか」と。やめてくれ、よりもよって次元が言うだなんて。
引退だ、時代が変わった、お前に引導を渡せるのは俺だけだ。
ルパンが芝居掛かった演技を始め、元の顔に戻るんですよ。「良い音楽が聞こえてこないか? 主人公が活躍する時に流れるかっこいい奴がな」
そうしたら「人生は物語じゃねえ」「なら物語にすればいい。俺っていう人生の視聴者は俺だけだ、だったら俺が続きを見たくなる物語じゃないと意味がない」
かっこいい。なんか最終回感が漂うんですよね。
ニコニコのコメントでクリカン上手くなった、と毎回見ますが、僕にとってのルパンはクリカンで。
俺だけの物語、人生。なんか深いですよね。声優が変わったことにもかかっているんじゃないだろうか。そんなネタな深読みばっかしてしまう。
なんなら次元の潮時だ、時代が変わったなんてのもメッセージ性があるようにも思ってしまう。長く続く作品だからこそ、着地せねばならぬ時がある。
逆転出来なかったら、俺という視聴者が居なくなる。終わりが来るその日まで、俺はルパン三世であり続けたい。
言い切ったことそのものに僕は感動して、流石だなあって。
ぶっちゃけ前パートとか、次元大介の墓標とかは全然刺さらなかった。だけど今回は違う。
俺がルパン三世である限り、ルパン三世という物語は、人生は終わらないんですよ。
次元の返しもまた秀逸で。
「俺にも聞こえてきたぜ、俺だけの音楽がよ」って。
最高なのはこの一連、BGMが無いんですよ。頭の中に流れる音楽は人によって違うかもしれない。
だけど、それはメインテーマであったり、記憶に残る音楽だったり多彩で。シリーズの重みがあるから。
次元の中の人、今作で引退なのかなあ。そもそも、ルパン三世という作品が……なんて思っちゃうほど、熱くて、何かを感じてしまう。
ちなみに不二子もルパンの復活を信じて「お宝がいないとルパンがね」つって敵のアジトに残る。信頼だねえ。
ファンサと言えばルパンの潜伏先がカリオストロの城の地下なんですよ。
此処を知っているのは王位継承(してるかどうかは不明だけど)クラリスと一部の関係者、そしてルパン達だけ。
敵に反撃するために、アルベールシリーズの時に盗んだ黒い手帳を使い情報爆撃。
そして次元の「レベッカからの返事だ」って。いやあ、繋がるなあ!? ※パート4のヒロインです。
でもね。
EDでしんみりとしたら、予告でまた熱くなっちゃって。
「俺の名はルパン三世。自分で言うのもなんだけど、狙った獲物は必ず奪う神出鬼没の大泥棒だ。
俺のことがもっと知りたい? じゃあラストまで見逃すなよ? 次回『ルパン三世は永遠に』チャンネルは決まったぜ」
此処でその言い回しを持ってくるかあ~~~~~~~!!
とてもいいアニメですね
最終回も楽しみです
今回のルパン三世、最後まで最高でした。
ルパン三世よ永遠に……!