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中国で塩買い占め 「放射性物質に効く」根拠薄いうわさ

2011-03-18 01:23:15 | 日記

 【上海=奥寺淳】福島第一原発事故を受け、中国のスーパーでは17日、塩が買い占められた。ヨウ素入り塩が放射性物質の沈着を防ぐ効果があるという、科学的にみて根拠薄弱な説に期待した人々が塩売り場に殺到する一方、海水から作る塩は汚染されている、とのデマも広がった。
 上海市中心部の大型スーパーでは、塩は朝の開店時直後に売り切れ、正午に追加した7千袋も300人以上が行列を作り、1時間でなくなった。列に並んだ女性は「放射性物質が体内に取り込まれにくい、と昨日のテレビで言っていた」。衛生当局は「うわさに惑わされないように」と火消しに追われている。
 一方、「日本の被災地には雪が降り、放射性物質が海に落ちた。海水は中国にもつながっているので、海水から作る塩が心配になった」と、別の過剰反応をみせる男性も。売り場では、やはりヨウ素が含まれるものの、放射性物質の沈着を防ぐ安定ヨウ素剤の代わりを果たすとは現実的に言えない海藻類も売り切れ。塩がないため味付け用のしょうゆまで品不足になった。
 これに対し、浙江省などの衛生当局は「塩に含まれる程度のヨウ素では効果は限られており、他の放射性物質には効果がない」と注意喚起。ニュース速報でも「やみくもに塩を大量摂取したら体に毒だ」と報じている。


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