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区切り打ち2日目‐観光旅行としてみれば…

2009年09月05日 | Weblog
区切打ち2日目は、初日よりは多少慣れてきたか…というくらいですね。


「効率」を求めて一日あたり少しでも多く数を稼ぐ…おっと(禁)…寺を回る…という態度ではなく、巡拝の遍路を真面目に行うよう努力しているつもりです…が。



今日の44番45番の寺は43番以前や46番以降の寺と少し離れた所に位置しているので、後々のことを考えて先にこの二つを片付けてしまおう…おっと(禁)…参拝してしまおうと今日の行程になりました。




45番岩屋寺の駐車場は有料でしたが、こんな山の中の駐車場によもやお金が要るとは思っていなかったので小銭は200円とちょいしか持ち合わせていませんでした。(あとは500円玉と紙幣)

駐車場の入り口に牛乳箱くらいの料金箱が置いてあるだけだったので、とりあえず手持ちの200円を入れて参道を登りました。


帰り道の売店で両替がてらラムネ(150円!)を買って飲みました。


店番の(作家の井上ひさしを丸顔にしたような顔の)おっさんと少し話をしました。


坂道を登るのがたいへんだったことを言うと、この寺はこの坂道が有名で、ひょっとしたら八十八カ所で一番きつい参道かもしれない…とのことでした。(ライバルは七十一番弥谷寺)


やっぱり予備知識無しではいかんなぁ。


巡拝もあまり堅苦しく考えず(納経だけを目的とするのではなく)、観光旅行と思って(ガイドブック等で予習をして)それぞれの寺や地方を楽しむ方が利口であるように思えてきました。

以降の遍路を考え直してみるつもりです。




八十八カ所を単純に2で割ると44になりますが、この45番は数字上後半のスタートです。


丸顔ひさしが私の持っている掛軸を指差して、「それは肌身離さず持っとらにゃいかんよ!」

巡拝中でもなにか「お陰」があるので大切にせよ…という事かと思っていたら、なんと盗人に気をつけろと言う意味でした。



未完成の掛軸を盗んでどうする?



…不思議に思いましたがさにあらず。あらかた朱印の押された掛軸を盗んで、後は自分がチャチャっと短時間で完成させ売り飛ばすヤツがいるのだそうです。


表装した掛軸は何十万円もする値段で販売されています。


ここ45番ではまだ盗人の被害は聞かないが、これからだんだん盗まれる危険が増してくるとのことです。



な~るほどねー。

盗人も本業は努力?して頭を使い、真面目?に仕事に精を出すもんだなー。

妙に感心してしまいました。





振り込め詐欺の被害が後を絶ちませんが、ニュースで見聞きするその手口には「よく考えてるわー、こりゃ騙されるのも無理ないわー」と思わず感服するようなものがあります。


仕事に対するそれだけの熱意と行動力があるのなら、正業に就いてその情熱と能力を発揮すればひとかどの人間になるのもたやすいことだろうにと思うのですが、なかなかそうはいかないようです。





…もっとも向こうに言わせれば、正業に就いている人々に対して、「もっと頭が使えんか?情熱が足らん!漫然と仕事をするな、危機感を持て!だからお前達はダメなんだ!」と言うくらいの気持ちはあるのかもしれません。


それを言われると私など「…おっしゃるとおりですなー」と言わざるを得ないかもしれません。(笑)



盗人は悪人、悪人のすることは悪いこと、自分は悪いことはしていない、だから盗人よりはずっとマシ、見下して当然…という考え方は正しいのか間違っているのか…。

…まあ、どっちもどっち…ということにしておきましょうか…。



とにかく、掛軸についてはよいアドバイスをもらいました。

150円のラムネも結局安くつくのかもしれんなー。

トイレに入る時に掛軸を持って入ることになるのが少し気にはなりますが、盗まれるよりはマシでしょうね。


駐車場で残りの100円を牛乳箱?に入れて本日の遍路終了。

二ヶ寺でおよそ4時間、いいペースだと思います。



写真は帰りに食べたセルフうどんです。ゴボウ掻き揚げうどん460円也!

やっぱりうどんは讃岐かなぁ。

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