《才気あふれる女性音楽家に光》
女性は作曲家になれない。
１８世紀フランスの社会通念に挑んだ女性がいる。
マリア・アンナ・モーツァルトこと、通称ナンネル。
４歳年下の弟ヴォルフガング・モーツァルトは天才作曲家として有名だが、ナンネルが彼のバイオリン演奏でピアノ伴奏者として聴衆を魅了した事実はあまり知られていない。
家族の葛藤を得意テーマとするフランスのルネ・フェレ監督（６５）が新作「ナンネル・モーツァルト
哀（かな）しみの旅路」で彼女に光を当てたのは、「才気あふれる彼女がいつの間にか歴史のかなたに消えてしまった。
残念でならなかったから」と語る。
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