九回二死、中前に抜ける9番ゴンザレスの打球を振り返り、ダルビッシュは両腕を広げて苦笑した。
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ワールドシリーズを含め史上24人目、日本人選手では初の大記録はならなかったが、米メディアは「これが日本で皆が見てきたダルビッシュだ」(スポーツ専門局ESPN電子版)などと賛辞を贈った。
「五回ぐらいから(完全試合を意識させないように気を使って)周りに人が寄ってこなくなっていたので、そういうことなんだなと思っていた。僕よりチームメートがすごく悲しそうな感じだった」とダルビッシュ。九回のマウンドでは、敵地アストロズのファンも総立ちで投球を見つめた。
先頭打者は遊ゴロ、2人目を二ゴロと簡単に打ち取ったが、「(オープン戦で)80球以上投げなかったので、きついなと思っていた」というダルビッシュの体力は限界だったのだろう。ゴンザレスへの初球、この試合111球目を初安打された直後に「交代や」と悟ったという。球史に残る快挙まであと一歩。ワシントン監督らにねぎらわれ、少し悔しそうにマウンドを降りる右腕に、約2万2600人の観衆から万雷の拍手が注がれた。(田中潤)
(2013年4月4日07時20分
読売新聞)
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