社民党は25日の党大会で、党名変更以来、初となる役員選挙を行い、現職の重野安正幹事長(70)の続投を決めた。1月の党首選から続く党内対立が響いており、5選を決めたばかりの福島瑞穂党首(56)には厳しい船出となった。
選挙には重野氏と服部良一衆院議員(62)が立候補。全国の代議員が投票し、重野氏が173票、服部氏が57票だった。また、又市征治副党首(67)、照屋寛徳国対委員長(66)、阿部知子政審会長(63)の続投も承認された。
福島氏は党大会後の記者会見で「党が一丸となってやっていくことが確認された」と結束を強調した。だが、福島氏に批判的な議員は「選挙に負け続けているのに責任を取らない」などと反発を強めている。福島氏は重野幹事長の続投で調整。服部氏の副党首起用で妥協を図ろうとしたが、服部氏が「今の体制に危機感を持つ」と反発し、1996年の党名変更後、初の党役員選となった。
関連ニュース
・「「1番鳥谷」、和田阪神が攻撃型オーダー」:イザ!
・首相動静―2月25日
・「目指すは「セコイぜ!!野球」 DeNAの中畑監督」:イザ!
・クレジットカード 現金化