今日のスポーツ紙に阪神・鳥谷の自主トレの様子が載っていた。
鳥谷は、タイガースに残ってよかったね。本人のため、タイガースのためそしてファンのためにも…。
私は、彼はメジャーに行っても成功はしないと思っていた。なぜかは、走攻守全てにおいて一般的なプレーヤーだからだ。特別にこれといって目を見張らせるようなプレーの特徴、ファンにアピールする個性がないからである。
例えば、初代ミスタータイガースの藤村冨美男さんのような物干し竿といわれた長尺バットでホームランを打った豪快な打撃フォーム。ショート吉田義男さんのような全身これバネのごとくの動きと捕るが早いか投げるが早いかのクイックスロー。村山実さんのザトペック投法といわれた豪快な投球フォーム。そのフォームに圧倒され、腰を引く打者もいたものだ。野球ファンは彼らのプレーを見に甲子園に足を運んだもの。
鳥谷はそういうファンを魅了するようなプレーヤーではない。3割を打ったといえども今の3割打者は昭和30年代でいえば2割6、7分打者と同
レベルだろう。それは野球の環境の変化である。(これは後日、書く)。
しかし、3割3から5分も打てる打者は3割の価値があるものだ。