【ベルリン=三好範英】第61回ベルリン国際映画祭の審査結果が19日発表され、最高賞の金熊賞には、離婚問題などを通じて現代イランの家族のあり方を描いた「別離・ナデールとシミン」(アスガー・ファルハディ監督)が選ばれた。
イラン映画の金熊賞受賞は初めて。
また、この作品に出演した男性、女性俳優陣全員に対して最優秀男優賞と最優秀女優賞が授与され、金熊賞と合わせて異例の3冠授与となった。反体制派に対する弾圧など、イランの現状への抗議の意味も込めた授賞と見られる。
また、瀬々(ぜぜ)敬久監督の「ヘヴンズ ストーリー」がNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞し、18日の国際批評家連盟賞に続くダブル受賞となった。
(2011年2月20日18時45分
読売新聞)
関連ニュース
・「腹痛の斎藤佑、大事取って回避」:イザ!
・「プロ野球はサッカーよりファンに優しい?」:イザ!
・「プロ野球はサッカーよりファンに優しい?」:イザ!