田の草といえども、花はなかなか美しいものがある。
オモダカの花だ。
しかし、きれいな花には棘があるのか?このオモダカ、近年除草剤が効かないスーパー雑草として、にわかに問題になっているのだ・・・
人類は増えすぎた人口を宇宙に浮かぶ巨大な宇宙都市に移住させてきたが、ここへきて雑草の逆襲もはじまったというところだな。近い将来、労力不足で除草ができないことによる不作もあり得るやも知れぬ。やはり、人 . . . 本文を読む
前述の記事で、晩春が鱗茎が球状化する葱類の旬であることがわかるだろう。これらのものは酢味噌と非常に良く合う。しかし、田のくろに自然発生するものもあるだけに、生ずる危険がある。地球市民の皆さんにも衆知していただきたい。
これはヒガンバナの球根である。この季節、地上部は枯れてしまい、球根のみが地中に存在する。ちょっと見たところ、田のくろにも生えている野蒜や浅葱、ワケギの鱗茎と似ているではないか・・ . . . 本文を読む
彼岸を過ぎて、満開になってきた。
もともと根粒菌に空中窒素を固定させて、稲に利用させるための緑肥作物だが、花もなかなか美しいものだ。窒素固定能力にはあなどれぬものがあり、コシヒカリのような倒伏性の高い品種では紫雲英を鋤き込んだだけで、無肥料でも倒伏することすらある。
蜜源としても有用な作物で、紫雲英蜜は高級品だ。これもマメ科なので、蝶の形の花が咲く。
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谷戸田の奥、沢水が入り込むような田んぼにはクレソンが生えている。
標準和名はオランダガラシと言う。クレソンはお仏蘭西語らしい。カラシナとは同科であるから、南蛮渡来のカラシナと言うのが命名の由来であろうか?ステーキの付け合せくらいしか思い浮かばないが、房総の谷戸田には普通に生えているものだ。そろそろトウ立ちの季節を迎える。
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今年は旧正月が一月二十六日ですので、本日二月一日が旧暦の七草。
この頃になると、さすがに寒かった昔でも、草の新芽が萌え出してきたと言うことでしょうか?先日小学校の行事で百人一首大会があり、七草の歌だからと子供が覚えていました。
君がため 春の野に出でて若菜摘む 我が衣手に雪は降り積む 光孝天皇
千百年前の七草は雪の中で陛下自ら摘んだのですね。春の七草も五七五七七に詠まれていますがセリ ナズナ . . . 本文を読む