goo blog サービス終了のお知らせ 

「【エコノナビ】「ぬれ手でアワ」を疑おう」:イザ!

2012-03-22 22:23:07 | 日記

AIJ投資顧問の年金資産消失問題は「ぬれ手でアワ」を助長する投機への戒めだ。
多くの企業年金が巨額の資金を預けたあげく、損を膨らませた現実は、労せずにもうけることの難しさの例証にとどめるにはあまりにも影響が大き過ぎる。
AIJが企業年金から預かったのは約1500億円。
それを運用で2000億円超に増やしたように見せかけていたが、実際の残高は60億円程度だという。
他の資産運用会社の専門家らが「ありえない運用成績」と疑っていたAIJの投資実績の宣伝文句を、企業年金の担当者らは盲目的に信用していた。
証券取引等監視委員会が今週中にもAIJの強制調査に乗り出すとされており、詐欺などの事件に発展する可能性も指摘されている。
しかし、企業年金側の「プロではないから見分けられない」という言い訳は正当化されまい。
企業年金の責任者は、運用によって社員の老後の資金を堅実に増やすことが責務だ。
そもそも、年金資金を自らが理解できないような投機性の高いデリバティブ(金融派生商品)で運用すること自体が責任の放棄といわれても仕方がない。
投機では極端なゼロサムゲームを強いられる。
日本のバブル崩壊後の20年間の株価の低迷と低金利の下では「ハイリスク・ハイリターンを狙うのはやむを得なかった」といった言い訳も、損を被った社員らを納得させるに十分ではない。


関連ニュース


東方神起、シングル1位10作目の快挙!

「長期金利、1.025%に上昇」:イザ!
「静岡銀行、アジアの留学生10人に奨学金」:イザ!

ラルフローレン 子供服 格安