★ラ=ファイエット

 

 　フランスの軍人・政治家。アメリカ独立戦争に参加。帰国後、三部会には貴族院議員として選出され、ミラボーらとともに革命を指導、自由主義貴族の中心となって人権宣言の起草に加わり、パリ国民軍司令官となった。

フイヤン党を創立し《「フイヤン党」の名前にも自らの「フ」「イ」「と」がある。》、立憲君主制を主張して国王と議会の仲介をはかったが、王権が停止された8月10日事件の後は逮捕を恐れてオーストリアに亡命。ナポレオン政府・王政復古には反対の態度をとり、七月革命には再び国民軍司令官となった。オルレアン家のルイ=フィリップの即位を助けた。

 ラ=ファイエット　ラ=ファイエットはアメリカ独立戦争に参加し、フランス革命では国民軍の司令官となり、さらに七月革命においても国民軍司令官を務めた。名前の中に〈ファイト〉があるだけによほど戦いが好きなのだろう。

       Marquis de La Fayette 1757~1834