(パ・リーグ、ロッテ1-4西武、2回戦、1勝1敗、10日、QVCマリン)177センチ、71キロの細身の体から、伸びのある直球を投げ込んだ。
西武の5年目右腕、野上が危なげない投球で八回途中1失点の好投。
「全ての球種が良かったと思う」。
連敗を止めてチームを再び首位に押し上げた25歳は、涼しい顔で2勝目を振り返った。
走者を背負う場面でも終始落ち着いていた。
三回1死一塁では2番角中に対し、落差のあるチェンジアップで投ゴロ併殺打に。
女房役の炭谷も「今年は考えながら投げている」と右腕の成長を肌で感じたという。
完投目前の八回1死から根元に安打を浴び、続く角中に四球を与えたところで降板を告げられた。
102球という球数からも「本来は完投してほしかった」と杉本投手コーチ。
渡辺監督も「チームの信頼を得るためには、もう一つギアを上げないと」とさらなる奮起を求めた。
21歳の菊池、25歳の十亀と同年代で構成する先発陣には「刺激になる」と野上は言う。
打線も浅村、金子の若手野手陣が複数安打を放った。
切磋琢磨(せっさたくま)を続ける“若獅子”たちが、好調のチームを牽引(けんいん)している。
(浅野英介)
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