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ホルモンうどん

2010年03月21日 | Weblog
おかやまB級グルメフェスタin津山の会場で残念ながらホルモンうどんを食べることができなかったのですが、身内の人が気の毒がってわざわざ家で作って食べさせてくれました。

焼きうどんですね。

牛の内臓とうどんを焼肉のタレで炒めた焼きうどんです。

B級グルメ…といえばそのとおりで、旨いか…といえばまあ旨い。

しかしそれほど一生懸命に求めるものでもないでしょうね。




30年前の私がこれを知らなかった理由を従兄が説明してくれました。


要約すると…

そもそもホルモンうどんは、それ自体単独の料理だったわけではない。

「ホルモン焼き」と呼ばれるモツ焼き料理店で酒を飲んだ後、ご飯やラーメンを食べるより今まで使っていた鉄板に残りのモツとうどんをぶち込んで、タレで焼いて食べるといういたって下品な食べ物である。

家庭料理ではなく飲み屋の料理であるから、当然一般家庭の食卓には上らない。

今でこそホルモン料理も市民権を得た感があるが、30年前に牛の内臓がそうそう普通に食べられていたわけではない。
焼酎の地位の向上と似ていて、紳士淑女が食べるのがはばかられるような料理であったものが、突然脚光を浴びて表舞台に立ってしまったのである。

どちらかというと金の無い若い者や肉体労働者の行きつけの店で供されていたものであり、しかも単品の料理ではなかったものである。

良く例えれば、いわばふぐちり鍋の最後で食べるふぐ雑炊を切り取って単品で出しているようなものである。



…たいへんわかりやすい説明でした。(笑)



写真はわざわざ作ってくれた「自家製ホルモンうどん」です。
「本当はソバは入れないんだけど…」とのことでしたが、ありがたくいただきました。

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