【ニューデリー=田原徳容】インドのマンモハン・シン首相(81)は3日、記者会見で「(5月予定の)総選挙後、新首相にバトンを渡す」と述べ、首相を退任する意思を示した。
AD2.init({site:'WORLD',
area:'P.RECTANGLE',
width:300,
height:250,
admax:1});
AD2.cAds();
AD2.dBanner(0,'prect');
側近らによると、首相は高齢を理由に政界引退の方針を固めているという。
首相は2004年に首相に就任し、現在2期目。今年で在任10年となる。最大与党・国民会議派は今月、名門ネール・ガンジー家の御曹司で同党副総裁のラフル・ガンジー氏(43)を次期首相候補に正式決定する見込み。首相は会見でガンジー氏について、「傑出した、信用できる人物で、後継にふさわしい」と述べ、首相候補としての資質に太鼓判を押した。
ただ、国民会議派は経済政策の失敗や相次ぐ汚職で批判を浴びており、総選挙は厳しい戦いになりそうだ。前哨戦となった昨年12月のデリー首都圏などの地方選では、最大野党・インド人民党や新党に惨敗。各種世論調査で政権交代の可能性が指摘されている。
(2014年1月3日21時49分
読売新聞)
関連ニュース
・
総務相靖国参拝、米「周辺国の歴史懸念解消を」
・
サンフランシスコの中国総領事館に放火
・
菊池と大谷、花巻市で復興応援イベント
・アメブロ カスタマイズ