12坪の猫のくに

12坪で暮らす3匹の激動なる日常を(?)それとなく完全密着型で(できるか?!)書いていきます。たまに飼い主日常アリです 

命日です

2009年12月01日 08時00分15秒 | 生活スタイル
本日は、長文駄文ですので、お時間のある方はごらんください

今日は、ボクちんこと、本名 おれっちの命日です。

おれっちは、ままっちが大病をわずらって3ヶ月近く入院している時に、
某庭にて、野良猫さん3兄弟として生まれました。

兄弟の中でも、一番、トロくてどん臭くて、
いつもいつも兄弟に、たたかれて邪魔にされていた子です。

ままっちが退院できてから、その子に会いに行って、
あまりにも、いじめられているのを見かねて、家に連れてきました。

そして、まずは、健康診断を兼ねて検査のために動物病院へ連れて行きました。

すると、先生から、
「この子の心臓には、穴がいっぱい開いていて、
いつ発作を起こしてもおかしくない状態です。」
と言われました。

そんなだから、他の兄弟に比べて動きなどの点で遅れをとっていたのでしょう。

それからは、とにかく、ハーハーさせないように
あまりおもちゃで遊ばせることもなく、
ゆったりと過ごしてもらうことに、ままっちは専念しました。

だから、一緒に暮らしていた他のネコさんは、おもちゃが出てこなくて
少し不満だったかもしれません。

それでも、何度か、チアノーゼが出てしまい、深夜に病院のお世話になったこともあります。

動物病院でも、臓器に関して得意不得意分野というのがあります。

ままっちが通っていた先生が、
心臓を得意とする先生がいるので、一度、そちらで詳しく検査をしてみたら?。」
と勧めてくださったのでそうすることにしました。

ニンゲンの赤ちゃん用の超音波で心臓を診てくれたようです。

そこの先生は、
「確かに、穴は開いてますけど、普段の生活に気をつけて暮らせば、
大丈夫、まだまだ生きられます。」そう言っていただきました。

その言葉を胸に、ままっちは、その子と13年間暮らしたわけです。

しかし、去年の今日、ボクちんは、旅立ってしまいました。

去年の11月30日の夜も、ボクちんは元気で、普通にご飯を食べて、
チッコして、
夜、寝る時は、ぱぱっちの体をいつものように踏んづけて、そして怒られて…

そんな風なごくごく普通の1日でした。

12月1日、ボクちんは、朝、目が覚めて、トイレに行ったようです。

トイレで、ウンPがしたかったようで踏ん張りましたが、
2粒しかでていませんでした。

ボクちんは、もともと、便秘症なんです。

そこでいきんでしまったのでしょう…

そして、5歩くらい歩いたら、なんだか、体がふわ~っとして倒れてしまったようです。

ままっちが、目を覚ましたのは、その直後だと思います。
まだ、体温も温かかったですし、硬直も始まってませんでした。

「ボクちん!ボクちん!。」と大きな声で叫びました。

ぱぱっちに向かって、「ボクちんが息してないよ。」と叫ぶと
ぱぱっちは、「え?!ウソ!。」と言って、飛び起きてきました。

でも、ボクちんは息を吹き返しません。

チッコももらしてなかったし、苦しんだ表情もしていないのです。
まるで、ただ寝ているだけのようにも見えました。

しかし、現実は…

ままっち達は、ボクちんに何もしてあげることができないままで、
そのまま、旅立ってしまいました

ボクちんが旅立ってしばらくしたら、ままっちの夢に出てきました。

それはそれは、太陽がサンサンと輝いてる黄色い空
緑色のネコ草が床一面茂っている場所で、空気も澄んでいるところです。

そして、その真ん中に木の切り株があって、
そのうえに、ちょこんとボクちんが座っているのです。

「ボク、ここに着いたよ。」と、ままっちにお知らせしてくれたんでしょう。

うんうん、わかった…
そこにいるのなら安心だね。

周りをよく見渡してごらん。

ボクちんが一緒に暮らしていたネコさんが、そばにいると思うから…
その子に挨拶して、また仲良くしてもらいなね…

ままっちは、夢の中だとわかっていても、
ボクちんからのお知らせだと思っていたので、
そのようなことを伝えました。

ままっちは、この景色を見るのは2度目です。
きっと、ここが皆さんの言うところの「虹の橋」なんだろうなぁ~と思ってます。

とてものどかで素敵なところです。

ボクちんは、そこで静かに暮らしてる…
ままっちを見ながら、感じながら、きっと待っていてくれているんでしょう。

世話のかかる子ほど愛着のあるものです。

ボクちんは、立ちションもするし、
足の裏まで毛がボーボーで、スリップして床をすべっていくし、

もともとだけど、トロいし
病気がちで、ネコの癖に花粉症だったし…
思い出したらキリがないものです。

もっとおもちゃで遊ばせてあげれば良かった…

おもちゃの入っている引き出しを開けると、
それだけで、寝床から起きてきて、
ままっちの足元にいたっけね

ボクちん、大好きだったよ、うう~ん、今でも大好きだよ

ままっちは、ボクちんが、ただ旅立ったのではなくて、
ままっちの大病を持っていってくれたのだと思っています。

ままっちの病気は、ボクちんが生まれた時に診断されたもの。
そして、今の医学では完治しない病気であること。
それを抱えながら暮らしています。

でも、ボクちんが、この家から旅立ってから、
ままっちは、一度もこの病気が再燃しておらず、
もちろん、1年のうちに、何度も繰り返していた入院もしていません

ボクちん、どうもありがとう
ままっちに最大の贈り物をしてくれたんだと思っています。

ボクちん、そこの居心地はどうですか?
また、たまには、夢に出てきてください。


お付き合いありがとうございます。
ランキング参加しております
よろしかったら、クリックお願いします

モバペ|ペット人気ブログランキング
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする