鎌田実の野球教室

元トラ戦士が分かりやすく指導!

神戸大海事科学部硬式野球部へ

2015-01-24 11:41:45 | 私の野球人生

私が今教えている神戸大学海事科学部硬式野球部は部員数が毎年少なく、現在10人で春の大会(4月)は新人が間に合わずこの人数でやらなければ仕方がない。

最近は何とか1大会1勝はできるようになって(東大よりはよい)楽しみも増えてきたと思っていた矢先、また心配事が増えてきた。秋の大会は9月だが、最上級生の4年生7人が就職活動に入るため、4月には新入部生が少なくとも6人入ってこないと9人に届かなくなる。

野球は小学校以来とか、中学校以来という皆さんでも十分に野球が楽しめるチームです。その人たちも3年間やりますと目を見張るような成長を見せている。

神戸大学海事科学部に入学されるみなさんは、ぜひ挑戦してみてください。


タイガース・鳥谷

2015-01-23 22:39:26 | 野球時事

今日のスポーツ紙に阪神・鳥谷の自主トレの様子が載っていた。


鳥谷は、タイガースに残ってよかったね。本人のため、タイガースのためそしてファンのためにも…。

私は、彼はメジャーに行っても成功はしないと思っていた。なぜかは、走攻守全てにおいて一般的なプレーヤーだからだ。特別にこれといって目を見張らせるようなプレーの特徴、ファンにアピールする個性がないからである。

例えば、初代ミスタータイガースの藤村冨美男さんのような物干し竿といわれた長尺バットでホームランを打った豪快な打撃フォーム。ショート吉田義男さんのような全身これバネのごとくの動きと捕るが早いか投げるが早いかのクイックスロー。村山実さんのザトペック投法といわれた豪快な投球フォーム。そのフォームに圧倒され、腰を引く打者もいたものだ。野球ファンは彼らのプレーを見に甲子園に足を運んだもの。

鳥谷はそういうファンを魅了するようなプレーヤーではない。3割を打ったといえども今の3割打者は昭和30年代でいえば2割6、7分打者と同

レベルだろう。それは野球の環境の変化である。(これは後日、書く)。


しかし、3割3から5分も打てる打者は3割の価値があるものだ。



プロ野球はスター不在

2015-01-23 22:36:12 | 野球時事

今年の年賀状の添え書きには、「プロ野球はスター不在」「タイガースは生え抜き不在」これが見たいというものもなく、子供たちに夢を与えるものがないと書いて出した。


今の人たちにはそう見えないのかもしれないが、オールドファンはそう見る。


プロ野球も今年で80周年になる。そのうち、50年くらいは私もプレーヤーとしてあるいは評論家として携わってきたことになる。
思い出に残るプレーやゲームは数多くある。今後、その中でこれぞプロという印象に残るプレーヤーを取り上げてみようと思う。

昭和の時代のプロ野球にはこれが見たい、あれが見たいがたくさんあった。


昭和32年、私がタイガース入団時、初代ミスタータイガース藤村冨美男さんは、ゲーム前のトスバッティングでもファンをわかせた。

3人1組でトスバッティングをする。2人が守り1人が打つ。打ってきた打球を守りの2人はフットワークを使い、左右に動きトスプレーをしながら相手の位置と入れ替わるトスプレーはグラブハンドのまま、前から後ろから相手にトス、または打者に投げるマネをして背中越しに相手にトス、左手で右手でどこから相手にトスをするのか分からない。

藤村さんのボール回しは実に巧妙で素早い。ファンは拍手喝采!藤村さんのマネができる人はなかなかいなかった。

私も新人ながら2、3度組ませていただいたが、10分間ついていくのに汗びっしょりだった。


謹賀新年

2015-01-06 17:36:42 | 少年野球

私も今年で76歳。古きよき野球と時代を振り返り、語り継ぐのもよいかな、と思う年齢であり、心境にもなってきた。

あらたまって文を書くということになると大変だが、気楽につぶやくくらいならできるだろうと思い、今年からはじめてみようと思う。

私は現在、阪神大学野球連盟2部西リーグに所属する神戸大学海事科学部野球部監督とKBA(カマタベースボールアカデミー)中学硬式野球の総監督の両方を同大学のグラウンドでやっている。

大学は週4日、中学は土、日、祝祭日に若いひとたちに囲まれ汗を流している。