MUSIC&SHIPS

音楽と船の日記

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

2019年11月15日 | 日記
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー




この本は日本中の小中学校教員に読んでほしい本です。
ブレイディみかこさんの本は『子どもたちの階級闘争----ブロークン・ブリテンの無料託児所から』
読んでからファンになりました、
きっかけは前に勤めていた会社の組合新聞にコラム書かれていて記事を読んで興味を持ちました。
この本については多くのメディアで書かれているのですが、下記の内容です。

優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜのイカした「元・底辺中学校」だった。ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり……。何が正しいのか。正しければ何でもいいのか。生きていくうえで本当に大切なことは何か。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子と パンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。

第5章の「誰かの靴をはいてみること」の内容は今の時代において全世界が思考しながら
学ばなければいけないことで、
自分の時には考えてもいなかったことを彼は考えていることに感銘しました。
そして日本人とアイルランド人の間で生まれてイングランドで暮らす
彼のアイデンティティは一つではなく、揺れて、混迷するのですが、
このことは大変難しい事でもあると思います、
自分の親戚にもこのことがあり、日本人夫婦に生まれたが、生まれたのはアメリカで
日本に帰ることなく、暮らしてして彼女はアメリカン人としての認識で
日本語学校に行くこともなく、アメリカ人と結婚して、日本に帰ることはない、
つまり人間としては育った国が根幹ではないかと思いました。
本の中で音楽に関する記述があるのですが、
さすがにUKパンクについて詳しい筆者の一部が垣間見れました。
彼女の影響もあるのかクイーンが好きと書いてあるので、
やはり親の影響はどこの国でも一緒だなと思いました。
これからの彼の成長が楽しみでもあり、続編が待たれます。

第2回 八重洲本大賞
第73回毎日出版文化賞 <特別賞>
Yahoo!ニュース 本屋大賞2019 ノンフィクション本大賞受賞
第7回ブクログ大賞「エッセイ・ノンフィクション 」部門大賞



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