「泥沼流」「さわやか流」の異名を取り、獲得時49歳11カ月という最年長名人の記録を持つ日本将棋連盟会長、米長邦雄永世棋聖が12月18日午前7時18分、前立腺がんのため、東京都新宿区の東京女子医大病院で死去した。
69歳。
山梨県出身。
葬儀・告別式の日取りは未定。
■最年長49歳で名人
2008年春に見つかった前立腺がんが今春悪化し、治療に専念していた。
1956年、佐瀬勇次名誉九段門下で6級で奨励会入会。
63年にプロ四段。
73年、第22期棋聖戦で初タイトルの棋聖を獲得した。
84年に十段(竜王の前身)を獲得して棋聖・王将・棋王と合わせて4冠に。
85年の第45期棋聖戦で棋聖通算5期となり、永世棋聖の資格を獲得(通算では7期)。
現役だった98年から永世棋聖を名乗った。
名人戦では93年の第51期で、17年越し7度目の挑戦で初めて悲願を達成。
しかし、翌第52期でA級1年目の羽生善治現三冠(42)に2勝4敗で奪取され、名人は1期に終わった。
生涯成績は通算1103勝800敗で歴代7位。
タイトル戦登場48回、獲得は歴代5位の通算19期。
2003年12月に現役を引退。
05年、日本将棋連盟会長に就任し、連盟の経営立て直しに奔走した。
関連ニュース
・「歌劇からイマジンまで…サラ・ブライトマンに宇宙で歌ってほしい曲」:イザ!
・「ギネス認定にまゆゆ「世界に羽ばたく一歩」」:イザ!
・「依然としてコンプガチャでトラブル 「なりすます」中学生も」:イザ!
・トレーニング ダイエット