急きょ、記者会見を開いて所信を表明した放駒新理事長(右)=吉川綾美撮影
日本相撲協会の新理事長に就任した放駒親方(62)(元大関魁傑)が13日、東京・両国国技館の理事長室で早速、記者会見を開き、「いま、抱えている問題は、スピーディーにやらないといけない」などと語るなど、迅速な問題解決を約束した。
その上で理事長は「不祥事の再発防止が最優先。野球賭博と暴力団対策も一刻も早くきちっとしたい」と述べ、暴力団排除対策への決意を示した。
理事長互選では、北の湖親方(元横綱)と8―4で票を分け合ったが、「しこりは心配していない」と相撲協会が一枚岩で物事に当たることを強調。協会の機能強化に向けては、外部役員(理事2、監事1)の増員の検討も表明した。
自身の後任となる巡業部長人事は来週早々に決めたいとしたが、他のポストは「大幅に変えると混乱を来す」と、現状の役職のままとする考え。監督官庁の文部科学省への訪問日程も調整しているという。
(2010年8月13日20時57分
読売新聞)
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