葉が落ちると緑色の繭が目立つものだが、意外と成虫を見かけることは少ないものだ。繭には必ずといってよいほど産卵してあるのだが、あれは羽化直後に交尾をするものなのか?それとも交尾後に、自分の繭に舞い戻るものなのか??不思議に思っていた。
灯火の下で交尾中のペアを発見♪
やはり、交尾は灯火に飛来した時などにペアリングをするのだな。と言う事は、この後すぐに舞い戻るのか??
きれいな♀に比べて、♂はボロ . . . 本文を読む
秋は、我が隊のソーラレイシステム(今回は畑と読む)のメインクロップがマメ科になるのだが、マメ科作物に群がるように飛び回る小さな蝶を見ることができる。
ウラナミシジミだ。
この蝶も暖帯性の昆虫であり、関東地方では南房総が唯一の越冬地として知られていた。のだが、近年越冬可能な場所が北上しつつあるようだ。
. . . 本文を読む
一口にタマムシと言っても、様々な種類があるものだ。
ムツボシタマムシ
ちょっと見ただけでは、蝿にしか見えぬやも知れぬが、立派なタマムシの仲間。よく見ると、美しい金属光沢がある。
羽を開くと、内側は玉虫色。
六つ星というと、前世紀末以来すっかりメジャーになっている南斗六星がある。空の暗いところに行って見るとわかるのだが、夏の天の川は南天でひときわ濃くなっている。この一番濃くなっている場所が南斗 . . . 本文を読む
ようやく、暖かくなって虫達も動き出したようだ。忍者が暗殺用に用いたと言う「斑猫の毒」を持つ虫を発見!
ツチハンミョウ
なかなか渋い色合いの、成虫が見られるのはこの時期だけ。
幼虫は、ハナバチの巣で過ごすと言う。ただ、運よくハナバチの巣までたどりつける幼虫はわずかであるため、大量の卵を産む。
その卵で膨れているのであろうな。このお腹は。
. . . 本文を読む
ようやく暖かくなってきた。春一番早く飛び始める蝶は、成虫で越冬するタテハチョウの仲間が多いのだが、この蝶は中でも原始的な種と考えられているようだ。
テングチョウ
頭部に伸びた下唇鬚(パルピ)と呼ばれる器官が長く、まるで天狗のような顔をしている。テングチョウの仲間は全世界に分布しているようだが、日本で見られるのはこの一種のみ。下唇鬚(パルピ)は、他の蝶にも見られるが、テングチョウの仲間では特に発達 . . . 本文を読む