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デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える

2023年09月11日 | 読書

本誌は前回読んだ、「ショック・ドクトリ」の前に書かれており、

内容は現在、政府が進めている「日本デジタル化計画」の全貌を解説されています。

行政、金融、教育。日本の心臓部である公共システムのデジタル化が

どのような過程で進められているかを知るうえで、大変考えさせられる、内容でした。

アメリカのGAFAと中国のBATHから狙われる日本のデジタル化において

注意点はSNSを気楽に利用しない事だと思います。

私はフェイスブックを利用していますが、投稿はしません、チェックするぐらいです。

その他は一切利用していません、しなくても別に困りません。

本誌にも書かれているように自分のデータを根こそぎ取られます。

インターネット空間は決して安全ではありません。

デジタル庁の方針についても疑問だらけです、

システムを肥大することにより、安全性とシステム不安は拡大するばかりです。

その典型的な例として、みずほ銀行の失敗があります、トップがシステムを理解していなく、

システム構築における定義があいまいで、メーカー任せにしていると破綻します。

ブロックチェーンも完全ではありません。

特にスマートホンに全てのアプリを入れるリスクを考えれば、分かります。

盗まれたらどうなるのか不安になりませんか?

危機管理は会社だけの問題ではありません、個人でも危機管理は必要です。

そして教育においての政府は「GIGAスクール構想」進めていますが、

情報機器はあくまでも補助教材であります。

コロナ渦でオンライン授業を始まりましたが、

このことを起点に民間はオンライン学習コンテンツを売り込んでいますが、

オンライン授業はあくまでも危機回避のためであり、

本来の教育は学校で行うことが前提であり、学校教育をオンラインで行なう事はできません。

他人の靴を履くことはオンラインではできません。

これから進んでいくデジタル化において注意深く用心する必要があります。

 

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