douce vie

現代アートを中心に、色々と考えた事とかを日々綴っています。主に関西の展覧会の感想なども書いております。

アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌

2007-06-29 | 美術
彼はいったい何者だ?

フランスの写真家、アンリ・カルティエ=ブレッソンの展覧会。
世界各国を旅して、撮り続けられた写真は、
歴史的な記録としての価値もあるのだろうけれども、
カルティエ=ブレッソンの表現として鮮烈な印象を与える。

「決定的瞬間」とはこういうことなんだな。
本当に偶然? と眼を疑いたくなるような、
まさに奇跡的な一瞬一瞬が映し出されている。
写真の一枚一枚にストーリーがあり、リズムがある。

この人は一体、どんな眼を持っていたのか。
流れていく日常をこんな風に見逃さずに切り取るなんて。
そして、どんな存在だったんだろうか。
こんなに被写体である人々が自然に振る舞っているなんて。

白黒の写真なのに、その中で色鮮やかに、確かに
人間が生きていたんだなあ、なんて思わされてしまう。

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