皮肉な話だ。
阪神は16日の巨人戦(甲子園)に零封負けしたにもかかわらず、本拠地では今季最多の4万7006人が詰めかけた。
惨敗に和田豊監督(49)は「ファンに満足して帰ってもらえない」とざんげするばかり。
永遠のライバル巨人に対し、今季は3勝9敗1分け。
この敗戦でゲーム差は14、宿敵の首位ターンを許してしまった。
過去10年で巨人に負け越したのは2002年(12勝15敗)と08年(10勝14敗)だけだったが、このままでは“暗黒時代”だった00年(9勝18敗)以上に負けがかさむペースだ。
優勝から遠ざかっても、巨人とは互角に渡り合うことで客足を維持してきただけに、球団関係者は「このままでは収益面の上がり目を見いだすのは厳しい」と後半戦の客離れを心配する。
主催試合(16日現在)の1試合平均観客数は3万9012人。
ついに平均4万人を割り込み、ファンの評価は数字に現れている。
球団では“リストラ”に着手。
甲子園の外壁には選手の写真パネルが掲げられているが、今季戦力にならない城島健司捕手(36)と小林宏投手(34)は、6月後半のリーグ戦再開時に他の選手に差し替えられた。
営業部でも「両選手のグッズ生産も現在は止まっている状態。
よほど劇的な復活がない限り、今季はもう作られることはない。
試合に出るようになった若手選手もアピールが今ひとつで、商品化の企画まではいかない」とため息がもれる。
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