２年前の大相撲八百長問題をめぐる地位確認訴訟で解雇無効判決が出て、名古屋場所（７月７日初日・愛知県体育館）からの土俵復帰が決まった幕内蒼国来（２９）＝本名エンヘトゥブシン、中国出身、荒汐部屋＝が４日午前、東京都中央区の荒汐部屋で稽古を開始した。
八百長に関与したとして２０１１年４月に日本相撲協会から解雇処分を受けた蒼国来は、提訴して解雇無効の判決を勝ち取った。
相撲協会は控訴せず、３日の臨時理事会で処分を取り消した。
処分前の地位にあたる西前頭１５枚目で復活する蒼国来は、十両以上の関取が着ける白いまわし姿で稽古場に下りた。
２年間、相撲界から遠ざかったブランクから胸板は薄くなり、腹回りにぜい肉が付いた印象。
四股やすり足のほか、ぶつかり稽古で若手力士に胸を出し、反対にぶつかっていくなど積極的に汗を流した。
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