主に写真を…

ダビデの素人写真

津山城址

2010年03月21日 | Weblog
「おかやまB級グルメフェスタin津山」を見て「ホルモンうどん」を食べた後、少し時間があったので、津山市内中心部あたりを歩いてみました。


30年ぶり…というわけでもないのですが、こうして市内をあてもなくゆっくり歩いてみるのはずいぶん久しぶりです。

一番の繁華街であったアーケード街は人通りも少なく、シャッターの閉まったままの店舗も目につきました。

くすんでうす暗い感じのする田舎の風景に見えました。

…あれほど輝いていたあの商店街が…。



街を歩いていて気がついたのですが、昔広い道だなぁ…と思っていた道がびっくりするほど狭く、遠いところだなぁ…と思っていた場所が意外に近くにあったりしてたいへん戸惑いました。


ひとしきり歩いて津山城(鶴山)のふもとまで来ました。

ここは子供のころ垣根の隙間をすり抜けてタダで入場し遊び回っていた所なので、隅から隅まで知っています。(笑)

さして広いところでもないのでついでに見てみることにしました。

今度はちゃんと入場料(大人210円)を払って、堂々としたものです。(笑)



津山城は石垣と敷地(城山)を残すのみで建物はなかったのですが、城跡に桜の木が何千本も(いいかげんです・笑)植えられていて、毎年4月には花見の名所として賑わっていました(います)。

数年前に備中櫓(やぐら)という大きな櫓が再建され、桜の名所だけではなく歴史的文化財としての値打ちをつけたようです。
私はこれを見たことがないのでぜひ見たかったのです。

入場して三の丸へ、そして二の丸へ。

備中櫓が見えてきました。遠くで見た感じより大きな建築物です。


…そしていよいよ本丸へ…。



…あれっ、このお城こんなに広かったかなぁ?


田舎の小さなお城という認識しかなかったのですが、なかなかどうして大きなお城です。

姫路城などに比べれば確かに小規模ですが、宇和島城、大洲城、松山城、今治城などと比べると、全然規模が違うくらい大きいお城です。

おかしいなー?津山藩は確か十万石くらいしかない小藩だぞ…。

しかしとにかく大きなお城です。

この城を攻め落とすのはたいへんだ!(笑)


昔は小さな城としか思ってなかったんだなぁ…。


道や距離は広く遠く感じていましたが、城は狭く小さく思っていたようです。


人の記憶とは案外頼りないものだなぁ…と思いました。



備中櫓(入館無料)は確かに立派で展示もわかりやすく見ごたえがありましたが、私は昔の記憶と現実との間に居場所を見つけられず、少し混乱してしまいました。



しばらく気持ちを鎮めて一句


   ふるさとの 道狭くして 花の城



写真は天守閣跡から見た津山市街です。

備中櫓や城跡を載せるべきでしょうが、懐かしさに思わず…。

ホルモンうどん

2010年03月21日 | Weblog
おかやまB級グルメフェスタin津山の会場で残念ながらホルモンうどんを食べることができなかったのですが、身内の人が気の毒がってわざわざ家で作って食べさせてくれました。

焼きうどんですね。

牛の内臓とうどんを焼肉のタレで炒めた焼きうどんです。

B級グルメ…といえばそのとおりで、旨いか…といえばまあ旨い。

しかしそれほど一生懸命に求めるものでもないでしょうね。




30年前の私がこれを知らなかった理由を従兄が説明してくれました。


要約すると…

そもそもホルモンうどんは、それ自体単独の料理だったわけではない。

「ホルモン焼き」と呼ばれるモツ焼き料理店で酒を飲んだ後、ご飯やラーメンを食べるより今まで使っていた鉄板に残りのモツとうどんをぶち込んで、タレで焼いて食べるといういたって下品な食べ物である。

家庭料理ではなく飲み屋の料理であるから、当然一般家庭の食卓には上らない。

今でこそホルモン料理も市民権を得た感があるが、30年前に牛の内臓がそうそう普通に食べられていたわけではない。
焼酎の地位の向上と似ていて、紳士淑女が食べるのがはばかられるような料理であったものが、突然脚光を浴びて表舞台に立ってしまったのである。

どちらかというと金の無い若い者や肉体労働者の行きつけの店で供されていたものであり、しかも単品の料理ではなかったものである。

良く例えれば、いわばふぐちり鍋の最後で食べるふぐ雑炊を切り取って単品で出しているようなものである。



…たいへんわかりやすい説明でした。(笑)



写真はわざわざ作ってくれた「自家製ホルモンうどん」です。
「本当はソバは入れないんだけど…」とのことでしたが、ありがたくいただきました。

おかやまB級グルメフェスタin津山

2010年03月21日 | Weblog
彼岸に墓参に帰省したら、えらく道が混んでいました。

おおっ!我がふるさとも人口が増えたか!

と思いましたが、どうも県外ナンバーが多い。こりゃどういうこっちゃ?


身内の家で尋ねてみると昨日今日と「おかやまB級グルメフェスタin津山」というのが開かれているそうです。

「B級グルメ…?」

そうだ「ホルモンうどん」だ。



なんでもB級グルメの全国コンテストで上位に入賞したとのことでえらい盛り上がっているとの話は聞いていました。


私は津山市の出身ですが、30年前津山を離れるまで「ホルモンうどん」など見たことも聞いたこともありません。

ここ30年ほどの間に新しくできたものを町おこしに利用しているのだろう…頑張ってるじゃないか、けっこうけっこう…。

と鷹揚にかまえていましたが、話を聞くとどうも違うようです。


そのずっとずっと前からホルモンうどんは食べられていたようです。

おかしいなー?

そんなもの知らんぞ??



とにかく墓参の後にその「おかやまB級グルメフェスタin津山」に行ってきました。

昔の農業試験場跡が会場のようです。



…いやぁ、すごい人でしたね。



このあたりにこんなに人が集まったのは昭和41年の日本原ジャンボリー以来ではないでしょうか?(…しかし古い話です・笑)


まるで学園祭みたいにテントのブースに店舗を出して、それこそホルモンうどんやら何やらを販売していましたが、みんな長い行列ができていました。


私は実はホルモンうどんを食べたことがないので「それじゃいっちょ食べてみるか…」と思ったのですが、なにしろ長い行列で何時間待ちになるのかわかりません。

あきらめて帰ることにしました。


しかし、この人数は尋常ではありません。

これだけの人が現金を握って行列を為す…。

…結構な話ではありませんか。



ふるさとの町おこしも成功しているようで嬉しかったのですが、なんだか自分が取り残されているようで少し寂しい気にもなりました。


まとにかく、頑張ってくれ!