廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

カープBOM2004年5月(6)

2022-02-02 22:22:22 | Weblog
プレーオフの副産物
at 2004 05/15 00:31 編集


 昨日、図書館でスポーツ新聞を読んでいて片隅の小さな記事が目に付いた。 何でもブルーウェーブのホームゲームで雨天中止が多く、今年はプレーオフ開催の影響で9月以内に全日程を強制終了しなくてはならず、このまま雨天中止が増えれば9月にダブルヘッダーをしなければならないかも知れないそうだ。 ブルーウェーブ球団職員の方いわく、ダブルヘッダー開催の日は朝早くから深夜まで拘束されて大変なのだそうだ。 でも私個人的にはこの機会にダブルヘッダーが復活して欲しいと思っているのですが。 野球界は”前例主義”的な傾向があるし...


 前にも書いた事がありますが本来、野球に雨天中止は付き物のはず。 今回はシーズンの終わりに試合をまとめて消化する訳ですが、私の考えでは気候の良い5月の週末にダブルヘッダーを組めば良いと思っています。 例えば土曜と日曜にデーゲームを組み、それぞれ夜に”予備日”として試合を組んでおき、仮に同じカードで流れている試合があればそこに組みこみ、流れていなければそのままデーゲームだけ行うと言うものです。 何で春に流れた試合が秋の日程に組み込まれるのか。 その時期が消化試合にでもなっていれば客も入らないし経済的損失も大きいと思います。 また、ドーム球場が多い現状を利用して梅雨時にドーム球場での試合を多く組むのも一手だと思います。


 それにしても... 一昔前はダブルヘッダーなんて普通だったのだが、何でここまで嫌がる様になったのか。 間隔が開き過ぎる中6日ローテーションの”普及”もそうだが、人は楽な方に流れて行くのだろうか...


節分とキャンプイン

 今日は節分でした、我が家ではスーパーで買って来た恵方巻を食べ、私はそれに加えて総菜のイワシフライも食べました。 暦の関係で120年以上ぶりの2月2日の節分、今年はコロナウイルス感......


英雄、最後の戦い
at 2004 05/17 09:29 編集


 流刑先を脱出したナポレオン・ボナパルトはフランスに戻って皇帝の座に復帰、反発したイギリスなどの周辺諸国との対立が再び始まった。 そして1815年6月18日、フランス軍とイギリスなど連合軍との間で歴史に名高い『ワーテルローの戦い』が行われた。 しかし、天才的な戦略と自ら軍の先頭に立って兵士達を鼓舞した勇敢さと優れた指揮能力でヨーロッパを席巻した“勇将” ナポレオンの姿はそこにはもういなかった... かつての戦略の冴えは失われ、そして自ら先頭に立って軍を引っ張ろうにもその身体は言うことを聞かず、実際の指揮は部下に任せ切りになってしまった。 フランス軍は戦力で勝っていたにも関わらず敗れ、再び捕らえられたナポレオンは流刑先の孤島で波瀾の生涯を閉じた...


 アテネオリンピックまであと三ヶ月... 今でも様々な競技でオリンピック出場が決まっている中、既にオリンピック出場を決めている野球なのだが、病床にあって現在リハビリテーションに励んでいる長嶋日本代表チーム監督の動向が気になるところだな。 最近になって情報量はさすがに減っているが時折リハビリに励んでいる様子が伝わっている。 新聞情報で知る程度しか分からないが意識もしっかりしているみたいだし、身体もある程度まで自由になるところまで来ているのだと思うのだが、気がかりなのは残り三ヶ月となった時間と、そして何より真夏のデーゲーム5試合が組まれているオリンピックでの厳しい試合日程だ...


 先程、テレビの『あるある大辞典』を見ていたが、この手のテレビ番組で癌の予防に効くとか、血液の流れが良くなるとか言われたもの(主に食物)はたちまち売上が良くなると聞きました。 誰だって死ぬのは怖いのだ。 どんな頑健な人間でさえ病気を恐れるのに、脳梗塞から生還したばかりの人間が大汗をかいていれば血液が濃くなって詰まる事を恐れるのは当然の事です。 だからこそ気になるのは長嶋監督はオリンピックでは炎天下で連日デーゲームをこなさなくてはならない事をご存知なのかと言う事です。 アマチュア球界のお偉いさんが言われる通り、デーゲームになる一次リーグは全てコーチ陣に任せて休むつもりなのか、それとも命の危険も顧みず陣頭に立って指揮を取るおつもりなのか... もしかしたらリハビリの妨げにならない様、大会日程のことは伏せられているのかも知れない。


 今回のオリンピックは野球界にとって画期的で歴史に残る出来事になるだろう。 もしこれから野球が本格的に国際化する事になれば、今回の大会は単に日本だけでなく外国にも長く記憶されて行くのかも知れない。 それだけに長嶋監督には体調面で難しいのならオリンピックの代表監督は諦めるか、出るなら出るで最初から最後まで日本代表監督としての威厳を見せ続けると覚悟を決めるか、自らの意思で決断して頂かなくてはいけないでしょう。 大会中に倒れられるのはもちろんだが、暑いからと言って一次リーグの試合は全て休むのも、暑さに参ってしまいベンチで水をがぶ飲みして辛そうにしている姿を見せたりしてしまった場合、日本はともかく外国の人はどんな目でみるのだろうか... 来年には史上初めて野球のワールドカップが行われる予定になっている。 日本が初めて全員プロによる今大会の歴史的意義は大きい。 それだけに下手をすれば今大会での悪い印象は世界で100年語り継がれるかも知れないのだ...


 前に週刊誌だったか何かで書かれていたが、オリンピック代表チームがプロ選手主体となり、出資する意味を失ったアマチュア野球関係のスポンサーは手を引いたので、日本代表チーム運営の経費は他のスポンサーを募らなければならなくなり、その為に今でも絶大な人気のある長嶋氏を担ぎ続けなくてはならないとあった。 しかし、それならそれで実際の指揮は別の人物を監督として任せ、長嶋氏は総監督と言うもう少し楽な立場に退き、野球日本代表チームとの関わりは続けてオリンピックにも行けば良いともその記事には書かれていた。 日本代表チームの正式メンバーが決まるのは6月25日になっているそうだが、監督問題にも何らかの決着が必要だと思います。 今も病気と戦い続けている人に言うのも申し訳無いが、国を代表する立場にはそれなりの責任が伴うし、そしてまた後世の評価を考える事も“英雄”には必要なのではないでしょうか...


 私の父は長嶋監督と同い年らしい...と言うのも若い時から、そして今でもその事を誇りにし、何か事ある毎にその事を人に話している。 長嶋さんは多くの“日本人”にとってヒーローなのだ。 私は長嶋さんのファンでは無いし『V9時代』も知らないが、長嶋さんには最後までヒーローのイメージのままであって欲しいものだ。 日本プロ野球の誇る大切な“歴史”なのだから...

 
コメント
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