廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

世代交代の失敗

2022-02-03 22:22:22 | Weblog
 好評放送中の深夜アニメ『平家物語』(フジテレビ・BSフジ)とNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ともにいずれ取り上げられるであろう歴史上の出来事が”富士川の戦い”です。 源頼朝が妻の実家である北条氏ら流刑先の伊豆の武士団に担がれ挙兵し、一度は敗れ房総半島まで敗走するも挙兵の一報を聴き付けた関東の武士達が相次いで頼朝の元に集まり巨大勢力となって、それを知った中央の政権を握る平清盛は孫の平維盛を総大将とする(清盛の名代、そして実質的な彼の後継者として)大軍を頼朝と関東の武士達の討伐に派遣するが、兵士の士気が低い上に維盛も補佐する部下達も実戦の経験が乏しく兵士達を統制し切れず、事実か嘘かはともかく水鳥の飛び立つ音を夜襲と勘違いして大混乱に陥り戦わずして敗走したと。 維盛は後に北陸への木曾義仲の討伐戦でも総大将として派遣されるものの軍勢を纏め切れず牛の角に松明を付けて突撃させた義仲の奇策に翻弄されて敗走し、2つの叙事詩的な惨敗で勢いを失った平家は京都から撤退し政権は崩壊し滅亡へと向かって行くのですが...

 時代は進んで戦国時代の広島ゆかりの人物と出来事として毛利輝元と関ヶ原の戦いがあります。 一代で中国地方の覇者となった祖父・毛利元就の後継者として毛利家の当主となった輝元ですが補佐する筈の経験豊富な叔父・吉川元春と小早川隆景は秀吉政権の時代に相次いでこの世を去り、毛利の家中が一気に代替わりして全体的に経験不足のまま”天下分け目の戦い”に突入し戦国武将としての実力も経験も不足していた輝元は家中の意見を纏め切れず豊臣家を守ろうとする石田三成に付こうとする安国寺恵瓊らに乗せられて西軍の総大将に担がれるが、家康に付こうとする吉川広家らに巧妙に抑えられ輝元本人も優柔不断で現地に参戦出来ず西軍は敗れ、島津家の様にまだ政権基盤が不安定な家康の足元を見て軍事力で脅す駆け引きも出来ず領地の大半を失う訳ですが、輝元の武将デビューは平維盛よりはマシにしても経験不足な若手だらけの毛利家中で武田信玄や織田信長らと長年、渡り合って来た徳川家康および家臣団と分かり合うには役不足でした。 父親や叔父の誰かがまだ生きていれば...

 時代の違う平家と毛利家の共通点として清盛や元就の本来、後を継ぐべき実戦や政治経験の豊富な長男が早世して実力も準備も足りない孫の世代がいきなり重要な場面に直面させられた事かと。 昔なので寿命も今よりは短いのでこう言う事は両家だけでは無いと思いますが、何時の時代も世代交代は重要で上手く行かないと滅亡や衰退に繋がる事も。 毛利隆元や平重盛は病死で天命だったかも知れませんが、わざわざ世代交代をおかしくしようとしてる歴史に学べない”愚者”も未だに居るので...


週末は”中国山地ダービー”

 今日はドラゴンフライズの試合が無い水曜日でした。 水曜日に1試合、週末に2試合こなす週と週末だけの週があるみたいですね。 そのドラゴンフライズは今週末、B2時代からのライバルであ......

 2019年の河井夫妻(元法務大臣・参議院議員)による大規模な選挙違反事件で東京地検は被買収者の地方議員たちに対して起訴しないと言う判断をしました。 これは別に無罪と言っているのでは無く政治的な混乱を避ける為にそうした筈なのですが”市民団体”を自称する連中による執拗な再審査を求める運動の末に遂に再審査となりました。 これはその運動を執拗に扇動する中国新聞の動きも後押ししていると思われ。 しかし有罪なら公民権停止により辞めさせられる、今回の事件で名前が挙がっている地方政治家達の中には今後の広島を背負って立つ40代後半から50代初めで議員としての経験も豊富な世代が多く居ますし、彼らが一度に纏めて居なくなってしまうと広島の県政・市政への悪影響は必至なのですが、中国新聞はネット上で自分達が報道しない行政情報を勝手に(と一方的に思い込んでいる)SNSやブログでネット上に発信する事を嫌がり、この事件を機会に広島の政界から追放してやろうとしているのでは? これだけ書くと妄想とか陰謀論になりますが去年、自民党の総裁選で広島選出の総理大臣が数十年ぶりに誕生するかも知れないと言う時ですら淡々としていたのに今回の河井事件への異常な傾倒ぶりを見ていると。 しかし新聞社側の都合など市民・県民は知った事ではありませんし、歴史に学べない”愚者”の書いた記事など金を払って読む価値があるのかと言いたくなりますが。

 ...以上です。
コメント
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