10月3日は雲南鉄路博物館など市内観光をするつもり、であったが博物館が3日まで閉館だったので急遽予定を変更して石林に行った。
石林はカルスト地形の奇観が広がる景勝地でユネスコの世界地質公園というものに認定されている。ようは山口県の秋吉台の石柱を大きくしたようなものである。本当は中国人向けのツアーに参加すれば、バス代・昼食費込みで入場料くらいの額でいけるのだが、時間に縛られたくないのと、急遽行くことになったという事情もあり、個人でバスで行った。
地○の歩き方だと「石林県の県城行きのバスで県城まで行き、そこで石林県内の路線バスに乗る」などと書いてあるが、実際は駅前の昆明鉄路局昆明鉄路国際旅行社脇のバスターミナルから石林風景区の駐車場直行のバス(宣良県経由)が出ている。運賃は片道20元で往路は2元、復路は1元の保険が取られる。
バスは発車後市内を抜けて昆石高速に入り石林を目指す、わけだが高速道路上でバスを待つ乗客を拾うためたびたび停車。駅前発車時点で乗車率3割程度だった車内はあっという間に満席になった。天井に付けられた液晶ではVCDでつまらなそうなカンフー映画が放映されていた。中央道のような山の中の高速道路を走ること約1時間、宣良県のインターチェンジで高速を下り宣良県の中心部に向かう。ここで半分ほどの客が降りたと思ったら、また同じ数の客が乗ってきた。その後は高速道路を横目にしながら山の中の一般道を走る。運ちゃんはチキンレースの連発であった。
昆明出発から1時間40分ほどで石林に到着。とりあえず昼食を食べる。市価から比べれば高いが、兵馬俑の近くの食堂より安くて味もまずまずだった。
いよいよ石林にご入場。風景区内でこの旅行最初で最後の日本人(老夫婦)に遭遇し、写真を撮ってもらった以外は特に書くことも無いので写真だけです。ちなみに入場料は140元。自分が今まで行った中では一番高かった。(でも九賽溝は220元らしい)
帰りはまた同じようにバスで昆明へ戻りました。帰りは一番前の席だったため、結構スリルがありました。液晶では「キング・コング」がやっていましたが、途中までしか見れずに終わり残念。
夜はせっかくなので雲南名物の米線を食べましたが、カロリーが少なすぎて空腹で眠れませんでした。
前述の通り旅行社のツアーで行った方が安いし、宣良県を経由しないため早く着きますから、よっぽど団体行動が嫌いでない限りツアーで行くことを勧めます。ただ宣良県経由のバスは宣良県・石林県の住民の生活の足にもなってますから、そういった人々の生活感を感じながらのんびり行くのもいいものです。