スイッチヒッターは、幼いころから教えておけば、両打ちのプロ野球選手も増えるのだろうが、親が左利きを幼いころに矯正してしまうので、埋もれるケースが多いと考える。
バッティングにおいて、左打ちはやはり有利である。プロ野球においてもリーグの打撃ベスト10のうち7割くらいが左打者であろう。
左打者の利点は、ご存知の通り一塁までの距離が、右打者より一歩半ほど近く、内野安打を稼ぐことができる。それともう1つ。投手は総じて右投げが多く、入ってくるボールは打ち易い。逆に逃げていくボールは打ちづらいのだ。
私が指導するKBクラブでは、入部時にすべての右打ちの子供に左でも振らせている。振りのよい子供には、家庭でも素振りを左右同じ数だけ振るように指示している。家庭で1カ月くらい素振りをさせ、左右同じくらいまたは左打ちを余分にバッティング練習させる。
左右で打たせるということは、打撃練習に倍の時間がかかるし、バッティング投手の数も必要で、指導者はともかく根気が必要となる。家庭での素振りを1、2カ月続けてできる子供は、継続してスイッチヒッターに挑戦できるが、家庭で素振りをしない子供は振りが鈍く脱落してしまう。
本来の右利きと比べると、はじめはどこかに違和感がありぎこちなさもあるが、それを矯正しながら根気よく続けることが大事だ。
子供本人にしてみれば、左右打てるのだから楽しいが、何度も書いたように指導者は根気がいる。私も時には投げ出したくもなることもあった。KBクラブにおいて、1学年20人の子供をスイッチヒッターに挑戦させ、完成した例は20人中4人だった。指導者、本人がもっと努力すれば、全体の3割くらいの子供がスイッチヒッターになることができるのではないかと考えている。
4人のスイッチヒッターを完成させた私は、満足感に浸っていた。しかし、その子供たちが高校に進学していずれも進学先で左打ちに専念してしまった。右打ちは、元来右利きなのでパワーもあり、左投手の入ってくるボールは打ち易いはず。できることなら高校でもスイッチヒッターを継続してほしかった。すべての高校がスイッチヒッターを認めないわけではないが、練習時間の問題で左右どちらかに専念させるケースが多いらしい。私はそのことは残念に思う。
私は中学生を指導しているが、小学5、6年生及び中学1年生くらいのときに(力=パワーのない小学4年生以下では判断できないので、あくまでも高学年くらいになるまでは、見極めをしないでほしい)右打ちの子供は左でも振らせ、振りがよければスイッチヒッターにどんどん挑戦させてもらいたい。
バッティングにおいて、左打ちはやはり有利である。プロ野球においてもリーグの打撃ベスト10のうち7割くらいが左打者であろう。
左打者の利点は、ご存知の通り一塁までの距離が、右打者より一歩半ほど近く、内野安打を稼ぐことができる。それともう1つ。投手は総じて右投げが多く、入ってくるボールは打ち易い。逆に逃げていくボールは打ちづらいのだ。
私が指導するKBクラブでは、入部時にすべての右打ちの子供に左でも振らせている。振りのよい子供には、家庭でも素振りを左右同じ数だけ振るように指示している。家庭で1カ月くらい素振りをさせ、左右同じくらいまたは左打ちを余分にバッティング練習させる。
左右で打たせるということは、打撃練習に倍の時間がかかるし、バッティング投手の数も必要で、指導者はともかく根気が必要となる。家庭での素振りを1、2カ月続けてできる子供は、継続してスイッチヒッターに挑戦できるが、家庭で素振りをしない子供は振りが鈍く脱落してしまう。
本来の右利きと比べると、はじめはどこかに違和感がありぎこちなさもあるが、それを矯正しながら根気よく続けることが大事だ。
子供本人にしてみれば、左右打てるのだから楽しいが、何度も書いたように指導者は根気がいる。私も時には投げ出したくもなることもあった。KBクラブにおいて、1学年20人の子供をスイッチヒッターに挑戦させ、完成した例は20人中4人だった。指導者、本人がもっと努力すれば、全体の3割くらいの子供がスイッチヒッターになることができるのではないかと考えている。
4人のスイッチヒッターを完成させた私は、満足感に浸っていた。しかし、その子供たちが高校に進学していずれも進学先で左打ちに専念してしまった。右打ちは、元来右利きなのでパワーもあり、左投手の入ってくるボールは打ち易いはず。できることなら高校でもスイッチヒッターを継続してほしかった。すべての高校がスイッチヒッターを認めないわけではないが、練習時間の問題で左右どちらかに専念させるケースが多いらしい。私はそのことは残念に思う。
私は中学生を指導しているが、小学5、6年生及び中学1年生くらいのときに(力=パワーのない小学4年生以下では判断できないので、あくまでも高学年くらいになるまでは、見極めをしないでほしい)右打ちの子供は左でも振らせ、振りがよければスイッチヒッターにどんどん挑戦させてもらいたい。