鎌田実の野球教室

元トラ戦士が分かりやすく指導!

ランダンプレー(4)

2009-07-09 11:44:09 | 少年野球
 投手のけん制時は、野手の少ない方に行く
 例を挙げると以下のようになる。

 イ.一塁けん制      一、二塁間  一塁に

 ロ.二塁けん制      二、三塁間  三塁に

 ハ.一、三塁で三塁けん制 三本間    ホームに

 ニ.走者二塁で投ゴロ   二、三塁で挟む 投手は捕球後、三塁寄りから二塁方向に走者を追う

 ランダンプレーのルール

 イ.同じ塁に2人の走者が重なったときは、前の走者(本塁に近い方)が生きる。後ろの走者は塁に触れていてもタッチされればアウト。

 ロ.走者が野手にタッチされるとき、避けられる範囲は約90センチである。

 ハ.ボールを持っていない野手は、塁間で走者に触れると走塁妨害である。


 走者の心構え(走者2人以上のとき)

 イ.走者はタッチされそうになったときは、内側か外側にスライディングせよ。タッチする野手がタッチしにくくなり、次の送球に移るのも遅くなる。

 ロ.三本間で挟まれたときは、できるだけホームよりで殺されること。


 今回と前回の取り決めをしっかり守れば、ランダンプレーで大きな失敗はないと思います。

ランダンプレー(3)

2009-07-01 19:44:37 | 少年野球
 KBA(鎌田ベースボールアカデミー)ではそういう教え方をしている。KBAの部員は現在中学1年生のみだが、中学生並みのランダンプレーはできると思っている。3年生になれば高校生並みのランダンプレーができるようになると思う。

 ランダンプレーの決め事は、次に挙げるようなものがあるが、中学生でも5つくらいのことは野手全員が把握していないと、せっかく挟んだ走者を生かしてしまう。

1.ホームより遠い方に追い込む

・走者一、三塁のとき、一、二塁間に挟んだときは、二塁方向に追う。二塁から一塁方向に追うと三塁走者が見にくいからだ。一塁から二塁方向に追うと、三塁走者を見ながら動けるからである。

・左利きの一塁手の場合は、二塁から一塁に追わせる。それもラインの内側がよい。
 上記の・印の2点共に基本的にはこうするということであり、必ずしもこうしなさいということではない。

2.捕球後は素手でボールを握り、走者を追いかける。

3.投げた方に行く
 ボールを持っていない人は塁間に入らないこと。
 ボールを持っていない野手が塁間で走者に触れると走塁妨害になる。

4.送球は緩く、胸の高さに投げること

5.走者が離れている位置で投げるマネをしてもよいが、近づいてはしない。
捕球する人が戸惑う。

6.追いかけてタッチすることが大事。塁間のキャッチボールを少なくする。

7.走者1人のときはゆっくり殺してもよいが、2人以上のときは早く殺す。

8.タッチする人も送球する人も基本的にはベースラインの内側でプレーをすること。走者と交差しない位置が大事であり、次の送球にも移りやすいからだ。ただし、野手が外側を追いかけてきた場合は、外側で待つこと。

9.ランダンプレーは七、八分走、全力で走ると投げるときに悪送球になりやすい。ただし、タッチをするときは全力で追いかける。

10.タッチする野手は、約50センチから70センチ、塁の前で構えて待つ。投げる人が、投げるタイミングが遅れたとき、50から70センチ右足を塁の方に引いてタッチする。

11.ボールを持った腕を上げて走れ!(ただし、これは高校生以上の人)
・小、中学生は投げる前に腕を上げてもよい。
・コントロールしにくい人は軽くジャンプして投げると投げやすい。