中東
【カイロ=田尾茂樹】サレハ大統領の即時辞任を求める反体制デモが続くイエメンで、軍幹部や政府高官の離反が相次いでいる。
AD2.init({site:'WORLD',
area:'P.RECTANGLE',
width:300,
height:250,
admax:1});
AD2.cAds();
AD2.dBanner(0,'prect');
ロイター通信は22日、大統領報道官の話として、「2012年1月までに議会選を行い大統領も辞任する」と伝えた。政権側は新たな譲歩で事態収拾を模索するが、反体制派はあくまで即時辞任を要求。政権の基盤は崩壊寸前の状態で、大統領は窮地に追い込まれた。
AP通信によると、大統領側近とされるアハマル少将ら軍幹部18人は21日、反体制派への支持を表明。大統領が属する有力部族ハシド部族の長老も同日、デモ支持の意向を示した。人権相ら現職閣僚、シリア、エジプトなどに駐在する大使も次々に辞任を表明した。
大統領は13年までの今期限りで引退し、議会への権限移譲を盛り込んだ新憲法を年内に制定する意向を表明していたが、デモ激化で離反が広がったため、退任時期を前倒しする考えを示したという。
(2011年3月22日23時17分
読売新聞)
関連ニュース
・
被災した民主・黄川田議員、政府を強く批判
・
市長選と同日で2千万円節減…市議会が自主解散
・
シリア、民主化要求デモ拡大…治安部隊と対峙