goo blog サービス終了のお知らせ 

DAVID SYLVIAN + STEVE JANSEN < MICK KARN x RICHARD BARBIERI = ?

でび・すて・みっく・りっちのねつ造CD・アナログ・ブログ

Samadhi Sound 営業第1課  すてがぁ。。。。巻

2005-10-26 | でび部長とすて課長
予約日当日


細野工場長「なに~、追加、10万枚だとぉ」

すて課長「はい、そうです!」

細野工場長「年寄り、一人で、そんな数こなせるわけないだろ!」

すて課長「僕も手伝いに行きます!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


それから、二週間後


でび部長「すて課長、最近、会社に来ないなぁ。」

バーント主任「はい、細野のプレス屋さんに行くと言ってそれっきりです。」

でび部長「そうか、なんか、さみしいなぁ。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


細野プレスにて


細野工場長「すて君、少し休んだらどうだ。」

        「ここ二週間、一睡もしてないじゃないか。」

すて課長「はい、ありがとうございます。」

         「しかし、休むわけには・・・・」

         「ぶちょ・・、いや、兄さんの悲しみにピリオドを打つ、大事なアルバムなんです。」

          「一刻も早く、みんなの元に届けたいのです!」

細野工場長「涙で前が見えないじゃないか。」

      「それじゃ、寝ず甚八でいくか!」

すて課長「はい!」
 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ジリィリーン(電話の音)

バーント主任「Samadhi Sound 営業第1課です」


細野工場長「さっき、すて君が・・・・・・・・」


バーント主任「・・・・・・・・」


でび部長「なに~、 すてがぁ。。。。。。。。。。。」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


すみません、もう一話続きます。

















Samadhi Sound 営業第1課 奥の手!の巻

2005-10-21 | でび部長とすて課長
さかのぼる事、数ヶ月前。


すて課長「いやぁ、細野プレスのじぃさん、見事な門前払いでしたねぇ、部長。」

でび部長「まぁ、聞いていた通りだよ。」
    
      「これくらいで、諦めていたら、立派な営業マンにはなれないぞ!」

すて課長「あのぉ、僕、ミュージシャンなんですけど」

でび部長「そんな事はどうでもいい!」

すて課長「どうでもいいんですかぁ?」

       「んで、どうします?他のプレス屋探します?」

でび部長「じゃじゃ~ん!ほれ!」

すて課長「なんですか?この封筒。」



でび部長「奥の手。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そして、その翌日。


細野工場長「また来たか、この馬の骨!」

でび部長「いや!骨じゃなく。三人揃ってナイン・ホーセスです。」

細野工場長「ナインって、あと、六人、何処に行ったんだ?」

でび部長「いや、最初から三人です!」

細野工場長「ややこしい名前付けやがって、おとといきやがれ!」

       「おい!塩持って来い!」

すて課長「誰も居ませんけど。」



細野工場長「・・・・・」



でび部長「こら!すて!」

     「あのぉう、これ。」

細野工場長「なんだ?この封筒は?」

       「んんんん!?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


奥の手の封筒の中身





推薦状




このこらは、いちにんまえです。



ハリアップだプレス パパさん!



        せかいのさかもと より



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



細野工場長「こんな古びた、町工場に、世界の坂本さんからの手紙とはねぇ。」

      「涙、出てくるぜ。」

       「よし!引き受けよう!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


と、めでたく、あいなりましたが、

    すての、これから起きる恐怖は誰も知る余地もなかったのである。




次回、感動の最終回!



予告

でび部長「こら!すて寝るな!」

・・・・・・・・・・・・・・・・

バーント主任「部長!レインボーブリッジ閉鎖出来ません!」

・・・・・・・・・・・・・・・・

すて課長「あっ!あの声は!」

・・・・・・・・・・・・・・・・


乞うご期待!























(有)細野プレス工業所 ON 「プロジェクトX」

2005-10-20 | でび部長とすて課長
熱い情熱を抱き、使命感に燃えて、戦後の画期的な事業を実現させてきた「無名の日本人」を主人公とする。

「プロジェクトX~挑戦者たち~」

  「炎の魔法プレス人立つ」

♪風の中のすばる
       砂の中の銀河♪


世界中にその品質の高さを知られる日本の工業製品。
しかし、かつて、「メイドインジャパン」といえば、「悪かろう、安かろう」の代名詞だった。

その偏見を打ち破った革命商品がある。

細野がプレスした音楽CDだ。


細野をよく知る
3丁目の高橋レコード店 店長Y.Tさんは語る
「あの、じいさんのプレスするCDはいい音出すよ。」
「しかし、仕事がらよく会うんだけど、いつも同じ昔話ばかり!」
「わしは、昔、YMOのアルバムをプレスした事があるんだと。」

細野をよく知る
一流ミュージシャンR.Sさんは語る
「頑固な、じいさんだよ、でも、僕の出す音を、より繊細にプレスしてくれる。」
「若い頃、プレスを以来してもずっと断られたなぁ。」
「自分の認めるアーティストしかプレスしないと。」
「しかし、もう何万回聴いたかな、昔、YMOのアルバムをプレスした事があるって話し、耳にタコが出来たよ。」


細野が語る
「いつも、ひとりでプレスしてるんだ。従業員居ないからね。すぐ辞めちゃうよ。まぁ、年寄りの小商いだよ。一枚一枚丁寧に心を込めてプレスするんだ」

「あ、それからね、わしは、昔、YMOのアルバムをプレ・・」

プロジェク エックスッ!

