【ニューヨーク=山川一基】トヨタ自動車は16日、米消費者情報誌「コンシューマー・リポート」から横滑りの危険性を指摘された高級スポーツ用多目的車(SUV)「レクサスGX460」(2010年型)について、自社で走行テストをし、コンシューマー・リポートと同じ結果が再現されたことを明らかにした。
この問題をめぐっては、同誌が独自の走行テストを実施した結果、横滑り防止装置の作動が遅れた。同誌は「横転事故につながり、大けがや死亡事故を引き起こす可能性がある」と指摘。トヨタはすぐに全世界での販売と生産を中止し、自社で検証作業に入っていた。
問題を確認したことで、トヨタは改修作業に入る。雑誌が「致命的な欠陥」を見つけてから自動車メーカーが問題を認め、改修に乗り出す異例の展開になった。これまでの販売台数は、北米を中心に約6千台。ただ、いつからどのように顧客対応するかは未定という。
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