2011年に米グラミー賞最優秀新人賞を獲得したエスペランサ=写真=が、新作「ラジオ・ミュージック・ソサイエティ」(ユニバーサル)を出した。
クラシックとジャズを融合させ、内省的なムードの前作「チェンバー・ミュージック・ソサイエティ」と対照的に、躍動感に満ちた作品。もともと、両者を2枚組みで出したかったという。
音楽の専門教育を受けているだけあって、メロディアスな楽曲でも、構成や展開は複雑。曲の持つストーリーを表現しようとすると、どうしても曲が長くなってしまうという。「一般的に言われるポップ・ミュージックを作る気はない。自分たちのやっていることを薄めることなく、ラジオでかかるようにするには、どうすればいいのか。芸術的な挑戦だった」
美声が映える「ラジオ・ソング」では、一瞬にして人をとりこにする音楽の魔法について語り、「エンデンジャード・スピーシーズ」では軽快なビートに乗せて環境問題を訴える。シングル曲「ブラック・ゴールド」は、「あなたが内に秘めているその力は、あなたの血に流れているもの」とアフリカ系アメリカ人の伝統について歌っている。歌詞の面でも、力強いメッセージに満ちている。
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(2012年4月19日
読売新聞)
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