「この間、どこの馬の骨か分からない「Nine Horses」って奴等が来て、プレス頼まれたけど、追い返してやったよ。」

「奴等に言ってやったよ。」

「わしは、昔、YMOのアルバムをプレ・・」

プロジェク エックスッ!

そして、今日も、細野はプレスする。

心に響く音を出すアーティストだけを・・・・・・


♪ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
          ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない♪

Samadhi Sound 営業第1課 部長行方不明の巻

2005-10-19 | でび部長とすて課長
予約開始日の朝。



すて課長「遅いなぁ、部長。」

    「携帯も、つながらないし」

バーント主任「こんな大事な日に、どこに、行ったのでしょうかね。部長は。」

すて課長「ああ、見えても、部長は小心者だからなぁ。」


バーント主任「あっ!そういえば、部長、昨日、「海って大きいの?」って、僕に聞いてきましたよ!」

すて課長「ん!逃げたな!」

      「まぁ、いいか、部長が居なくても、55枚くらいなんとかなるよ。」


ジリィリーン(電話の音)


バーント主任「Samadhi Sound 営業第1課です」

       「えっ!・・・・・有難う御座いました」

       「課長!どうしましょう!」

       「3丁目の高橋レコード店から、200枚の発注です。」

すて課長「足りないじゃないか!」


ジリィリーン(電話の音)


バーント主任「Samadhi Sound 営業第1課です」

       「はい、タバコ屋の角の・・・・有難う御座いました」

       「次は、500枚です。」

すて課長「あのわがままのマイ・ウェイ部長、見事な計算違いしゃがって!」

     

    「バーント!細野プレスに追加発注だ!」




ジリィリーン(電話の音)


バーント主任「Samadhi Sound 営業第1課です」



電話の声「でび だっ!」

        「どう?」


バーント主任「あっ!おはようございますぅ!部長!」

       「はい! 在庫より、売り越していますぅ!」

でび部長「よし!」

     「追加プレス、10万枚だっ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




細野工場長「10日に間に合わないよっ」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




でび部長は、こっそりと、朝から営業活動をしていたのだった・・・・・・




glasshouseさん強制の元、つづく・・・・・


Samadhi Sound 営業第1課 兄弟喧嘩の巻

2005-10-17 | でび部長とすて課長
と、数日後。

すて課長「あがりました。55枚!」

でび部長「ん!仕事、早いなぁ!」

すて課長「そりゃぁ、たったの55枚ですもの」

でび部長「よし!これで10月10日に発売できるぞ!」

     「ん?」
    
    「プレス代、50万ってなんだ?」
     
     「これじゃ、1枚1万円で売らなきゃ元とれないぞ」

すて課長「少数発注ほどコストがかかるんです!」

     「社会の生産倫理を知らないのですか、部長!」

でび部長「なんだそれ?」

すて課長「だから、ヴァージンを首になったんだよ!」

でび部長「お前!それは言うなぁ~!」

     
「それを言うなら、なんだ、この今月の電気代は!」

    「お前の、猫パンチ・パーカッションが、一番、電気を食うんだぞ!」

    「教授との日本出張で何を学んできたんだ!」

すて課長「・・・・・」 

でび部長「バーント主任、お前はどう思う?」

バーント主任「はい!部長の言う通りですぅ!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


予約開始日が迫る



つづく・・・・







   








Samadhi Sound 営業第1課 家内会議の巻

2005-10-17 | でび部長とすて課長
とある日。

すて課長「部長、今度のプロジェクト「Nine Horses」のアルバム何枚で発注します?」

でび部長「とりあえず50枚くらいでいいんじゃない」

すて課長「50枚って?」

でび部長「前回の「blemish」で俺、やっちまったからなぁ」

      「あれで、大分、顧客逃がしたぞ」

すて課長「部長!そんな弱気な事、言ってどうするんですか」

でび部長「じゃぁ、55枚!」

すて課長「プラス5枚って」

     「お前はどう思う、バーント主任!」

バーント主任「はい!部長にお任せ致します」

すて課長「お前には自分という物はないのか!」

バーント主任「はい!部長にお任せ致しますぅ!」

でび部長「よし!決まった55枚だ!」

     「すて課長!細野プレスに発注だ!」
     
      「10月10日発売に間に合わせろよ!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




でび部長「売れるかなぁ?」

バーント主任「はい!売れると思いますぅ!」

でび部長「君は良くできた社員だ!」

バーント主任「はい!有難う御座いますぅ!」

でび部長「売れ残ったら、教授に買ってもらお」






もしかしたら、つづく・・・・・・